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魔法使い擬が鯖の味噌煮定食を城内の人数分作っていた。
ミノちゃん達や生贄さん達、イムル、自らの分、僧侶擬に、わたし。
朝食が宴会じゃ無いんだから。
朝っぱらからお酒飲んでいる私には言われたく無いと思うけれど。
生贄さん達はお米を大層気に入ったららしく、2人に収穫までの育て方を訊いていた。
苗はどうするんでしょうねぇ。ズズズ。
ミノちゃん達が農家になったりするのかな?……面白いし、一枚噛んでみようか。
私の化身達に森の開拓を命ずればうまく事が運びそう。
イムルを抱き枕にしてお休みなさい。スライムの癖して温いとは何事じゃ。




