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ついに時は来た。
イカの塩辛を思い浮かべるだけで心が震え立つ。
大きな魔力を保持した物体が空へと現れた。
全てを引き裂かんとする2対の大きな鋏……鋏?
大地を踏みしめんばかりの8本の脚……脚?
匂いや流れを感知する4本の触角……触角?
強靭な殻を纏いし者……殻?
空から巨大な蟹が降って来た。
大森林をも超える大きさだ。
私の眼に憤怒の光が宿る。
白き雷が蟹を貫き通す。
魔法使い擬「これはまさしく電気ショック猟法」
僧侶擬「あれ仮死状態に留まらないから、完全に息耐えてるから」
イムル「流石はマスター」
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さあ、今夜はみんなで蟹鍋だ。
イムル「マスター空から巨大な蟹が!?」




