誘拐計画 そのいち
ユーキ
「いや~ 面白かったね」
「結果は良かったですが カードは無理そうですね それよりユーキ様耐性魔法とは何ですか?」
「あ~ 僕ねこんな体質だからか精神魔法が凄く得意で 魅了と似てるなら 僕の存在に精神が早く慣れる精神魔法を作ったの」
「私達にも掛けてくれますか? あと 魔法を簡単に作れるのは賢者くらいだとは ご存じで?」
「あら そうなん はい 掛けたけど少しずつ良くなるよ」
「ありがとうございます こんなにあっさり ゲームは何しますか? ちなみに予算はいかほど?」
「初めてだから金貨10枚くらい? 色々あるね お! キノまである まずは無難にルーレットかな あ キノに金貨一枚かけとくかな」
「凄まじいですね キノならルーレットしながら出来ますしね」
「途中で夕食もとるし 短くしかしないよ
そういえばカードもディーラーとの勝負なら魔法そのままでよかった?」
「種類によっては大丈夫ですね します?」
「テーブルが空いてたらね」
「カンパ~イ いや~楽しかった ニコニコ」
「ユーキ様は神様に愛されているのですね 短時間でのここまでの勝ちはカジノ始まって以来ですよ 短時間で良かったです でも最後の負けがなければ10倍はありましたね」
「途中から便乗で掛ける客が多かったらわざとだよ これで皆の儲けもチャラ ホテルに悪いしね 僕は3倍にはなったからいいんだ」
「! ありがとうございます! 本当はかなりまずい状態でした!
もしかして何か秘訣が?」
「わ~ 美味しそ~ 食べながら話そ オススメのお酒ボトルで入れて 料理もさオススメあったらたのんで」
「私の部もありがとうございます」
「何言ってるのさ一緒じゃないと寂しいよ
賭け事はね 昔からなんか勘が当たるの 対人勝負だともっと当たると思う」
「寂しいって もしかして精神魔法が得意と関係があるかもしれませんね」
「かもね~ 初めて飲んだけど
このお酒おいしいね~」
ミカン
さて 悪党の所で素材の代金と 計画が何処まで進んだか聞くか
カジノ裏から入る 顔パス あ誰か俺を見て走ってったな 人事部長の所かな 解体施設行こうと思ったけど 仕事の話しもあるしな 秘書には会いたくないが しかたない
お 護衛の人ここにいたんだ
「ミカンさん探しました」
「もう 護衛はいいよ 人事部長に言っとくね 森との往復は無理でしょ」
「そうしていただけると助かります 今日はどうしました?」
「仕事の話しと素材の事かな」
「それでは人事部にご案内します」
なんかゴツい執事見たいにだね
なかなか優秀なんだね
「素材の件ですが 全部は裏でさばけないので 半分表に出さないと 鮮度が保てないかもしれません」
「時間調整魔法は珍しいって言ってたね たしか外国のダンジョンで大容量時間停止カバンが見っかったとか ここにはないの? 簡易型なら魔道具にもあったよね?」
「それこそ国内に数点 簡易型は高額な割りに少量 こんな田舎にありませんよ」
「そうなんだ 教国で習ったから作ってみるかな? 素材が森で見つかるかな~」
「魔道具も作れるのですか!」
「まだ作った事ないよ 仕事がら自分で作ったほうが足がつかないから」
「なるほど 素材はなんですか? 用意出来れば作っていただけますか?」
「残念ながら企業秘密なのよ うちらのは禁術で作るから おまけで呪いも付くよ」
「! わ わかりました 残念です」
「まあ 余分に出来たら回すよ
お 人事部長いるね じゃ またね」
「おお ミカンさんちょうど良かった 色々相談が
ささ こちらでお茶でも」
秘書メイドめ 猫被りやがって ニコニコこっち見てんじゃねえ!
「護衛に聞いたんだけど素材で相談あるとか あともう護衛はいらないよ 潜伏してるのに護衛にも見つかるわけないし」
「護衛の件は了解いたしました
素材なのですが 鮮度の問題で裏で全部さばけないので 表に半分出してもいいですか?」
「俺が表に出ないならいいよ 面倒は全部やってくれるんでしょ? それを見越した値段で売るんだし」
「も! もちろんでございます! 代わりの部隊が先日 仕事に失敗して大量に亡くなったので
それを討伐部隊にあてます」
それって死んだ盗賊だよな まあ 死体を探してたらワイバーンが落ちてたと かなり強引
どちらにしろ メイドも知ってるならもう遅いか
「あっそ あとさ 運送の仕事はどう? あまりゆっくりしてられないんだけど」
ユーキがバレそうなので
「近日中に行きたいとこなのですが 実は馬車の施工に問題が」
「何かあった? 問題あるなら相談にのるよ? 俺が運ぶんだから馬車の問題は把握しないと」
「荷物が検問や税関を上手く抜けなくてはならないのですが 荷物が生きていると難しいのです」
「なるほどね それはこっちの得意分野だね
あんたらは奴隷の横流しは得意だが 国外へ大至急 外に出さずにって仕事は教国が専門だしね
了解 明日馬車見せてよ
あと仮死状態にして運ぶから 薬は禁術で作っとくよ 森に素材あったから 特殊な箱に特殊な認識阻害結界作って 禁術も使って
運んだ先での蘇生薬も作って
言っとくけど高いよ?」
「! ど どれくらい?」
「運が良いことに 素材が森でてに入るのと 自分の仕事を成功させるために 今回は半額の仕事の報酬こみで これくらい?」
指一本立てる 意味はない やってみたかっただけ
「! いっ!」
「とりあえず上に相談してみてよ 言った事を 他に頼んだ相場と時間を考えれば破格だと思うよ
で なぜ俺がよこされたか考えてみて
あれが何時まで辺境に要るかわかんないしね」
「ビクッ! やはり 知っておられたのですね」
「いや うちらの仕事で末端に情報は渡さないよ 教国が欲しい物が王都からこっちに来たからね だから俺をよこしたのさ」
「さすがは本部 これから上と相談します 素材の金額は秘書に案内させます」
「じゃまた明日 同じ時間くらいに」
秘書
「こちらです」
無言でついていく 人が居ない通路に入る 秘書との距離が近づく ガッツリ殺気を当ててやる
ひそひそ
「や やめてよ 何もしないから」
しょうがない 漏らす前に止めてやる
「うるせぇ 計画を伝えて そっちの隙をここに漏らせ」
「わかったわ 後 今闇ギルドは金貨1000枚も用意出来ないわ どうするの?」
「どうでもいい ただ指立ててみただけだ」
「! 適当に言ったの?」
「仮死状態にはなってもらうぞ
馬車は嘘だがな それとも本気で誘拐して行方不明になるか?」
「やめてよ! 本当は悪党側じゃないの?」
「さあな」
話しかけんなオーラ全開にして 先を進む
解体施設 受付
「こちらが買い取り額の金貨500枚になります」
うひょ~ ワイバーン一匹で10万X500枚で5000万かよ
「人事部長にワイバーンで儲かったから 仕事の報酬は半分ツケでもいいと言っとけ いくら提示するかわからんがな」
「かしこまりました」
「じゃ宿に戻る 明日は朝から森で素材を集めて 夜に来る」
秘書メイド
(何よもう! せっかく気合い入れて来たのに 本気で殺気当てるとか信じらんない! まったく とんだ詐欺師ね あの年であんなに冷静に嘘ばかり
あれが転移者って 全然お嬢様になびいた雰囲気ないし
本当は闇落ち転移者なんじゃないの? 転移者は女に弱いはずなのに)
サクラ
「やっぱり変よ!」
「お嬢様が変なのは昔からです」
「ち~が~う! 転移者の反応が二人なのよ! もう一人は貴族街の方! 夕方から2つに別れたのよ 二人は顔見知りよ!」
「ほう さすがだらしないお嬢様は一味違いますね」
「だらしない言うな! 好きでたらしとんのとちゃうわ!」
「口まで悪くなってますよ
今日 諜報メイドが 商店街で二人を確認しました 知人と言うより兄弟のような感じだそうです」
「本当に二人 ボッ!
そんな 初めてなのに二人なんて 体がもたないよ」
「何をアホな事を 話しを聞くところ 本命は後の弟?のほうではないかと
何と 彼はサクラと同じかそれ以上の体質 超ホイホイなのです」
「何だよ!超ホイホイって 魅了とか言い方あんだろ!
もしかして男女問わず?」
「そうです しかも 暴動を防ぐ防ぐため威圧をかけ 認識阻害魔法と精神魔法を薄くかけ顔を覚えずらくする 高等精密魔法 賢者で間違いないかと」
「凄いわ それなら二人でデートも出来るわ
でも 二人に迫られたら断れないわ でも初めてで3Pなんて 壊れちゃう」
「まただらしない顔になってますよ」




