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お化け屋敷  作者: 火水
9/13

明晰夢という物があるらしいが、ザックリ言うと、夢だと分かってて観ている夢?

でも、それは現実に似通っていながら違うと分かる?らしい

嫌、すごく強い自我があって、これは違うと判断できるから?

…でも、これは違うだろう?

今、自分が見ている夢は…、何だこれ?

身体は人間の上に、顔だけペラペラした漫画の顔がついている


「えっ、何これ?」

声に出るよ…そりゃ、声に出るさ

「へ?」

という声、彼女が驚いたような顔をして、笑い出す

…同じ夢を見ているのだろうか?

あれ?彼女だけは、人の顔だ…こ、これは、ラッキー!


何処かの繁華街の人混みの中

しかも、その人混みの顔だけペラペラした漫画の顔の集団

でも、彼女と自分だけは、人の顔があり、それを互いに認識できる

夢であっても、あぁ、ありがたい…


その時、彼女が辺りを見回して

「あれ…」

と、指差す

「うん…?」

指差す先にあったのは

『鬼』

と、紙に書いた顔をした奴だった


あからさま過ぎて、恐怖が

苛立ちから、怒りに変わっていくのを覚える



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