03話「冬に咲いた、僕のタンポポ」
「……だから見えないんですよ、他の人には」
彼女はわずかに微笑みながらうつむいたままそうつぶやく。その声は雪のように儚く、煉瓦のタイルに吸い込まれて消えてしまった。
「いつまでこうしていられるんだ」
僕はすがるような思いを奥歯ですりつぶしながらやっと言葉を吐いた。
場所も変えた。人通りが少ない公園のベンチ。誰もいない、夜の8時。
「今日と明日です。そうしたらもう――」
「……そっか」
ため息をつく。白い息が煙草を吹かしたように一直線にできて、消える。
「じゃあ」
僕は立ち上がり、座っている彼女に手を差し伸べた。
「遊ぼう、二人で。残された時間はあまりないんだろ? ほら、早く」
彼女は一瞬驚いた表情を見せたがすぐにタンポポのような笑顔を咲かせて立ち上がった。
「行きましょう!」
「どこに行きたい?」
「んー、とりあえず夕食が食べたいです。……あ、もちろんレストランではまずいのであなたの家で」
「よっしゃ、じゃあ何か買って帰ろう!」
そっと公園を抜け出した。僕らはしっかりと手をつないでいた。七里がどこか行ってしまわないように必死だった。
こんにちは、まなつかです。
いや、寒くなりましたね。風邪を引いたりしていませんか?
手洗いうがいをしっかりしましょうね。
日々平和のホームページが微妙に更新されています。
今日は写真をうpしたのでご覧になる方は活動報告のページ、またはプロフィールのところにアドレスがありますのでそこから飛んでください。
それでは。




