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  ユーキ

  

  お~ 普通にコーヒーだね この体からかな 異常にうまく感じるのは何故だろう? おっと

感じるな 感じろだね ふふ


 視線は昔と同じで多いけど こっち来てから 全然気にならない

 逆にちょっとイタズラしたくなるくらい


 本当はこっちで産まれるはずだったのかも

 素直に生きられそう 回りは変に騒がないし やっと人を好きになれそう


 外出しようとしたけど 夕食近いのかな 近いならどうしよ

 

 さて フロントに色々聞いてみよ

 ここの支払いは どうなるんだろ 

 お? 視線を向けたらウエイトレスが向かって来た

 一流ホテルは凄いね! 


 「いかがいたしました?」

 「ここの支払いはどうなるの?」

 「最後に精算になりますが ティーセットでしたら サービスに含まれますので おきになさらずに 何度でもおこしください」

 「あら ありがと (ニコ)」

 (ぐっ! 笑顔は反則だけど

 この子は身を守るのに威圧と認識阻害を使ってるのね)

 

 

 凄いねさすが一流ホテル って金貨沢山出してたけど もしかして金銭感覚おかしい? 悪党の金だけど 悪党いないとまずい?

 ミカンさんに聞いてみよ

 

 (フロント)

 ひそひそ

 「来たわ!」

 「もー! 支配人も終わらせてから居なくなってよね」


 (ユーキ)

 「あら? さっきの話しわかる?」

 「はい! 大丈夫です こちらが観光案内になります ですがこの時間からよりも 明日のほうがよろしいのではないかと」


 「そうだね~ まあここにもカジノやバーあるみたいだしね 後

 レンタルの服は買い取り出来る?」

 「はい 大丈夫です スパやサロンも充実しておりますので ご利用下さい」

 「そうね 夕食はいつでも大丈夫?」

 「はい 深夜以外でしたら何時でもかまいません」

 「じゃ 外出は明日にするね

カジノはもうやってるの? 今から遊んでる人っているの?」

 「はい レストラン以外は何時でもご利用いただけます

 もう何名もご遊戯中ですよ」

 「じゃ服用意してから行くかな

 またね ニコ」


 「ぐはっ! ご! ご案内いたします!」


 「あら ふふ よろしくね ニコニコ」


 「こ こちらですっ!」  


  なんか 色々な店の中に服屋もあった あうあう言ってる定員にフロントの人が色々説明して 会計はフロントへ回すそう

 こっちもどんな服がいいかわかんないので おまかせで着てみた


 「こんな感じ?」

 「     はっ! 大変お似合いです!」

 「じゃ カジノだね~ でもな~ 一人だとな~ 」

 「「!ご一緒します!」」

 「仕事終わりで 誰かいないかな~ 服もプレゼントするけどな~」

 「それでは私がご案内いたします」

 

 「「チーフ! ずるい!」」


 「貴女たちは夜勤だからこれからでしょうが!

 私はご説明に誰か必要かと思っておりましたので 服はありますので少々お待ち下さい」

 「ありがと ニコ」


 

  (店内 更衣室)

 「チーフ! 相手は子供ですよ! 職権乱用です! 鬼畜です!」

 「カジノの説明で何処が鬼畜なのよ! しかも残業なのよ!」

 「仕事終わった人希望なら駄目じゃないですか! やっぱり私が早退します!」

 「仕事外で失礼があっても ホテルの信用を失うのよ まだ貴女たち子供には早いわ」

 「ぐっ! 何も言えねぇ」



  「お待たせいたしました」

 「ありがと とてもお綺麗ですよ ニコ

 仕事終わりで疲れていないですか? 

どうせなら普通にしゃべってほしいな」

 「っ! ありがとうございます

 心配いりませんよ どちらにしろ 案内に一人付く予定でしたので 気にしないで楽しみましょう」


 

 彼女はワインレッドの光沢のあるドレスで ヒールを履いて僕と同じくらい

 どうりで僕の靴も少し高めなんだ もっと背がほしいな

 髪を下ろしてメイクアップすると本当に美人だね

 腕を組んでくるけど 向こうみたいにグイグイこないのが上品ね

 こんなに美人で落ち着いた女性は久しぶり 向こうでは危ないのばかりだし

 なんかめっちゃ見られてる 二人だと認識阻害もあまり意味ない?

 少しざわざわしてる


 (フロント)

 「おい! 従業員は客の誘いには乗らないんじゃなかったのか?!」

 「はい 乗りません!

 チーフはお客様にホテルの施設の説明に同行しているに過ぎません 衣装は場に合わせただけです

 まだ子供なので 周りの為にこちらからの要望です」

 「ホテルが周りに配慮したと言うことだな?」

 「はい 当ホテルは貴族様御用達の格式あるホテルです 国営カジノホテルのような行為はあり得ません」

 「うむ! そうだな! でも時間外なら誘いに乗ってもいいんじゃないか?

 どうだ? 今度の休みに」

 「申し訳ありません 私達は時間外でも何かあればホテルの信用を失うのです」

 「そうだな失礼した」




 そういえば普通にエレベーター乗ってる なんか早い展開と考えない生活で 向こうとこっちがまざってるね


 階数表示がないので自分で数えないとね


 「この階がカジノと奥にサロンやバーなどかあります こちらは深夜でも料理が楽しめます」

 「夕食をこっちでも大丈夫?」

 「大丈夫ですが 早めに料理内容の希望を言ってくれると助かります」

 「料理はおまかせで でもそんなに遅くにはならないよ 時間はチーフにまかせるよ 一緒してくれる?」

 

 (その表情は反則)

 「ありがとうございます ご一緒させていただきます」

 「かたいな~ もっと楽に」

 「とんでもありません 周りは私が従業員とわかっていますので

 これ以上は無理ですよ」


 「そっか しょうがないね」


 ここでも めっちゃ見られてる

受付とチーフが何か話してる

 

 ひそひそ

 (話しは聞いたわ 確かにあんな子ほっとくわけにはいかないわ

 でも あんたは気合い入り過ぎだわ! 仕事なのに女の顔してんじゃないわよ!)

 (しょうがないじゃない!

これでも精神安定魔法かけてもらってるのよ! 貴女が相手してみる? 皆 精神安定かかってるんでしょうね?)

 (あんなん相手出来るか! 私  の魔法がキャンセルされちまう!

 皆は一応かけてあるが 高レベル魔導師でもない限り無効化は無理だな)

 (あれでも認識阻害かけてんのよ もういいからチップよこしなさい! 会計はフロントにね!)


 

  なんか 少し情報量増やしたら 聞こえるんだけど

 そっか かなり負担になってるのか

 なんか考えないとな~

 冒険者物の本には確か魅了耐性とかあったような 精神魔法に少しづつ耐性が付くようにしてみるかな?

 いい機会だから相談してみよ


 

 「お待たせしました」


 「ありがと なんか大変みたいだから夕食の時に相談に乗ってよ」


 「! 申し訳あり」

 「ストップ! お互いの為の相談だよ 今は楽しも!」

 「ありがとうございます 

 早々ですが私からも相談があったのです もう少し強く認識阻害掛けられますか?」

 「そう その相談

 やってみる? 分からなくならないように腕組んで

 って カジノで魔法いいの?」

 「運営側の私がいるので大丈夫ですが カードゲームでは解除しなければなりません カードします?」

 「試験的にカードやってみる? どうなるかな? 知らないよ?」

 「! VIPルームなら 少人数の被害で済むかと 興奮したお客様には精神安定魔法を掛ける事になっていますので」

 「いいね やってみよ ちなみに男女関係なく影響するから」

 「え! いや や やっぱり止めたほうが」

 「え~ じゃ 従業員何人かで一度試す?」


 「ぐっ! 

 わかりました 今 他の物を呼びます」


 ひそひそ

 (何イチャイチャしてんのよ!)

 (してないわ! ユーキ様は認識阻害かけて周りの被害を防いでいるけど カードゲームするなら解除しなければならないわ

 今日はもう終わりの男女のディーラーにユーキ様の素を体験してもらって 大丈夫かどうか判断してもらうわ)

 (おいおい 大丈夫なのか?)

 (すぐ精神安定魔法を使って)

 (わかった 休憩室を使うか 一応男女で衝立を挟んで試すか ちょうどいい二人がいる)


 「ユーキ様 こちらです」


 休憩室も豪華だね 事務や食事、仮眠、マッサージや色々な衣装もある 仮眠スペースの衝立を使って 一人ずつにして 衝立の切れた所で 待機


 「僕の精神安定魔法ならかなり強力だから 僕が掛けるよ」


 「本当ですか 助かります

それでは 私たちは一度出ますので 終わりましたら呼んで下さい」



 

 「なんかすみませんね 仕事終わりなのに」


 「気にしないで下さい 危険手当てが出るので大丈夫です!」


 「危険って まあとりあえず 二人とも気をしっかり持って 好きな人を思って いくよ?」

 

 「「はい」」



  ブワッ

 

 久しぶりに解除してみた 魔力も駄々漏れです 


 二人とも股関を押さえて座りこんだ 二人とも汗だく

 女の人はビクビクして あら下に水溜まり

 男は苦悶の表情のあとビクビクして幸せそうな顔


 なんか前の世界より数段威力上がってるんだけど ミカンさんは凄いね


 とりあえず 二人の前のカーテン閉めて 強めの耐性つき精神安定魔法かけて 自分も認識阻害と


 「二人ともありがとうございました」


 男「 すみません! 少し時間を置いて呼んで下さい! お願いします!」 ガタガタ!


 「わかりました」



  バタバタ 



 「も~い~よ~」 ガチャ


 「す 凄い魔力が外まで流れてきたのですが」


 「素はね~ 危険だからミカンさんにも止められてたんだよね

 確かにあれはヤバいね 自分の事だけど 

 二人とも~ もう大丈夫?」


 女「はい お騒がせしました」


 男「大丈夫です」


 「とりあえず 強めの精神安定魔法と僕用の耐性魔法掛けたから」


 「二人とも もうわかってるけど どう? 二人の関係を知ってるからの人選なんだけど」


 女「! バレてたか でも正解 この人じゃなければ もう仕事来れないわ 見ただけで大洪水 凄まじい魔力と合わさって連続絶頂! 精神安定魔法をかけなければ廃人よ もちろん彼氏もね」

 男「彼女と一緒で助かりました それは肉体はもちろんですが 一番の問題は精神面です ユーキ様は最初に 好きな人を思って気をしっかり持ってとおっしゃいましたが 無理です

 完全に別次元の存在を感じ 彼女と一緒で良かったと 彼女との心の繋がりを感じ

 凄まじい幸せを感じたのです 強力な精神安定魔法がないと

 新たな宗教を作りそうです」

 

 女「そう! そう! 二人で良かったわ 三人の魔力が

合わさった時 今までにない幸福を感じたわ 逆に一人だと考えると残りの人生が怖いわ」


 男「ありがとうございますと言わせて下さい これで彼女の両親に報告に伺う決心が付きました」


 女「ちょっと! もう!

 ユーキ様 本当にありがとうございます 本当の心のつながりを

ありがとうございます」


 


 「ちょっと斜め上を行く結果になったね」

 

 「わかりました 二人は今日はお疲れ様 そしておめでとう

 明日は夜勤に回すからゆっくり休んで 逆に疲れて休まないように」


  「「ありがとうございます」」


   


  

 

 

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