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第1章

「やめろよ!」

俺は、大きな声で叫んだだけど、由宇は俺の言葉を無視して続ける


由宇と初めて出会ったのは、1時間位前。俺が彼女の華苗と喫茶店に行ったとき

だった。

喫茶店で働いていた由宇に会った時は、特に気にもとめなかった。だから、席に

座る俺達を由宇が見てる事にも気が付かなかった。昼食をとり特に何もすること

がなかったので華苗と別れて自宅であるマンションに向かった。

マンションの入口で後ろに誰かが居る事に気が付いた。

気にせず自分の部屋に行き扉を閉めようとしたその時!!

扉を誰かに押さえられ。誰かと思い見てみると、知らない男だった。何か用かと

尋ねようとしたとき、

「こんにちは。初めまして由宇です。正確には喫茶店でお会いしましたけどね」

こんなに友好的に話しかけてくるが、いまいち思い出せない。まぁ、喫茶店で偶

然会った人なんて覚えてる方がおかしいと思うが・・・

若干困っている俺をよそに由宇は、話を続けた。

「僕、初めて見た瞬間から

 貴方の事が好きになりました。付き合って下さい」

えっ?今こいつなんて言った?初めて見た瞬間好きになった?付き合って下さい

?って事は目の前の人物は、俺に一目惚れをしたらしい。だがなぜ俺なんだ?意

味が分からない。付き合うなら誰でもいい気がするが・・・

驚きで固まっていた俺を由宇は、マンションのリビングへと連れていく。しかも

、しっかりと玄関の鍵を閉めて。

リビングに俺を連れて来た由宇は、静かに耳元で囁いた。

「動かないのなら、このままkissして良いですか?」

その言葉で固まっていた体が動いた。


「お前、誰だか知らないがいきなり人の家に来て、

一目惚れしました。kissして良いですか?だと。ふざけるな!!」

怒鳴った俺を由宇は鬱陶しそうに見ると、いきなり俺の手を掴み壁に押し付けた

「ふざけてなんかいませんよ。僕は本気なんです!!」

言うと由宇は、キスをしてきた。離れようとするが、手を凄い力で押さえられて

離れる事が出来ない。

すると由宇は、今度は舌を入れて来た。口の中で別の生き物の様に動く舌で頭が

ボーっとしてくる。

その時由宇は、唇を離した。いきなり入って来る空気に咳が出る。

「どうですか?僕のキス?

 結構巧いでしょ。興奮しましたか?」

馬鹿にしたような喋り方がムカつく。

「そ、そんな訳ないだろ!!」

怒鳴りながら、由宇を突き飛ばす。

ダンッ!!と大きな音を発てて由宇が壁にぶつかる。

「痛いじゃないですか。

 そんなに強く押さなくても・・・」

ぶつけたのか頭を擦りながら由宇は起き上がった。

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