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宿

  さて なかなか貴族街に近い高級ホテルだね 認識阻害を薄めに掛けて 覚えられないように


 「ここみたいだぞ 認識阻害を薄めに掛けておけ」


 入った途端 目線が集中する

薄くじゃ駄目か

 調整しながらだな お ユーキもわかってるようだな 


 ぽ~っとしてる ロビーの受付へ


 「空いてるか?」


 「は! し! 少々お待ちください!


 ただいま シングルが一部屋

ダブルが二部屋空いております!」


 「じゃ シングル一つ 泊まるのはこいつ 細かいの無くて金貨で大丈夫? 何泊になるかわからんから チェックアウトで精算して」


 「はい! ありがとうございます こちらがホテルの料金表になります」


 「了解 じゃユーキ とりあえずこんだけ渡しとくから 足りんくなったら言ってくれ」


 とりあえず金貨20枚くらい渡しとく


 「それでは お部屋にご案内します こちらへ」


 「あら 以外に広いな」


 「はい 本来シングルのお客様はまずおりません 従者なりメイドがおりますので ダブルの部屋をシングルとして出しますので 料金は倍になります

 ですが 従者もメイドも料金は主人が払うので同じなのです」


 「そっか まあ迷惑でないならいい」


 「それでは 食事はこちらへお持ちしますか? レストランですと他の物も楽しむ事が出来ますが」


 「後はユーキに委せる」


 「あ 最初はレストランにするよ 後はホテルのご案内よむからへーき」 ニコ



 「な! 何かありましたら フロントへおこしください!」


 


  結界と遮音魔法かけて と テーブルに飲み物を2つ



 「ユーキ    

 第一印象の話しだが 


 協力者とはいえ相手は貴族 保護されるだけなら 余計な争いに巻き込まれるかもしれん

 そこで少し恩を売る 此処は辺境と呼ばれていて 街の中央には国営巨大カジノがあり 辺境最大のホテルも運営している 国営なのだか悪党に乗っ取られている

 今そこに前勇者の娘 大商会ノグチの娘が遊びに来てる

 

 で その娘もユーキと同じ体質なんだ」


 「誘拐されてから助ける?」


 「そうだ 俺は悪党に運び屋の依頼を受けてるから 荷物はその娘だろう 日取りが決まれば隠蔽で俺に着いてきて 現場で悪党全滅して助ける」


 「なんかあっさりし過ぎで 実感わかないけど もしかして僕のために根回ししてくれたの?」


 「たまたまだ そんな面倒な事せん」


 「じゃそれまでホテル?」


 「いや 俺と外で会わないなら大丈夫だ くれぐれも隠蔽はバレないように使え お前よりレベル上の魔法使いなら マップに映るからな 認識阻害を使え」


 「了解 冒険者や騎士団はヤバいのね まあ身分証もないしね」


 「まあ 数日だと思うから 楽しみながら身体作りな 

 あと 会った人物にマーカー付けとくと場所出るから 俺が近くとわかるだろ 

 でもマップは広げ過ぎるなよ 頭に負担になる」


 「そうなんだ これから増やすね」


 「じゃ俺は 悪党ん所行ってくる

 あ あの服屋で話しかけてきた女は ノグチ商会の諜報メイド部隊だ覚えとけ」



 (ユーキ)


 やっとゆっくり出来る~ まだ情報収集は怖いから 少しずつマップの情報だけ上げとこう 

 さて なかなかいいホテルだね

元の世界と変わらないね 電話とテレビ無いくらいか?

 冷蔵庫や水、お湯は魔道具かな

買い物も威圧を使えば普通に出来るから 本当に旅行に来てるみたい

 なんかすごく楽しい

 

 用事ないけど レストランでお茶して フロントに町の事聞いてみるか



 (フロント)

 「ちょっと! 何あの子! 何処の王子よ!」

 「静かに!」


 ひそひそ

 「ただ者ではないのは確かね でもあそこまでヤバいなら 噂が出るはず」

 「他の国から?」

 「それこそここに来る前に噂になるわ ここは貴族御用達のホテルよ 粗相のないように 辺境に入った貴族は全部把握してるわ」

 「貴族だったの?」

 「分からないわ あのオーラは王族と言ってもいいわ どちらにしろお忍びね」

 「お忍びなのにここじゃ バレバレね」

 「バレるような人物なら噂になってるのよ!

 彼らはあの雰囲気なのに認識阻害魔法かけてたのよ! 素だったら気絶するわ!」

 「!! ヤバいって言った意味がわかったわ 私なんて見ただけで下着を取り換えたわ」

 「私なんて 大洪水でお嫁にもらってもらうとこだったわ

 でもあの迫力の前じゃ 自己紹介すら無理だったわ 毎日下着を多く持ってこないとならないわね」

 「全員に報告入れとかないと 本人にも認識阻害を解かないように言っといて 私じゃ正気を保てないわ」




 ?!!!!! ちょっと! 兄?のほうが降りて来たわ! 兄弟なのかしら 兄の方は本当にヤバそうね 目が怖いわ 気をつけるのは兄の方ね


 「また 明日来るよ ここならセキュリティも大丈夫だよね?

 ニコ 」 威圧高め


 「ビクッ!! は! はいい!

 き 貴賓が多く滞在するので 辺境一です!!」

 「良かった アイツはあんなんだから人前は苦手でさ ちょっとフォローしといてよ」

 威圧そのまま 金貨一枚置く

 「余計な費用はこれで」

 「はいい!」



 


 ま これだけ脅しとけば情報は漏れにくいだろ

 今から悪党に見つかると面倒だからな

 ちょっと早いけど カジノ行くか





 (フロント)

 ひそひそ

 「ちょっと! あの片割れヤバいでしょ! 脅して金貨とか本当にヤバいよ! ただの貴族じゃないわよ!」

 「最初からわかってるわ! 金貨を出されてセキュリティの話しするんだから オーナーである辺境伯にも報告するわ」

 「いいの? 黙る金貨じゃないの?」

 「バカね あの子を見た客達が変な行動に出て余計な費用かかるのを考えた金貨よ 警備費用がはね上がるわ 辺境伯に相談しないと用意出来ないわ」

 「なるほど下着費用もあるし って!

 あの子! 降りて来たわよ!! ヤバい可愛過ぎるわ!」


 

 「すみませ~ん (ニコ)」


 「(ぐはっ!) どうしました? (凄い破壊力ね)」


 「お茶をレストランでしてもいいですか? あと 観光地を教えて下さい」


 「レストランはご自由にお使い下さい

 お連れの方が心配していましたが 外出はよろしいのですか?」


 「大丈夫 近くならいいってさ (ニコ)」


 「(駄目よ下着がもたないわ) わかりました 外出前にフロントにおこしください」



 (レストラン)

  うわ~ こんな高級なレストラン初めて

 あ みんな綺麗な格好してる 大丈夫かな?


 「いらっしゃいませ お一人様ですか? (なんか凄い子来たんだけど! 上から来たから宿泊客ね)」


 「はい ちょっとお茶してから外出しようとね いいかな?(ニコ 首コテン)」


 「ぐはっ! だ 大丈夫ですよ~ こちらです

 (フロントは何してるのよ! こんなヤバい子 野放しにして!

 この可愛さで この迫力って何よ!)



 メ メニューをどうぞ」


 「ありがと

 オススメのコーヒーセットで」


 「かしこまりました 少々お待ち下さい」




  



  (レストラン厨房)

 ひそひそ

 「あんたね! 早く知らせなさいよ!」

 「今チェックインしたばかりよ! どうせあんなん注意してどうにかできた?」

 「無理だな!」

 「ドヤ顔で言うな! ウエイトレスが頻繁に下着変えるのは問題ね 女性は全員生理用を重ねて使用ね フロントはもう変更済よ」

 「早く言え!」

 「私たちの変更と在庫購入で時間かかったのよ 経費はホテルで持つわ」

 「すげえな! 全女性従業員分か?」

 「あの子の連れの方が 全て負担して下さるそうよ そしてあの子の事はトップシークレットよ」

 「! ヤバいな なにもんだ? あれで認識阻害かけてるぞ?」

 「国の諜報部の貴女ならヤバさが分かるでしょ 素だったら獣に変わるわ 

 今からオーナーに相談に行くわ

 どっかの王子って言われた方がましね くれぐれも粗相のないように

 あと 連れのほうが本気でヤバい」

 「マジかよ」



  

 

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