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 迷い子さんと共に転移門をくぐり抜けると、目の前に湖が広がった。どこかの湖畔だろうと思った。場所は知らない。


 第一、湖をこんなにまじまじと見たのは生まれて初めてかもしれない。


 背後から声をかけられた。振り返った迷い子さんの反応からして、前回か前々回の生贄だろう。



 迷い子さんとの再会が終わると矛先は私だ。正直、気怠い。


 生贄同士で小さなちいさな村を作った。

 場所を提供してくれた魔女さんにはとても感謝している。

 等々の話を聞かされた。


 お祖母様の話は嫌いじゃないけれど間が大分悪い……。


 帰ってふて寝するもん。

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