買い物
また 隠蔽して抱えて街にやって来ました 二人とも隠蔽です
とりあえず 路地裏行って隠蔽解くか
「入っちまえばこっちのもんよ
服買ってから 宿取るか」
「使途の威厳が」
「んなもんねえよ お前達が早死にしないようにするためさ
あと 俺は一般人から使途になったから 面倒は嫌いなんだ 飢えてる子供なんて全然気にならんし
知らん女が犯されてても素通りできる
一般人はそんなもんだろ」
「! 僕は出来そうにない」
「だから選ばれたんだよ! 自信持って自由に助けな! 最初のうちはフォローしてやっから 考えこむ前に口に出せ
今から 繁華街や市場やら 行くけど 情報が頭に雪崩れ込むから 敵意以外はシャットアウトするように脳内に言って 少しずつ情報を増やしていきな 本当に少しずつだぞ」
「わかった 今もうるさかったから」
そんな感じで 色々見ながら 中古服屋に向かったが
「お前 いつもこんな感じだったのか?」
「そうだけど 今回は二人ともに問題あると思う」
「これで一人で話しかけるなオーラ出せなかったら 即路地裏に引きずり込まれるな 女のヤバい目線より 悪党のヤバい目線のほうが本気だ
あと俺は今 ミカンって名乗ってるから お前は何にする?
このファンタジー世界じゃ本名でなんかあったら困るしな」
「向こうじゃ 小さな頃から誘拐紛いの変質者に追いかけられて
ヤバかったことも何度か 学校じゃいじめられて 保健室登校だったんだけど 色々あって今まで学校関係者だけでも10人くらいクビになってる
親族は誰が親権持つかで裁判してて
僕が関わると回りがおかしくなる
だからもう死のうと思ったら
お爺さんに誘われてこっちきたの
ミカンさんも変わらないから助かります
って! ミカンって適当過ぎるよ!
僕はどうしようかな~」
「宿で名前聞かれるから考えとけ
魅了かなんかの能力だったんじゃないか? 俺は魔力操作で一般人にして結界も使ってるからな
まあ結界なくても俺には効かんが
スマホの体調管理に魔力変換の項目あるだろ あれをフルに使うと
排泄物 精子も魔力に変わるから 欲以外は転移者には あまり効かない」
「本当だ! トイレ行ってない!」
「俺みたいな大人になりたくないなら 性欲は魔力変換しないほうがいい
欲がなくなると 全てどうでもよくなるからな」
「そうだね 見て見ぬふり出来そうもないから普通にしとく せっかくこっちに来たんだから楽しまないとね」
「そうそう 転移協力者と会えば ほとんど怖いもんなんてなくなる 逆ナンもされない」
「協力者か~ どんなんだろ貴族?」
「そうだな 建国も転移者の王だし ノグチ商会も貴族が沢山いる
そこでだ! 向こうもバカではないので転移者でも信用なんてすぐにはされない! だから会うのにはとても第一印象が重要なんだ!」
「そうなの? まあ逆ならそう感じるよね で どうするの?」
「続きは宿でな 監視が増えて来たからな 見んなよ 敵意がないとマップには写らんからな もう少し脳が耐えれるようにして
回りの情報を増やせば分かる
さて 服屋に来たが 新品は注文して中古に着替えて 宿探さないとな 素材の鑑定で寸法見て
上等なの選びな 金はあるから」
「お金の出所が あれなら遠慮はいらないか」
ほ~ なかなかいい成長速度だな 本来の魅了スキルで苦労してきたから 対人スキル高いな
魔力操作も慣れてきたから 威圧も丁度いい威力を出して
正気を失いそうな店員を上手く転がしてる
なんかヤバいな なんか楽しんでないか?
今まで苦労して買い物もまともに出来なかったんならしょうがないか
って なんでメイドが店内に居るんだよ!
この前 尾行バレした奴じゃねーか!
くくっ 話しかけるなオーラで無視されてやがる また潜伏するきねーな
お それでもめげずに話しかけた 性欲バレバレ ファンタジー性犯罪者 半端ねえな
マジ威圧食らってら おいおい恍惚としてヨダレ垂れてるよ
威圧に謎スキル乗せてないか?
こりゃ仕事早めないと駄目かな
「こんなにお買い物が楽しいのは初めて! 結構向こうの技術がこっち来てて さらに魔法が入って向こうと同じかそれ以上だった 本当にこっち来て良かった
気持ちが伝わるって最高!」
「威圧のあんばいで伝わるのはこっちならではだな
さて 店員にオススメの宿聞いたから行くか
名前は決まったか?」
「うん いいのないから適当にユーキで 移転あるあるな名前でいいや 嫌なら変えるし」
「いいな そうだ変えれるから適当に 深く考えるな いい傾向だな
宿は高いセキュリティの高い所だから安心しな まあ部屋に防壁張れば入れんけどな
行く前に認識阻害かけといて 尾行をまくぞ」
「了解 なんか食べ物も服も普通だから 知らない外国って感じ」
悪党の護衛がこっち来てるようだから 見つからんうちに宿行ってカジノだな
(メイド団長 リサ)
「目標が二人?」
(諜報 尾行放棄メイド)
「はい 膨大な魔力反応がいきなり繁華街に生まれ 急行しましたら目標人物を発見しましたが
なんと魔力反応は隣の黒髪黒目の少年でした」
「いきなりということは 隠せるけど 表に出した ということかしら」
「はい と言うより 出さなければならなかった という感じです 冗談ではありませんが お嬢様と同類
種族ではありません
悪党ホイホイなのです 膨大な魔力で威圧しながらでないと 普段の生活は不可能でしょう 強烈な威圧を受けるまで私も正気を失い 声をかけていました」
「! あなたほどの腕ですら正気を失いますか 諜報部隊副団長」
「はい それだけではないのです 彼の強い威圧は女を駄目にします お嬢様で慣れてなければ 必ず落ちます ただの威圧ではありません!
さらに 精神干渉でしょうか 恐ろしく綺麗な お嬢様と並ぶ美少女顔を覚えられないのです!」
「お嬢様に並ぶのがもう一人ね
凄腕の精密魔法操作 威圧と精神干渉 触れずに詠唱無しなら 神業ね確実に賢者よ」
「その後 尾行に移りましたが 高度な認識阻害を掛けたらしく 本当に人混みに消えて行きました
旦那様が早くから発案された勘覚醒訓練を達成しなければ 方向すら追えませんでした
服屋に聞いた宿屋の方向です」
「聞いた宿屋に行くなら 無用心ね」
「その後の定員ですが ぼーっとした後に 注文表とお金とを見て考えこんでいました おそらくよく覚えていないのかと まるで妄想しすぎで白昼夢でも見たのかと 訓練を受けている 私ですら一刻も早く伝えないと記憶が曖昧になって行きます」
「本当にお嬢様に欲しい魔法ね
これは計画の先が完全に読めなくなったわ
カジノの諜報メイドは禁止用語て完全に転移者と断定できたのに
もう一人の能力も完全に転移者だわ
まってよ? 黒髪って?
最初の目標は金髪 不可解な行動が多く禁止用語には反応しても 転移は否定した?
本当は転移者は二人目?」
「その可能性は高いかと 一人目はあまりにも隠れ過ぎます 私たち諜報部のように
そして行動 お嬢様から隠れ 悪党入り これから根回しするかのように」
「これは 救出に誰が来るか楽しみね」