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 風呂は5階にあった。


 露天風呂だったとは、やっぱりお祖母様はいい趣味をしていた。


 イムルと一緒に、ゆったりと湯船に浸かった。


 そのままの状態でエールを飲みたいと思ったけど、持ってきてなかったのが残念だ。



 外の景色を眺めながら浸かっていると、風が木の葉を運んできた。イムルに被せてあげる。ふふっ、ちょっとした緑のお化粧だ。



 森が新緑を賑わせ、空気が時間とともに七色に変わっていく事を見えるこの場所は、私のお気に入りとなった。

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