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詩のようなものたち

空に向かって

作者: 暮 勇

 空に突き刺さる様に

 空き地に建つのは

 ビル二本


 ”昔”を思い起こさせる

 古く小さなビルディングは

 皆その二つを見上げてる

 だだっ広い

 草生い茂る地に生えた

 ガラス張りの巨塔


「空は雲だけのものでは無い」と

 言わんばかりに日光を跳ね返し

 どしん、と構えて

 そこに居る


 聖書に書かれた人類の試み

 天に向かって伸ばす

 現代のバベルの塔

 ここにも二本

 そんなものが聳えている


 西日を乱反射させ

 雲を穿ち

 天に向かい

 面を構える


 こんな只の空き地にも

 現代の人間の

 技術と欲が

 建っている

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