神 そのいち
「居酒屋」
「くそじじーとはなんじゃ!
それよりも! やってくれたな!」
「何の事だ?」
「しらばっくれおって! ここの記憶を封じおって!」
「封印しとらんわ!封印出来ないのはじじーのプログラムが悪いんだろ だから封印しないで記憶の場所変更しただけだろ 人のせいにするな」
「アホー! 大事な事じゃから消えないようにしとるんじゃ!
ここの記憶を潜在意識の奥にしまうように暗示し
しまう事も必要のない夢として記憶しない情報として暗示し
暗示した記憶は封印し
それすら忘れるように さらに何重ものプロテクトかけおって!
身体が出来るまでの途中でやりおって もう完成じゃから修正不能じゃ!」
「んなわけねえだろ 糞じじーとあっちに飛ばされたのは 事実だから夢としての暗示は無理だった
封印は不可能って出たから ヤバいから危なくないとこに しまった」
「肝心な目的が伝わらんじゃろが!」
「向こうに行ったら都合の良いことだけ思い出すってのに無理があんだよ
そもそも 優秀な子供ばかり転移させても長生き出来ないって言って アホなおっさんを初めて送ったんだから しょうがない」
「糞!」
「普通の大人はもっと駄目で俺にしたんだろうが 底辺のアホをなめすぎだ
ブラックで長年働けば逃げる勘、見なかったことにする能力がなければ生きていけないんだよ
だから無意識にヤバい事は避けれるんだよ」
「ブラックの闇がここまでとは」
「法律、常識、道徳、時間、賃金、人の苦しみ、悲しみ、過労、差別、男女、老人、子供、病気
すべて関係ないのがブラックだからな
ブラックの理想は隣の北の国と言えばわかるか」
「そんなのが日本にあるのか」
「ブラックだったから今の日本があんだよ 今でもブラックに居るのは 勘とスルー能力があるからで 普通なら精神病になるわ」
「お前は面倒だから封印したんじゃろが」
「じじーは自由に生きてええ
と言ったんだから面倒はさけるに決まってるだろ!」
「逆ギレしおって お主は転移の対価を忘れておるまいな 最初の条件ははたしたぞ」
「おお 娘に月々30万 1回目振り込んだのか 目的はあっちの俺は覚えていないが 俺なら面倒でも達成するから安心しな 問題は」
「なんじゃ」
「巫をどうにかしろ」
「、、、、、、、何の事じゃ?」
「しらばっくれるな! 何が自由に生きろだ! 筋道決める気まんまんじゃねえか!」
「転移者にはドストライクのはずじゃがの? お主が苦労せんでええように イケメンにもしてやったというのに」
「自由ってのはな 誰にも束縛されないししないんだよ! 自分から束縛されに行ってなにが自由だ?
仕事も女も地位も国も法律も神も関係ないのが自由だろ?
家族? 仲間? 母国? ふざけんじゃねえよ! どれも自由なんてねえだろ!
他の人間の自由って言葉間違ってんだよ!
俺は自由になれると思って転移してんだよ!
自由を甘く見るな!
それよりも巫が可哀想だろ! お前らの都合で股開かんどならんのだぞ!
生け贄だから巫だってえのか! ぶち殺すぞ糞じじー!」
「! 確かに配慮が足りんかったようじゃの すま」
「俺に関係ねえなら鼻くそほども興味ねえよ! お前が作ったルールだ好きにしな 若い転移者なら呪いとは気がつかんだろ 神に感謝しまくりだ
だが俺にも娘がいたからなスルー出来んこともある
どちらにしろ 娘みたいな子供は無理
いや もう枯れてて無理なんだよ
精力はいくらでも調整出来るようだが 恋愛とか人間関係とか超うぜぇ
女は娼婦でたくさん」
「目的が果たせればいいが 本来は巫の引き継ぎも含まれておったのじゃ 前にも魔王召還の生け贄で途絶えてしまったのじゃ 夢を封印せねば伝えられたのじゃが」
「伝えられても無理だったな
勘なんて不思議な能力封印してしまえば?」
「それはワシでも出来んのじゃよ」