俺のステータスが異常に高い
テストを終え、ギルドへ戻ると、さっきのお姉さんに冒険者証が手渡された、そこには
名前:あおい
特技:格闘術
ランク:B
とだけ書かれていた。
これは後に知った事だけれど、これを持っていれば他の街に入る時には、身分証になり入街審査に並ぶ必要が無かったのだったが、この時は知るよしもなかった......
ギルド内案内され、入った瞬間。
「俺たちのパーティーに入らないか?」
「そんなとこより私たちのパーティーに入ろうよ」
いきなり、声をかけられビックリした。 普通の高校生だったのでそういう耐性は持ち合わせていないのだ。
中には門の前にいたあの冒険者らしかった人もいたが、まだ駆け出しで冒険者の特権を知らず門番さんに笑われたそうだ。
「そうだ兄ちゃん 入って直ぐにBランクになったんだってな、兄ちゃんは何でそんなに強いんだ?」
物凄く単刀直入に聞いてきた
「実は、俺も何でこんなに強いかわからないんだ。最初にから物心ついた頃には異常にステータスが高かったんだ」
聞いたところによると、ステータスは、普通攻撃力は999、体力も999がカンスト値なのだそうだが、俺のステータスはLv25の時点で、既に攻撃力は2万を越え、体力は10万と途方もない数字だった。
アイツの仕業か......俺を手違いで殺した奴を思い出した
(体力多め所じゃねよ、そりゃ子鬼も木っ端微塵だわ......それにあの大火熊も思いっきり殴ってたら爆散するとこだったぜ)
今まで自重していたが周りの冒険者を解析して見ると、全員Lv30を突破するかしないか程度だった。
また、多少のスキル持ちはいたが、エクストラスキル持ちはかなり少なく、ほんの一握りしかいなかった。
「そういやこの街の名前って何なんだ?」
「兄ちゃんそんなことも知らなかったのか? まあいい、この街はジバエン王国の庇護下にある辺境街ルミアだ」
「辺境街ってことは王都もあるのか?」
「そりゃあるにはあるが、かなり距離もある上、途中の魔物は恐ろしく強いんだ」
「そうなのか、暫くはこの街に滞在する予定だが、その内向かいたいから この世界の地図を見せてくれないか?」
「お、おう兄ちゃんって意外と積極性なんだな、 見せてやるしそのくらいの積極さがあれば野垂れ死ぬことはないかもな ハハッ」乾いた笑いが返ってきた。
「そういや兄ちゃんの名前聞いて無かったが、何て言うんだ? あ、ちなみに俺の名はメイカスだ」
「名乗って無かったな。俺の名前はあおいだ、宜しくなメイカス」
お互い他愛ない会話したあと、市場で夕食の材料を買い、ミズカが待つ宿へと戻った。
戻るとミズカが寂しいかったと言って椅子に座ると、膝の上に乗っかってきた。
その重さは心地よくも感じた。
夕食を作り二人で食べたあと今日の出来事を話してやると、とても楽しそうにきいてくれた。
しばらくすると眠くなったのか船をこぎだしたので、
「もう、寝ようか」
「えー、もっとあおい兄と話したい」
「明日話してやるから」
「絶対だよ、約束だよ」
「大丈夫、約束するよ おやすみ」
「おやすみ あおい兄」
ミズカが眠ったことを確認するとベットを抜け出した。
少し気になったことが合ったので久しぶりに能力を使い自分のステータスを表示した
名前:あおい
種族:人間
加護:無し
Lv25
体力 100000
攻撃力 20000
素早さ 5000
身の守り 2000
特別能力
『科学者』 鑑定 解析 森羅万象 統合 調合 創造 詠唱破棄 思想加速 能力複製
『慎重者』 自動製図 自己管理
エクストラ能力 『身体強化微』『超音波』『吸血』
耐性
火炎耐性 毒耐性
誤字脱字等ありましたらコメント頂けたら幸いです