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sun flower  作者: 黒蝶
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〜花の香りに誘われて〜

こんにちは。初めまして。

この度、初小説作品【sun flower〜花の香りに誘われて】をこのサイトに投稿させていただくことにしました黒蝶と申します。


小説は書き始めたばかりで、まだまだ文章力も

なくて改行とか、もしかしたら読みづらかったり全然下手でおもしろくないかもしれないんですが、よかったら見てもらえたら嬉しいです。できるかぎり精一杯がんばって

最後まで書いていこうと思っています!!(一応再再度確認はしてありますが…不安(笑))


あまり期待はせず、お気軽に軽い気持ちでいろんな方に見ていただけたら嬉しいです!!ではよろしくお願いします!!!

横浜市。海と山に囲まれた静かでのどかな場所にあるキレイな12階マンション【シャイニーローズ二番館】の8階の2LDKの部屋に住んでいる私と一人娘の物語。


【ココ、起きて。学校遅刻するで】

『んんーっ。眠い…』

リビングの隣の部屋からでてきたのはまだ寝ぼけまなこなラベンダー色のもこもこ♡ポケットのついた可愛らしいパジャマ姿の

小柄な恋々(ここす)。私の一人娘である。


【今日は、お母さん夕方まで仕事やから学校終わったらスグまっすぐ帰ってきて着替えてダンスのレッスンに行くんやで。カギだけは絶対忘れんといてよ】

【うん〜…】

メイクも準備も終わらせた私は朝ごはんのオムレツとクロワッサンをたべながら返事をする恋々紗を見つめながらこう思った。

ちゃんと聞いとるんかな?分かってんのかな?

そう、こう、してるうちに7時15分、出勤の時間に。


【ココ、さっき言ったことよろしく頼むよ!お母さんそろそろ行くからね。忘れモンないように準備して行くんやで。ココはちゃんとできるって信じてるからね!お母さんの子供やねんから】

【わかったー!スマホは持ってっていい?】

【ダンスのレッスンん時はいつも持ってってるやろ?】

【そうだった!お母さん行ってらっしゃい!】パタンっ。


コッコッコッ。ヒールの音を響かせながら歩みを進める全体的に細くて長いモデルのような脚。スキニーに青いヒールがとっても似合っている。

耳にかけているイヤホンからは、韓国女性アイドルの曲が流れているようだ。



私は、区役所の福祉課で社会福祉士として働いている。

わかりやすく説明すると社会福祉士とは、障害のある方やさまざまな事情で困っている方々の相談に乗ったり、サポートする専門家。社会福祉士になった理由は、学生時代に友達の悩みを聞いたりするのが得意だったこともあるけど、恋々紗がお腹にいた時になにか資格をとっておきたい。って思って調べて自分にぴったりだったからかな。


勤務先の区役所までは電車とバスで1時間半くらい。

ずっと電車に揺られていると眠くなってしまう朝。


ピコンッ。iPhoneのランプが光っている。

〖夢妃さんがいいねしました〗Twitterの通知のようだ。

そう。私は娘のダンスのレッスン風景などをTwitterにアップしているの。フォロワーは約520人くらいかな。休みの日には雑誌の読モ(読者モデル)もやってる。


【おはようございます。】

【おはようございます。結城さん今日もとてもおしゃれね】

【いえいえ。ありがとうございます。今日は1日かなりいそがしくなりそうですね】

【結城さんは、処理も早いし大丈夫よ。私とは違うから笑】

そういってニコっと笑うのは先輩のベテラン社会福祉士の高柿奈都子(たかがき なおこ)さん。毎日こんな会話で朝は始まる。



【ずこうのざいりょうママどこにおいたのかな?】

リビングを見渡して可愛らしい小さめな紙袋をみつけた。

【これだー!あった!】

おばあちゃんに買ってもらったラベンダーのランドセルに教科書と筆箱と給食袋をつけて準備しているのは……。


結城 恋々(ゆうきここす)。6歳、この春に小学校

1年生になったばかりの小柄でお母さんに似て細くて脚が長い。


【きょうは、ピンクのサテンスカートに上に白ラインの入ってるグレーのニーハイだから上はどうしようかなぁ】

ピンクのクローゼットの中を見ながら考える。洋服はお母さんが原宿とかで買ってくれる。可愛いから大好きなの。髪型もお母さんがいつも考えて変えたりしてくれる。今日はあみこみお団子!

ちょっと悩んでうさぎ耳のカップケーキ柄の白いカットソーに

することにした。


【そろそろいかなくちゃ。カギわすれないようにしないと】

まだおっきなランドセルを背負い、玄関で靴を履いて学校に向かう。


学校までは、おうちから歩いて20分くらい。

海が見える。通ってる学校は〖中央八景小学校〗。

【おはよー!ここちゃん一緒にいこー♪】

少し歩いていたら声をかけられた。

【あ、おはよー!りなちゃん。うん】

同じクラスのお友達の (ひいら) 梨奈(りな)ちゃん。

【ここちゃんのおかあさんってかわいくてきれいだよね〜。こないだこうえんであそんでたときみたのー】

【そうなの?ありがとう

でもおかあさんダンスのときすごくきびしいの】

【また、ここちゃんのおかあさんにあいたいなぁ】

すごく明るくて笑顔の梨奈ちゃん。すごく優しいし。

クラスできんちょうしてるわたしに声をかけてくれたのが梨奈ちゃんだった。


【わたし、りな!ひいらぎりなっていうの!なかよくなろう!】

【………う…ん】

きんちょうして上手く話せなかったわたしをわかってくれた。

【ドキドキしてる?おなじだね!なまえしりたいからちょっとみせて】

胸元についている水色の名札をじーっと見つめてこう言った。

【ゆうきここす?ここちゃんってよぶね!行こ!】

わたしはうなずいて引っ張られながら体育館に行ったその日から仲良しになった。梨奈ちゃんは4年生に双子のお姉さん、梨香(りか)ちゃんと梨帆(りほ)ちゃんがいるんだって。




【担当の社会福祉士、結城 亜紗香(ゆうきあすか)と言います。

よろしくお願いします。今日はどうされました?】

今日、最初の人は高校2年生の子を受け持っている施設の女性の方だ。

【実は2〜3日前から学校に行きたがらなくて理由を聞いても言わないし学校からは見放されているようで……】

どうやら、困り果ててここに来たようだ。

【まずはその子の名前とか聞いても大丈夫ですかね。】

【椎名 月姫(るな)です。公立高校2年の17歳】

【些細なことでも構いません、前兆みたいなものみたいなのは無かったですかね?】

【思い当たること……そいえば4日前くらいに夕食たべてた時にふと【わたしのお母さんってどこにいるの?会ってみたい。会って話したい】って言い出して、どうして?って聴いたら 【これからどうしよーかな】って言ってたことくらいですが、、それが関係あるかどうかは分かりません】


亜紗香は、なんとなくピンと来ていたがまだ言わなかった。

【本人に1度会いに伺わせて頂けませんか?】

【大丈夫だと思います。来週の水か木なら空いてますので】

【わかりました。では来週の水曜日の午前中に伺わせて頂きますね。】

【はい。お願いいたします。私は月姫のいる児童施設 輝里(ひかり)の支援員をしています、西中島(にしなかじま) 佐恵子(さえこ)と申します】

【またなにかあったら相談くださいね。ありがとうございます】

そう言うと、少し安心されたような表情で帰られた。


デスクに戻ると、パソコンに重要な情報などを打ち込み書類を作り始める。


椎名月姫(シイナ ルナ)17歳。高校2年生》

《法人 児童施設 輝里(ヒカリ)

《支援員 西中島(ニシナカジマ) 佐恵子(サエコ)


他にもたくさんある。どんどんやらなければ終わらない。




北海道 札幌市。

春でもまだ寒さが厳しい。

この街にある【ライオンズマンション五番館】の7階705号。

【さぁ、買い物にいかなくちゃ。今日は煮物となににしようかしらね】

【サワラの味噌漬けがたべたいよ】

【あなたサワラ好きね。こないだもたべたのに笑】

【柔らかいし甘くてすきなんだー】

わたしは、結城 佳名子(ゆうき・かなこ)

一緒に話していたのは宮岸 (みやぎし・まさ)さん。夫婦ではないけれどまぁいい感じのお付き合いをしている。大手企業の営業さんで、大学時代のバンドサークルの後輩。


【あれ?これってお孫さん?おっきくなったね】

【そうそう!可愛い可愛い孫娘よ。神奈川に行っちゃたからあまり会えないのが残念よ】

【娘さん一人なんだっけ?すごいよなだってまだ若いでしょーに。だって佳名子ちゃんがこんな若いもん】

【またまたお世辞!笑 でもそうね。52で娘が29だものね

。だけど似なくていいところが似たもんよ。離婚はするわシングルマザーだわで。私がシングルで苦労したから娘にはちゃんとなって欲しかったんだけどね、、高校でちょっとグレてからはまったく…】

【ま、まぁでもさ、立派に育ったんだからいいじゃない。僕にはわからないこともあるかもしれないけどさあまり考えなくていいと思う】

【そうよね!さっさ!買い物行ってくるわね。忘れてたわオホホ】


佳名子は、近くの安いスーパーに向かう。

普段は、週3日フラワーアレンジメントの講師とディサービス職員の仕事をしている。自転車で行ける距離の場所。


【かぼちゃ、こんにゃく、ニンジン、お豆買わなくちゃ】

わすれないようにスマホのメモに書いてある。

今日は、かぼちゃの3色煮物と魚にしようかしらね。



キンコーンカーンコーンッ。

【ここちゃんかえろー】

【うん!りなちゃんはならいごとないの?】

【きょうはピアノとおしゅうじだよ】

【そうなんだ!】

梨奈ちゃんの家は、わたしの家のもっともっと先。

【またあしたね!ばいばいー】 【うん】

梨奈ちゃんとお別れしてマンションのエントランスに入る。

エントランスは、広くてポストとプレイルームがある。


ガチャ。

【ただいま】

今は13時半。ダンスは15時半から。

ランドセルを降ろしてリビングに行くとメモ書きがおいてあった


〖おかえりなさい。てあらいうがいはした?かえってきたらひらがなとしゅくだいをすぐにおわらせて、きがえてれいぞうこに

あるゼリーたべてからダンスのレッスン行くんやで。カギとレッスンぎのかえわすれんといてよ。ココならできる!やってよ!

ママより 〗

キレイなひらがなで書かれている。

【ママ、しんぱいしすぎだよー先にきがえようっと!】

黒とピンクのMezzo Pianoのレッスンリュックに入ってる黒い

りんごのシャツと黒いハーパン。

【あたらしいすにーかーほしいなぁ!】

着替えるとひらがなワークを手にしてリビングのいすにすわった。

【おわったー!】

宿題とひらがなワークも終わらせていたらそろそろ14時半。

でないと間に合わない。

【そろそろいこうーっと】

ダンスレッスンのスクールは駅前にあるから30分くらいかかる。

ダンスのお友達は、同じマンションの10階に住んでいる一つ上の高橋すみれちゃんと2階に住む笠原野唯依(かさはらの ゆい)ちゃん。優しいお姉さんたちなんだ。


【きょうのごはんなにかなぁ〜】

ダンスの練習をするとすっごくたべたくなるんだよねー!

いつも楽しみにしてるんだ〜!


【もっともっと前に!自分が主役って思ってやりぃ】

ダンススクールの先生 Mayu(真柚)先生はレッスンの時はきびしい。

【ここす!もっと思い切って堂々とやりなさい!そんなんじゃ見てもらえへんで!!】

たまに難しくてダンスやめたくなったりもするけどお母さんが

恋々紗にダンスやってみたら?って進めてくれて5歳から始めたからダンス自体は嫌いじゃない。

【はい】

どうやったらもっと堂々とできるか考えながら練習する。

帰りはお母さんが来てくれる。お母さんにいいところたくさん見せたい。【高柿さんお先に失礼します。すみません】

【気にしなくていいわよ。あとはまかして!娘さん早くお迎えに行ってあげて】

【ありがとうございます】

17時半。忙しかった仕事もなんとか終わって退社。ココのダンススクールに行かないと。それから買い物もしないと。


スマホを見ると母からのLINEが来ていた。

〖今度いつ来るん?〗

〖まだわからん。なんで?〗

〖恋々紗元気かな思って。今日、雅さんと話してたら会いたくなってね〗

〖まぁ、近いうちにはいけると思うけど仕事の関係あるけ、微妙やね〗


こう返した。めずらしくLINEが来たから焦った(笑)

なんだよ!笑


【こんばんはー。結城ですぅ】

【ココス、お母さん来たよ】

【お母さん!!】

【帰ろ。買い物行かなごはんないで笑】

【やだー!すいたー!】

【さよなら、、また明後日な!がんばろうな!】

【うん〜〜】


近くのまいばすけっとに寄る。ここはかなり安い。

【今日の夕飯どうしようか〜】

【うーん】

【とりあえず野菜は…】

カゴの中には、長ネギ、レンコン、キャベツ、ニンジン、玉ねぎ

ミニトマトを入れた。

【つかれたー】

【めっちゃがんばった?】

【うん】


【決めた!よし】

鶏ひき肉と手羽中と必要なものをカゴに加えた。

【レジ行って早く帰ろ。】

【うん。なににするの?】

【できてからのお楽しみ!】

そんな会話をしながら帰路に付いた。


ガチャリッ。

【はぁ…疲れた】

部屋着の黒シャツと半パンに着替えると、キッチンで冷蔵庫に

しまいながら夕食の準備を始める。

【レンコンて玉ねぎは荒みじん切りでニンジンはリボン状にスライサーでスライスっと。】



トントントントン。トントン。

【混ぜて焼いてるうちにはちみつ甘辛ダレを作っておこう】

【残しといたレンコンでサラダも作ってっと】

今日のレシピは、レンコン和風マヨサラダ、レンコンと鶏ひき肉のはちみつ甘辛炒め、ご飯、キャベツのスープ。


恋々紗は、リビングで絵を書いているようだ。

【もうすぐごはんできるよ】

【はーい】

サラダ盛り付けて、完成!


【たべよ!いただきまーす】

【いただきます!】

亜紗香は、まず写真を撮りそれから食べた。

【どう?ココ?どう?おいしい?】

【うん!あまくておいしい!!】

【ほんと?!よかった〜】


あとでインスタ更新しよっと〜♪

そう思いつつ今日のダンスのこと、学校のことを娘と色々話ながら夕食を食べる。いつもこんな感じ。




最後まで読んでくださりありがとうございます。

いかがだったでしょうか?


上手く書けてる自信はほんとまったくありませんが読んでくださってすごく嬉しいです!



また続きもどんどん更新していこうと思ってますので次回もよろしくお願いいたしますっ!!


2018年 1月17日 作者 黒蝶。

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