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フェロモン

  さ~て どうしよ


 ノープランすぎ これが自由か

 金のある自由はいいね

心に余裕があるよ とりあえず宿でも取りますか


 メイドは嫌だけど カジノから離れる訳にもいかないし

 

 めんどくさ カジノの監視に聞こ 目が合ったね 手招きして呼ぶ メイドが離れてく 

 

 「護衛ご苦労様 どっか目立たなくていい宿知らない?」

 

 「、、、ギルドの運営でよければ」

 

 「いいよ 案内してもらえるかな?」


 「はー わかりました」


  これは監視もいいかも執事てきな? 宿入って隠蔽で出るかな

 

 ギルドから少し離れた路地裏にある宿 おお 結構立派な建物だね


 「こちらがお客様用の宿泊施設になります 一泊大銀貨一枚になります」


 「いいよ はい 明日はまた考える 長旅で疲れたから今日は宿でゆっくりするよ」







  (辺境伯)


 (サクラと会うのは10年ぶりか 先に連絡もらって 兵士や城の者に厳重に注意しといたんじゃがの


 息子には子供の頃に会わせとけばまだ免疫出来てたかも知れんの

 

 だが まさかここまでとは まさか母以上の破壊力とはな ヒデヨの血か


 母親のフェロモン対策を軽く突破しおって


 やはり報告通り転移者がおるのか)



 「おお~ サクラよ サクラもすっかり女らしくなりおって 王都で会ったときは野生動物じゃったのに 母親以上に立派になりおって」

 

 「お爺様! お転婆ならまだわかりますが野生動物とはなんですか! 誉めるにしても立派ってなんです! 

「おお サクラはちゃんと礼儀正しく育ったのじゃな あやつの娘とは思えん」

「お母様と一緒にしないで下さい! 超天然野生児ですから 私はお父様似なのです!」



 「リサも元気そうじゃの

 ヒデヨの妻たちは40から老いを止めたのか?」

 「ヒデヨ様ですから」

「ヒデヨじゃしな~」



 「父上!」


 辺境伯とリサの威圧が上がる


 「息子よ 次期辺境伯として教えたはずじゃ 王命としてこの案件には関わってはならぬと

 下がりなさい」


 「!! はっ!」



 「うちの息子が申し訳ない」

 「さっきので目が覚めたなら 優秀よ こちらも垂れ流しすぎなのが悪いわ」

 

 「だから垂れ流しゆうなし!

 昨日の今日だから訓練が間に合わないの!」

 「昨日って事はもう見つけたのか!」

 「いえ まだよ高性能の隠蔽でサクラの勧でしか捉えられないわ


 今さっきの情報では 若い膨大な魔力量持ちが カジノの盗賊ギルドに客人として迎え入れられたそうよ」

 「そんなはずないわ!」

 「押さえなさい! 冷静に! まったく! 続けるわよ! 計画があると言ったでしょう!」

「はううう、、」


 「この年で母親で慣れててもこたえるわい 相手を探してるときは凄まじいの」

 「もう帰ったらミッチリしごきますわ 

 計画の話しだけど 昨日カジノへ行ったら当たり前に悪党が釣れたわ 

 支配人とやらが確実に襲いにくる それで 返り討ち

 ここまでは良くある話し


 ところが転移者らしき者が 昨日の逃げた盗賊のアジトを見つけ、頭以外を始末して女、子供を救出したそうよ 

 なんと回復、解毒、中絶、精神とすべて上級魔法を掛けてくおまけ付き


 そんな転移者がお嬢様を見て 盗賊ギルドに入るのは 盗賊ギルドからお嬢様を守るためよ」


 「駄目!冷静に!冷静に! ふー ふー ふー 」



ヒソヒソ

 「リサよ なんか昔も何度かこんなことなかったか?」

 「ええ ノグチはよく救出に出て悪党を潰していたわ 転移者にはテンプレ?らしいわ

 だから奥様会議で実績のあるこの計画に決まり 最高の餌も用意したわ 

 運良くサクラのおかげでターゲットをしぼれたのは助かったわ

 なんせ長生きしそうな転移者は貴重よ 闇落ちする前に捕らえないと」

 「ああ ワシも最大限協力する」



 「とりあえず今日は帰ったほうがいいわね この子も落としたら落ち着くから またくるわ」

 「すまんの これじゃ仕事にならんからの」

 「お爺様 ごめんなさい またきます」

 「よい よい 可愛いサクラのためじゃ いくらでも協力するわい!」

 「ありがとうおじいちゃん! またね!」





 (帰りの馬車内)


 「これじゃ冒険者ギルドは無理ね 騎士団があれじゃ 冒険者だったらと思うと 申し訳ないけどギルマスはホテルへ呼びましょう

 



 (冒険者ギルドマスター)


 「と 言うわけで あの子もあなたに会いたがっていたから 遊びに来て」

 「そこまで強力なら連れてこんで正解じゃ ヒミコの時は最初からヒデヨに突撃し陥落させたから

 フェロモンは普通だったって事だな 

本来は相手を引寄せる為の物じゃしな」

 「ヒデヨの研究で特定の相手だけに出せるか研究してたんだけど

 ヒミコだから進まないのよ 今私が押さえるのを鍛えてるけど 落とすほうが早いわ 落とせば普通に戻ると思うわ」


 「ヒミコじゃしな~ ところで転移者じゃが隠蔽を使うとか お前が見破れんほどか?」

 「ええ マップにも出ないわ ただ 兵士待機所の諜報メイドたちには わざと隠蔽を薄くして盗賊アジトの地図を置いてったわ」

 「お前のマップにも出ないか!


 実は一度このギルドにも来ておる」


 「! 結果に反応したのね」

 「そうじゃ 最初は薄い隠蔽じゃったのに溶けるように消え失せた その時はヒデヨの事はしらなんだから精霊の類いかと思ったわ」


 「失敗したから隠蔽のレベルが高いのね あと それらしいのがカジノに客人として潜入してるわ

 それが 金髪青い目なんだそうよ 諜報メイドが逆ナンしようとして 間近で確認して魔法の痕跡も無しよ」

 「身体を完全に変える魔法はどうじゃ」

 「ヒデヨでも半日だったわ でも転移者は常識が通用しないから」

 「あると思っとくか

 サクラにはいつがいいかの」

 「今日 夕食も一緒にどう?」






 (盗賊ギルド宿)

 

 宿は高いのか安いのかよくわからんが 無駄に豪華で下品 

 虎の敷物初めて見た 飯はカジノのみたい 最上階のあまりつまみ食い出来なかったやつ

 

 風呂も入ったし なんか出るの面倒臭くなってきた 寝よ







 「また潰れおって もうこれで最後なんだから シャキッとせい」

 「あー最後によった居酒屋か」


 「何寝ぼけておる 今日でさいごの調整はしまいじゃ」

 「っ! 出たなくそじじー」


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