・・・。
その涙は止まる事を知らなかった
ずっと泣いて、苦しくて、
それでも周りは責め続けた。
お前が悪い
全部あんたの所為だって
言われて苦しくて
自分が何を言ってるのかも
よくわからなくて
ただ苦しかった
クラスで一人だけ友達と呼べる子がいた。
その子は、僕を線引きして知り合いと化してしまった人たちに
次の競技に行こうと言われ
行ってしまった
秋空の広がる
体育大会での事だった
一人残された僕は
苦しくて、心配した先輩に声を掛けてもらったけど
それさえも苦しくて
悲しくて
先生が声を掛けてきてくれた
僕の口からは嗚咽がもれた
前々から周りとは少しずれていた
周りは負けたくないと意気込んでいたけれど
僕は勝ち負けにこだわらなかったから
そこまで勝ちたいとは言わなかった
誰かがミスしたとき
僕は笑う人間だった
別にミスして嬉しい訳じゃない
ただ、周りは僕がミスしたとき
何も言ってくれなかったから
笑いもせず、まるで僕自身がいないみたいに
だから、誰かがミスしたとき
大丈夫だよって意味で笑ってた
周りはドンマイって言うけれど
ドンマイなんて親しい友達にしか使わないものだと思ってたから
ただの知り合いの僕には言えない言葉だと思ってたから
でもそれを
周りは勘違いした
周りは価値観の違う僕を邪魔だと思った
ありもしない噂を流して
僕の悪口を囁き合って
そもそも僕に協調性が無いからなのかもしれない
不特定多数の人と関わる事など僕にはなかった
限られた親しい人間としか話さなかった
だから僕は、人との関わり方を知らない
ねえ、僕は間違った人間?
それとも・・・?
初めてこういった詩のような形式で書きました(*^_^*)
いきなりなのですが、この話は実話です
僕に実際にあった事です。