表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/25

神 そのさん

 「女神は老けんのか?」


 ボソボソ

 「しっ! 神力で姿を変えておるのじゃ 気にしてるので 聴かれると消されるぞ」


 「女神は老けないって言えよ!」



  「酔ってきて話しが バラバラじゃの そうそう転移システムじゃ 

 輪廻神も闇落ち防止にしぶしぶ了承してくれてな 

 これで格の高い人間を入れて一気に発展させられると思ったのじゃが

 問題だらけじゃった

 神々が好き放題星を作ったせいで その星に欲しい魂の転移は難しく 輪廻神任せじゃ 


 こちらの希望を出してもほとんど 却下の印を押される 


 転移も運まかせじゃ やむを得ないときだけ勇者枠として優秀な魂をくれるが 

 頻繁だと質が下がるし異世界とのラインがユルユルになる


 それを利用し悪神も自分の格を上げるため悪魔を送る

 頻繁に勇者を送る所は闇落ち星として質が下げられる まあ格下ばかりが集まる星になり 当然神の格も上がらん


 一般枠で転移システムを使うなら異世界とのラインは大丈夫じゃが 転移者の魂を選べないためハズレを引くと悪党落ちして最悪、悪魔を召還する」


 「どうりで神が人間くさいわけだ」


 「まあな それでワシの星じゃが順調だったが初めて悪魔が出て

 勇者枠を使って正常に戻したが

 まだ完全ではない 悪魔召還の手がかりを全て抹消しなくてはならん それをお主に任すはずじゃったが」

 

 「そこは安心していいぜ 基本悪党はブラックと同じで許さんから いくら面倒嫌いでも許せんことはある だが」


 「巫じゃろ 長くなったが巫の才能は輪廻神の力じゃ ワシの力はおよばん」

 

 「だから もう一人転移すんだよ」


 「無理じゃ 今まで複数の許可は出んかった」


 「それまでは 輪廻神の考えにそっていたからじゃないのか?

 失敗引いて悪魔召還に巫を殺され 勇者枠の許可出て 今回も巫を不幸にしようとしてる

 許可出るぜきっと」


 「糞 駄目元で出してみるか ちょっと待っておれ



 他の神々の星では当たり前に複数転移していたが 複数転移は世界の混乱を招くのじゃ

 移転者は殺しあうのが好きでな

 回りの国々を巻き込み 余計悪魔召還が増える傾向にある」

 

 「だろうな 極力一人のほうがいいぜ 今回は特別

 で 近くに居れば 死なないようにアドバイザーになれるぜ 神の使途として三日くらい面倒見て巫に渡して 消えれば上手くいく まともな転移者ならいいがな」


 「そんなに都合良くいくか? お前の記憶も無しに」


 「記憶じゃなく あっちに居る俺が思ってた事だからだよ 他の転移者いれば巫から逃げられると思ってな」


 「なんじゃ!許可印の横に怒印も押されとる!

 まさか許可が出るとはな

 うわ~ 輪廻神を怒らすとは初めて見たわい

 どうなっても知らんぞ~ 」


 「やっぱりな 巫は輪廻神の加護持ちだろうな 巫の格は希少な上格なんだろうよ 不幸にならなくて良かったよ 俺とじゃ 一生独身だ」


 「いいのかわるいのか これで問題は解決なのか?」


 「いいことばかりだぜ 俺は元から悪党だから悪党のところに潜伏するから

 道を踏み外す転移者を注意出来るんだからな」


 「まあ転移者に殺されんようにな」


 「ああ じじーも達者でな もう行くからよ」



 マスター

 『いいのですか? 混乱を招くかもしれませんよ?』

 「やりたくはないが 何故か輪廻神の許可が下りるのを知っておったかのようだ 

 輪廻神が全ての魂の母であるのを 理解したか

 神の使途なんぞ 世捨て人しかなれんし 探してみつかるもんでもない 

 確かに上手くいけばいいことじゃしな」

 『たしかに彼の魂はどこか変、ブラックというのはここまで魂を削る物なのですね』

 「新たな発見につながるかもしれん お願いできるかな?」

 『わかりました 地球の神の使途枠を一つ 少しの間与えましょう』

 「ありがとうございます

これで潜在意識に少しアクセスできるか」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ