表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/25

生け贄?

 「さて 今日の宿に移るか ここから10kくらいかな 森の休憩所があるんだ

 そこで少し身体が出来てから 町に行った方がいい

 回りに興味を引くものがあると

 どうしても情報収集してしまうから 脳がもたん」


 「しばらく衣食住は面倒みるから安心しろ」


 「よろしくお願いします」 ニコッ



 この顔で笑顔はある意味ヤバいな 

 転移者じゃなくても 危ないな 前の世界じゃ大変だったろ


 いつあの女に会わすかな



 「後な 俺は潜伏先に夕方には戻らんとならんから 少し急ぐぞ

 俺は跳躍で10kくらいすぐなんだが かかえていいか?」


 「え! おんぶじゃ駄目?」


 「出来れば 前のほうが守りやすい あと移動途中で狩とか必要な魔法を教える」


 「嫌ですが わかりました」


 「じゃ」


 「え?いつの間にって ひゃぁぁぁぁぁぁーー」



 「考えるな!リラックスしろ!

お前には精神安定の魔法掛けてあるから! あと身体が丈夫で墜ちても怪我せん

 俺達の想像力魔法は かなり緩く出来てて 想像すれば大抵の事は出来るから 自分に都合よく考えれば出来るようになる

 ただ魔力消費を比べながらじゃないと死ぬ

 さっきのバーベキューセットや調味料は想像魔法で

 燃費悪いから ほどほどにしろ この世も色々あるから

 そんなに使わん」


 「それで 魔物の狩りだが 隠蔽ってわかるか? 姿を消すやつ」


 「うん」


 「隠蔽を使いながらの狙撃が一番安全

 今の身体は頑丈だが いきなり武器で攻撃は危ない

 隠蔽も狙撃も性能によって燃費決まるから 最初は軽いのからやってけばいい

 

 一旦下りて 俺だけに軽い隠蔽をかけるぞ」


 「消えた! けど居るのわかる?」


 「これは目に見えなくするだけの隠蔽 これなら脳に負担はない

 一旦解除して

 狙撃は脳内に銃を想像して脳内から発射して弾丸だけ 外に出す魔法 連射とデカイ銃は負担になる 少しずつ大きくしたらいい」


 「あそこの木を見てみ  バシッ 

 これがライフルの7.62mm

 これ以下だと魔物を倒すのに向かない」


 「は? 銃なんてわかんないよ?」


 「あ~ 想像魔法は細部も想像出来ないと無理だしな

そりゃ銃の構造知ってるのはミリオタだけか まあなんかいい方法あるさ」


 「攻撃魔法とか? ひゃぁぁぁぁぁぁーー いきなり飛ばないでよー」


 「すまん時間がない 宿の説明もせんとならん もうすぐだ


 ほれ着いたぞ 普通の休憩所だが この結界晶で魔物はこない だが人は来る 悪党も来る 転移者はハイスペックだから誘拐される 

 スマホ持ってるか?」


 「持ってるけど あれ? ポケットに無い え! 頭の中!?」


 「この世界は魔法使いなら全員持ってて端末と言ってる

 そのマップを開いてみろ 回りの簡単な地図が出る マップ内に人が入ったら知らせるように設定しとけ やり方? 想像しろ

 で隠蔽して裏に逃げる 触られたらバレるからな

 隠蔽だが さっきのやってみ?


 すぐ出来たな ちなみに脳内にもう一人いるみたいだろ? それは並列思考で色々出来るから便利なんだが 身体が出来れば違和感なく使える

 で スマホの体調管理開いてみ

 その中の魔力の消費を見ながら色々試すんだ

 

 で その隠蔽ではすぐバレる


 端末レベルが自分より高いとマップに映る

 だから魔法消費を見ながら 隠す項目を増やす 音、匂い、足跡、気配、自分の垂れ流しな魔力これくらいで普通はごまかせる


 垂れ流しの魔力は ゆっくり感じろ それを止める


 これ以上は注意して実験しろ この世界には魔素や魔力があるから

 その回りの魔力と同化するように意識して 回りと同化する 

 結界とも同化してすり抜けるイメージだ

 出来ればこの世界じゃ誰も見つけられん 例外はいる

 勘という もう一つの能力

 隠蔽中も極力目を合わすな」



 「それくらい隠蔽出来れば大丈夫だな また夜中にくる 適当につまみと飲み物置いてく これは照明の魔道具 さわったら魔力吸われて使える 好奇心で色々すんなよ」


 「雑! 説明が雑!」




 ヤバい 急がんと フルで身体強化して隠蔽して近くまでぶっ飛ぶ


 隠蔽解除して 近づく


 「お疲れ~ 門着いたらお土産あげる 残りは半分カジノで見積もってもらうかな」


 「ご無事でなによりです ブラックベアーは狩れましたか?」


 「駄目だったよ フォルダに空きがなくて 狩らなかった ワイバーンでかすぎでさ~」


 「は? ワイバーン? でかすぎ? 

 フォルダにワイバーンが入って他がはいらない!? ありえない!」


 

  ワイバーン ドンッ



 「後で少し分けるね」



 「は はは はは あ ありがとうございます」





 

  (カジノホテル)


 サクラ

 (? ? ! ?おかしい 転移者の勘が曖昧になってる 今までになかった 近い?遠い? まあ辺境には変わりないけど)

 

 「お嬢様 カジノの支配人は高レベルの結界を使った密輸用の馬車を作っているようです」

 「あら 居心地がいいといいのですけど」

 「そんな呑気に考えていいのですか? もし召還用の生け贄なら処女でなくてもいいのですよ?」

 

 「え? でも でも 移転者様なら そ その前に助けに来てくださるわ!」


 「早くても駄目なのです 少なくとも誘拐先 出来れば相手の組織を突き止めたいとこです

 なので 上手く交渉して長引かせないとなりません」


 「まずは貞操を守る為 汚れると低ランクの魔王アサハラくらいしか呼べないぞ と言って脅す

 これは事実です」


 「これで動揺しないときは 性奴隷になりますね 最初は我慢して下さい」


 「ええー! 守れないじゃない!」


 「その可能性は低いですがね 

 巫女を誘拐するのはこの国を敵に回すのですから 

 相応の見返りがないとしません」


 「旧教国は新魔王を召還して また独立しようとしているので

 前より強い魔王を求めているのです」


 「ですから 本当に危なくなった時には ご主人様からもらった 封印液を飲みなさい」


 「! でも これって お父様にしか解除できないはず!」


 「ええ 奥歯に仕込まれた 封印を解かないと飲めない封印薬

 それならば 身体に危害は及びません そして新たな転移者ならご主人様の資料を見れば解けるでしょう」


 「それじゃ 解除するまで」


 「ええ おあずけです」


 「ええ~ そんな~ 落とせば特訓終わるのに~ 逆に押さえ効かなくなるよ?」


 「それは封印薬を飲まないと分かりません フェロモンも封印してくれるといいのですが 封印してしまうと 転移者を繋ぎ止められませんし」


 「いやいや 私の魅力に惚れたのよ! フェロモンのせいじゃないわ!」


 「まあ お嬢様とカジノの裏を見てすぐに襲われると判断したなら かなり冷静な曲者ですね」


 「何よ! 曲者って酷いじゃない!」

  


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ