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tenth  作者: 大友 鎬
第7章 放浪の旅
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飛空艇編-24 謝罪


24


「ほんとにごめん」

 酒場に急行した僕はヴィヴィたちに頭を下げた。

 ヴィヴィは気絶していたこともあって、僕があのあとどうしたかをよく分かっていなかったけれど、ルルルカは腹を立てていて、アルルカは心配していて、モココルは相変らずの笑顔が怖くて、モッコスはよく分からなかった。

「何にせよ、キミが立ち直ったならよかった。アリーさんなら容易く立ち直らせてしまうんだろうが、なにせまだ私には勝手が分からないからな」

「ほんとです。姉さんったら、こうなったら私たち4人が下着姿で……あの……その……って」

 言ってて恥ずかしくなったのかアルルカが頬を赤くする。

「それは秘密なの!」

 ルルルカが自分で白状して、僕は苦笑していた。

「それはちょっとやめてほしいな」

「それで、ジョバンニさんに材料は渡したのだろう?」

「うん。あとは完成待ちだから、今日はゆっくりと休もう」

 言ってココアを注文すると、相変らずそれなのか、とヴィヴィが笑い、みんなが笑う。

 ココアが届くまでの間、僕はふと窓から空を仰ぐ。

 セフィロトの樹が目に入って、そのなかにグジリーコやゴジライの名前を見つける。

 僕は、まだまだだ。

 これからも何度も何度も迷っていじけて……こんな調子で大丈夫なのかな。

 自分でも不安になる。

 アリーはどうしてるんだろうか。コジロウは?

 自分の心配をすべきなのに、どうしても心配してしまう。この調子じゃあアリーに怒られそうだ。

 それでも僕は苦悩しながらも一歩を進む。

 進んでいく。


『冒険者情報』―――――――――――――――――――――――――――

レシュリー・ライヴ

 LV485 薬剤士 〈双腕〉 ランク5

【取得スキル】

 造型、速球、煙球、転移球、断熱球、火炎球、着火補助球、毒霧球、蜘蛛巣球、破裂球、治療球、回復球、蘇生球、合成、回転戻球、戻自在球、清浄球、擬態球、滅毒球、剛速球、変化球・急落下、収納、変化球・急上昇、三秒球、三秒爆球、収納、止血球、変化球・利手曲、手球、浮遊球、麻痺球、転削球、変化球・逆手曲

【装備】

 鷹嘴鎚〔白熱せしヴァーレンタイト〕、適温維持魔法付与外套〈整〉、駝鳥の羽飾り〈整〉、駝鳥の防護腕具〈整〉、駝鳥の長靴〈整〉、保護封


ヴィヴィネット・クラリスカット・アズナリ・ゴーウェン・ヴィスカット

 LV210 双魔士 〈話術使〉 ランク2

【取得スキル】

 吸毒、防御壁、打蛇弾、蛾駕牙、怒狐鈍、蟻戯技、蛾檎冴厳、馬蛮伴、虚仮狐降、努加守鹿、座狗座苦、致死回避、貪我蛾頭鈍、接骨

【装備】

 鉄杖〔慈悲深くレヴィーヂ〕、白樺の白衣〈整〉、紫陽花の手袋〈整〉、紫陽花の靴〈整〉、保護封


ルルルカ・アウレカ

 LV399 操剣士 ランク5

【装備】

匕首〔ちゃっかりイチベエ〕、匕首〔どっぷりニヘエ〕、匕首〔どっきりサンベエ〕、匕首〔がっちりヨンベエ〕、匕首〔びっくりゴヘエ〕、匕首〔しっかりロクベエ〕、匕首〔ばっちりシチベエ〕、匕首〔がっかりハチベエ〕、匕首〔ひったくりキュウベエ〕、匕首〔野牛ジュウベエ〕、雉の外套(フェゼント・コート)〈整〉、雉の羽飾り(フェゼント・クレスト)〈整〉、雉の防護腕具フェゼント・プロテクション〈整〉、雉の長靴フェゼント・ロングブーツ〈整〉、保護封

【技能】

 操剣(10個まで可)


アルルカ・アウレカ

 LV405 魔双剣士 ランク5

【装備】

魔充剣タンタタン、雉の外套〈整〉、雉の羽飾り〈整〉、雉の防護腕具〈整〉、雉の長靴〈整〉、保護封

【技能】

冷風、熱風、尖突土、光刃、氷牙、強炎


モココル・ファンデ

 LV423 狩士 ランク5

【装備】

鋼鉄槍〔警戒するバンガッド〕、拳銃〔一発必中のハズレ〕、連射銃〔全弾不発のアタリ〕、大鋏〔切り裂くジャック兄弟〕(穴柄頭刃剣〔斬髪屋キリー〕、穴柄頭刃剣〔散髪屋サーキ〕)、虎蹲砲〔虎視眈々のシコタン〕、雉の外套〈整〉、雉の羽飾り〈整〉、雉の防護腕具〈整〉、雉の長靴〈整〉、保護封

【技能】

危機管理


モッコス・モッコス

 LV444 狂戦士 ランク5

【装備】己が拳、己が肉体、熊皮靴(ベアファー・シューズ)更望(さらにのぞむ)〉、保護封

【技能】不明


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