第7章
いつもと変わらない毎日を送る。
レオは優しくなった。
前も優しかったけど、もっと優しくなった。
こないだなんか、前は普通に「またな」だったのに、
「物騒だから気を付けろよ」だなんて‥。
まあ、優しいのはいいんだけど‥
レオ変わっちゃった。
今はレオの家で勉強中。
レオはうちより頭が良くて‥
「違う!ここはプラスになんだよ!」
「なんでよ―?ここがこうなるからマイナスじゃん!」
「あのなあ、こーゆー時は逆になるの。」
「逆!?そんなん聞いたことない!」
「お前が聞いてないだけだろ。」
「‥‥。」
ピンポーン
誰かな?
レオがたちあがりドアを開けた瞬間‥!
バンッ!!!!
「竜‥?」
「レオ、テメェなにしてんだよ。」
「なにって、」
「さやが大事な時になにしてんだテメェはよ!」
「俺にはもう関係ない。」
「テメェのせいでさやが‥自殺未遂したんだぞ。」
自殺未遂‥?さやさんが‥?
「じゃあ俺はどうすればよかったんだよ!!」
いつも冷静なレオが取り乱している。
「彼女より元カノ選べって?ふざけんな。帰れ。」
「○○病院の病室は217だ。お前の名前ずっとよんでんだよ。いってやれよ。」
そう言い残して、竜さんはここをあとにした。
「ごめんな、まお。」
「詳しくはわからないけど、うちは大丈夫だよ。信じてるから。
行ってきなよ、今度こそ解決して‥」
「こわいんだよ。」
「怖い?」
「もし、アイツが死んだら‥」
「大丈夫。レオなら大丈夫。」
「わかった。ほんとごめん。まお、絶対解決してくるから!」
そう行って走っていってしまった。
竜‥さんは‥誰なのかな?