赤毛のアンシリーズについて ★ルーシー・モード・モンゴメリ
まずは読んでみてください。
まず第一作品めは、やはり多大な影響を与えてくれた「赤毛のアン」を取り上げるべきでしょう。
作品 No.1 「アンの娘リラ」
作者 モンゴメリ 訳 村岡花子
私が現在持っている「赤毛のアン」の本は、日本語で書かれたものが文庫本七冊、英語版が三冊である。
関連本は手芸の本を始めまだ数冊あるがここでは、お話の本を主に話そう。
今、調べてみてわかったのだが文庫本は中村佐喜子さんが訳した角川文庫が五冊。村岡花子さんが訳した新潮文庫のものが二冊だった。七冊とも読み込み過ぎてボロボロになっている。そして、買い求めたのが遥か昔の青春時代の事だったため紙の縁が茶色に黄ばんでしまっている。
値段をみると180円から高いものは「炉辺荘のアン」の400円まで様々だ。余談だが、500円以内で文庫本が変えた時代が懐かしい。今は文庫本を買うのに1000円札がいるもんねー。高すぎる。
アンのシリーズで何が好きかと聞かれたら、迷わず「アンの娘リラ」だと答える。
主人公、アンじゃないし・・。リラだし・・。
余程のアン好きでないと読んでいないのが口惜しい。これ、本当に面白いんですよっ。大戦の話がベースになっているので、アンシリーズの中でも異質なものではある。けれど、楽しいことだけが好きだった妖精のようにつかみどころがない女の子が、戦時中に色々なことを経験し成長していく物語なのだ。
ただ、私が好きなところは主人公のリラの成長でもない。どんなんじゃ。
一番好きな場面は、戦争が終ろうとする頃のお手伝いのスーザンとアンの夫となったギルバートの会話なのだ。ここを読むといつも感動してしまう。
これは読んだ人にだけワカルプレゼントだと思うので、あえて詳しい説明はしません。
興味のある人は確かめてみてくださいな。
英語版は、学生時代に一度「Anne Of Green Gables」(赤毛のアン)を買っていたのだが、引っ越しの最中に無くしてしまった。なので去年プリンスエドワード島へ行った時に、作者であるルーシー・モード・モンゴメリが生まれた家で初版本の復刻版を買ってきた。なかなかに洒落ているでしょう。作者の誕生と本の誕生をかけて買ってみました。
その時にモンゴメリの親戚の家にも行ったのだ。ここがアンシリーズとは別の作品「パットお嬢さん」のお話の舞台のシルバー・ブッシュなのです。そこで、もう一冊「Pat of Silver bush」(パットお嬢さん)を買った。この本にはモンゴメリと血縁があるパムさんがサインを書いてくれた。(ふっふっふ。自慢です。)
その時に「あなたは英語がうまいわね。どうやって勉強したの?」(これはお愛想です。私の英語はプァーです。)と聞かれたので「自学自習ですっ。」と自慢げに答えたけれど、「アンが教えてくれました。」と言えばよかったなぁー。と後で悔しい思いをした。なので今書いている「ハニームーン紀行」では、絵美にそう答えてもらうことにする。
最初に本の冊数を書いた時に疑問に思った人、あなたはアンオタクですね。
そう、もう一冊あるはずです。それも一番重要な「赤毛のアン」が無いことにさっき気付きました。(汗)
娘の誰かに貸したのかしら、それともリフォームの引っ越しの最中に無くなったのかしら・・・。こういうことよくあるんですよねー私。「面白いから読んでっ。」と誰かに貸してそのままわからなくなってしまう・・・。ただ大切な本は、返してくれる人にしか貸さないようにしているので、どこかにあるはずです。たぶん。
そして、もう一つ白状しておくことがあります。
「アンの娘リラ」を勧めておいてなんなんですが・・・一番繰り返して読んだのは「アンの婚約」だったりして・・・。しょうがないですよね。青春時代に買ったんですものっ。
すみません。堅苦しく書こうとしてできませんでした。
なので、キーワードを「堅苦しくない」にしてみました。