川原泉は男女を問わずに読めるマンガですよね ★川原泉
今日はマンガの紹介です。
川原泉の作品はどれも好きか大好きなので、どれか一つをあげろと言われると困ってしまう。子どもの時に読んだものは、多分妹がお嫁に持って行ったのだと思う。我が家にあるのは、文庫本で再販されたものばかりだ。最近新たに描かれた私立彰英高校シリーズは今流行りの中型のハードカバー?だけれど。
作品 No.6 「森には真理が落ちている」
作者 川原泉 白泉社文庫「美貌の果実」の中に収録されてます。
娘の婿さんに、例のごとく「これを読んで!」とほとんどの川原泉本を貸していたので、我が家には今二冊しかなかった。選択肢が絞られてよかったというべきだろうか・・・。
川原作品はどれも客観的に描かれている。少女漫画としては異質な手法だが、それでもとことん内容は少女漫画なのだ。哲学やスポーツと面白い観点から恋愛を分析するなど、ベタな恋愛ものが川原泉の手にかかると真に面白い作品に仕上がる。読んだことのない人は、ぜひ読んでいただきたいと思う。
「森には真理が落ちている」は、設定がまず面白い。そして例のごとくそっけないばかりにいい感じのキャラが出て来る。森の主さまと一緒に川原ワールドを味わってくださいな。
「美貌の果実」やいつか描かれていた巻末付録のエッセイマンガから、鹿児島の指宿の駅前にはアバンギャルド感覚の看板があるとばかり思い込んでいた私は、何年か前に主人と一緒に車で鹿児島を旅行した時に、わざわざ指宿の駅に行ってもらって、マンガに描かれていた看板を探したことがある。
実際にはそんな看板はなかったのだが、それが年を経たせいなのかマンガにだけ描かれた設定だったのか未だにわからない。
この人とは、恐れ多いことだが物凄く似た感性を感じてしまう。
出版された作品はすべて購入して、それを何度読み返したことだろう。娘三人も時代を超えて川原ワールドにハマってくれた。
新しい作品をこれからも描いてくださることを切に願っている。
男性でもお姉さんの持っているマンガを読んでハマったという人が知り合いにいました。男の人でも読みやすい少女漫画の代表だと思います。