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お化け屋敷  作者: 火水
3/13

彼女と扉を開けて外に出てしまった

引き返そうとしても、扉が開かなくなっていた

あのまま、外に出ず、お化け屋敷のもと来たみちを逆走して入り口まで行けば良かった

と、後悔しそうになる

彼女は驚きのまま、固まっている


どこかから、夕暮れの放送が聞こえてくる

音が悪く聞こえづらい

かろうじて分かるのは、『とおりゃんせ』の音楽

そして、途切れ途切れの放送が流れる


『…か…くれお…にのやってくる…時刻に…な、りまし…た

…よ、いこのみんな…は、…、…にか…くれましょ…う…」


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