41-魔法少年と最後の戦い_完結編(上)
あ、タイトル少し修正しました。
「誰に言っているのですか?」もちろん、コンテンツの受け手ですよ、ゆーき君。
「そーユー、メタフィクションな話題、ユーキには理解できないんじゃなイ?」そうなのですけどもね、一応様式美として返しておきませんと。
さて、ゆーき君、本イベントのメインバトルですよ。
「はい、ええと、変身しておいて武舞台にポーズをきめて立っていればいいんですよね」うん素直でよろしいですね。お願いしますね。
「はい、ええと『武装解放転身無双愛神顕現!』」ちょっと恥ずかしそうに言うところが、萌えポイントですね。後期では尊いとか言っていたりしたようですが、個人的には萌え出ずる感じがする方が好みです、はい。
おきまりの、色っぽい変身シーンですね、シルエットだけみるとまるで一度何もつけていない生まれたままの姿のようになって、薄い布を重ねたような衣装を身にまとって行って。そうそう、肝心なところが見えそうで、絶対見えないところが、レーティングに配慮しているのですよね。
全年齢版ですよね。X指定の画像は個人的に撮影しておきましょう。
「やめろ、この、安定の、変態」おうち、頭がかかと落としを食らったように痛いです。あ、追撃の暴力的社会不適合者キックはやめてください、内臓が、具体的には肝臓とか脾臓がやばいです。
「とこロデ、今回、ユーキと対戦する相手は、ドナタなのデス?」あ、そういえば、観客席で身悶えている場合じゃあなかったですね。武舞台に移動しなければ。
「ええと∧( ‘Θ’ )∧」
今回の勇者もしくは魔法少女「男の子です」少年のゆーき君の対戦相手というのは、実は”私”だったのです。
「「「へ?」」」
物語のクライマックスで主人公が対決する最後の、ラスボス的存在が、”地の文”だった!これは斬新でしょう!
「「「斬新すぎるわ!」」」
「というか、思いついてもする”人”は皆無でしょうよ!」あー確かになっちゃんさん、そのご意見は正しいような気がしますが、多分、既出ではある予感がしますね。
「そんな頭の悪い展開をしている、『の』が他にもあると言うの!そちらの方が驚愕の事実なのですよ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」あ、結構喜んでますね、ガーベラ=淵島さん。いや具体的には、勇者シリーズと銘打たれた、夜明けを意味する団体が、作成した作品の中に、似たようなシュチュエーションがありましてね。
「あー、嵐を呼ぶ作業用爆弾男さんのお話ですね、好きな作品でした。その作品群を生み出した偉大なる先人に謝りなさいね」
ククク、すでに皆、墓の下よ。いや、ゴメンナサイ、調子に乗りました、なのでその明らかに何ものも残さず消滅させそうな、手の上にある、エネルギー球をお納めくださりませんか?ママさん。
「うわあ、ママさんも人間離れしてきましネ」
「いえ、最初から先輩は、人類の範疇を軽く踏み越えていましたが」
「そこ、うるさいですよ?」あ、ちょっと恥ずかしそうですねママさん。ゴメンナサイ、ですから視線で即死攻撃を放たないでくださいませんか?何度もレジストするのは、とても背筋が冷えるのです。
「ええと?今度は僕が放置されるパターンなのかな?」そんなとんでもないですよゆーき君。でも、放置プレイとかもたまりませんね。こう恥ずかしい格好をさせて、公共の場に、命令で立たせておくとか。
「おおウナイスです、それは新しい光り輝く扉がオープンですネ」でしょう、同士よ!
「そのままその扉をくぐって、塩の柱にでもなりなさい!」鈍い音がしましたよ、そして、見えてはいけないものが、私の頭から吹き出ています。というか、今離れたところに同時にけりを入れましたよね。
「「前回の影響で分身(姫さま&なっちゃん)できるようになりました」」なんと、化け物か。
「「お前が言うな」」ごもっともでございます。
それでは改めて、ゆーき君試合の準備はよろしいですね?
「ええと、始まる前から瀕死の方がおられるのですが、ううん、やりにくいですよ」
遠慮はいらないですよ、知らないかもしれませんが、私結構打たれ強いですから。
「それは知ってますが、ええと、なんだかやっちゃいけないような、ええと、心の問題的なそれが、引っかかっているんですけど?」
ふふふ、そうでしょう、そうでしょう、それはあなたの無意識が私への攻撃を躊躇しているからなのです、でも大丈夫です、それは普通のことなのです、やむにやまれる事情があるのですよ、その隠された真実とは!
知りたいよね?知りたいですよね!!
「ええと、そんな大げさなものじゃなくてね、さすがにおとーさんに手を挙げるのは子供としてちょっとなー、て感じなのですけど」あ、知ってたの?
「「「へ?」」」 あ、コピペですかね?
「?当たり前というか、いつもマイクデバイス片手に僕らのそばにいましたよね?」
あー、そーゆー認識かー
「へ?あれ?確かに、いつもいつもいつも、い、た?」あー無理に記憶をさかのぼると負荷が大きいですよ?なっちゃんさん。特に、私を明確に意識したままじゃあ、ダメなんだぜ。
「オオウ?アレ?だよネ、確かに、イタよ、イルよ、人が喋ってル?」
「???何を言っているんですかなっちゃん、リカルド君?君たちだって、散々ツッコミを入れて会話を成立させていたし、一緒に食事したりお風呂にも入ってたじゃないですか?」
うんそうだね、ゆーき君、そうだよ、君たち、私は私としていつも、そこ、にいたんだよ。
「は、這い寄る混沌様きたー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」いや、違うから!そのお方を使っちゃうと、便利すぎるから、というか、見られても正気度減らないし、派生した作品で語られるような美少女でもないから!私は年相応の美青年だからね!
「あー先輩、なんだか私も認識がずれていたようなんですが、というかあんにゃろう、私たちと一緒にお風呂は入りやがってましてございますね」
「口調が乱れている上に、顔が真っ赤なのですよ後輩さん。もちろんバッチリしっかり、すべての角度からダーリンに頼んで、映像は撮影して記録済みですので、後で一緒に見て楽しみましょう、かっこハート」その時にはぜひ私もお呼びくださいママさん。
「OKOK楽しみはみんなでわかち合わないとねー」
「いや、それは普通にNGですよ先輩」
「?ベッドは十分に広いよ?なんならゆーきも交ぜる?」
「それは結構よだれが出るシュチュエーションですが」あ、傾いてるね。
「さすがに教育的指導が入る案件ですよ、みなさん落ち着いてください」あ、宇喜多会長は冷静ですね。
「擬似的な精神を基にした認識でも阻害して、惑乱するお力、さらには、痕跡すら違和感を見せない。お見事でございます、しかし、こちらも次世代機の矜恃がございますので」うーん頑張れ、次世代の希望さん、というところですか。
「なんだか、みんなの認識が違っていた?のかなぁ」
「と言いますか、ゆーき君?父親がいつもいつもそばにいて、記録デバイスやらマイクデバイスやら片手に実況をしていて、変に思わなかったの?」はい、なっちゃんさんからの質問がきましたね、さて、ゆーき君のお答えはいかに?
「ええと、物心ついた頃から、そんな感じでしたから、別に?それに周りからも、不審がられなかったから、父親とはそーゆーものかと?」
「世間一般の父親は、そんなストーカのようなことはしません」あーストーカ呼ばわりはひどいですね、ただ、私は愛の狩人というだけだった、それだけのことなのですよ?
「黙れ犯罪者」あ、視線が冷たい。でもまあ、バレなきゃ犯罪じゃない、そうですよ。
「いや、バレてるシ」本当だ、しまったー!
「あの先輩?気をぬくとまた、認識があやふやというか、違和感が薄れてくるんですが?」
「はい、仕様です。ダーリンの能力、彼が、意図的にオフにしないと、存在の異常さが認識できなくなりますよ?無意識で抵抗できるようになれば一人前ですね」
「何の”一人前”なんでしょうか?」
「ライトスタッフ、つまり正しい資質を持つクルーというぐらいの意味ですね」にっこりと可愛らしく笑っていますねママさん。綺麗ですよ。
「なるほど。ところで、ゆーき君は完全正しくえーと、父親を認識しているようですが?」
「そうなのよね、生粋のライトスタッフだったみたいな?驚きよね」ええと、あまり驚いていないところを見ると、半ば予想していましたかね?
「すごく素直な子だなーとは思っていたし、そうなるように誘導はしてきましたからねー、もちろん愛情を込めるのは前提です、かっこはーと」
「わーい褒められた、嬉しいよ、おかーさん」
うん、素直で可愛いなー。私も大好きですよ。
「どうしよう。子煩悩な夫婦であるだけのはずなのに、なんだか大きな恐怖を感じてしまいます」
「安心しテ、なっちゃんさん、ボクもだヨ」失礼ですね。
しかし残念ですね。
「ええと、何がですか?」いえね、せっかくやってみたいシュチュエーションがあったのですが、空振りになってしまったのですよ。
「それは何なのです、おとーさん?」ええとですね、こう、黒い甲冑のようなものに、ガスマスクみたいな擦過音まじりで、言い放ってみたかった?のですよ。
「?」
そう、
『私はお前の父親です』
と、
「ええと、それで僕が『のー』っていうんですか?」あ、知ってましたかゆーき君、結構、かなり、ずいぶん古典でしたから乗ってくれるかどうか、不安でしたが。
「子供への教育は完璧ですよ」ああ、ママさんいい笑顔でサムズアップですね。あのええと結局
何部作になったんでしたっけかね?
「確か9部作でしたよ、私が知っている限りではですけど、いい作品でしたね」そうですね、また繰り返して視聴したものです。おや?何を笑っているのです?
「いえ、昔のお話なのに、最新作が楽しみです、という、気持ちが浮かんできたんですよ、以前の記憶ですね、懐かしいわ」そうですか、ママさん。
「あー、もしかして、自分が父親であることを衝撃的に明かしたいという、パロディをする為に、今まで暗躍してきたのでしょうか」
「それは、さすがに無いと思うヨ、なっちゃんサン」
ぎくり。
「そこまでやるかー*・゜゜・*:.。..。.:*・’(*゜▽゜*)’・*:.。. .。.:*・゜゜・*」
「いや『ぎくり』じゃ無いでしょう!というか、本気ですか!?」
「なっちゃんさん、そこは正気デスカ?と尋ねるべきネー」
毎度毎度、失礼な、ご褒美です、本当にありがとうございました。
しかし、台詞の元ネタになった映画のシリーズは、熱狂的なファンが多かったようでして、うかつにパロディにしなくてよかったような気もしますね。下手なことをやると、ヒゲ剃りがメールに添付されて送ってきたりしそうです。
「それ、何か意味があるのですか」
ええっと、太古では、相手に髭剃りを渡すことで、馬鹿なことを言っていないで、これでムダ毛を処理して反省しなさい、から転じて、坊主になって、悔い改めて、菩提を弔いなさい、と比喩的表現で、現世から引退していなさい、をあらわしていた、縁切りの技法らしいですね。
「へえー、昔の人の考えることはよくわかりませんね」確かにね、なっちゃんさん。私も説明していてよくわからなくなってきていますね。
「ええと、やっぱり僕放置されている?」いいえ、じっくりネップリと観察、記録はさせていただいております。
「?まあ、いいけど、それで、試合するんですか?」
そうですね、なんだか対決する意味も薄れてきたような気がしますが、息子がどれだけ成長したのか、確かめてみたいですし、少しやりましょうか?
「あー、手を体の前でにぎにぎとしているのが不穏ですね、どうしますあれ、先輩?」れーねいさんあれ呼ばわりはひどいですよ?
「大丈夫よ、ただの『親子のスキンシップ』じゃない」面白がっていますね。
それでは、
「始めましょうか?おとーさん」
よかろう、息子よ、おとーさん、胸を貸してやるぞ!
あっさりと、次回冒頭でコテンパンにやられているような気も若干しますし、可能性としては高いですが、以下、次号へと続きます。
私は、生き残ることができるか?
「「「ええと、どうやったら死ぬんでしょうか?」」」
それはそれでひどいですよ?
それでは、次回、
「魔法少年と最後の戦い_完結編(多分下)
でお会いしましょう。
(((多分、なんだ)))




