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プロローグ

「マイ、君とのあの時の約束がやっと果たせるよ。明後日………」

 まもなく五十路を迎える大柄な男が、一人で帰宅途中に寄り道をし、停めた車内でスマホを見ながらつぶやいた。

 スマホ画面には、どこかのブログの写真が表示されている。2013年7月のアーカイブで二人の女性が仲の良い姉妹のように写っている。

 一人は30代前半で右目尻に特徴的な泣き黒子があり、もう一人は少女のようなあどけなさが残る20代前半で二人とも艶やかなセミロングの黒髪が美しい。

「いろいろあって本来とは違うかたちだけど、その分必ず君を幸せにすると誓うよ。しかし君のことを忘れてしまうことが悲しいよ。忘れたことすら思い出せないのだけど。」

 男は矛盾した内容の独り言をつぶやいた。

車のバックミラーには、後部座席に別の男性が写っている。


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