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嫁との出会い

この物語はノンフィクションであり登場する団体、人物などの名称は全て実在するものです。


ぼくは麻雀もやる。


持ち前の運の良さを生かし早いリーチから牌を3つツモリ素早く当たり牌を出すリーチ一発が得意だ。

六対子なども平然とやってのける。


配牌総入れ替えなどという大技も考えたが自動雀卓になってしまったのでこれはやったことはないが。


インチキではあるが誰も気づかない。

とにかく、ぼくは勝ち続けてきた。


そんなぼくでも勝てない相手がいる。

それはぼくの嫁だ。


史上最強の鬼嫁とは、ぼくの嫁のことである。


麻雀って例え相手がプロでも何局かに一回は初心者でも勝てる運の要素がかなり強いゲームではあるが絶対に嫁には勝てない。


なぜかって?

その理由は面倒なので書かない。

とりあえず嫁との出会いから話をしていこうと思う。


そのうちにぼくの嫁の凄さや魅力に取り憑かれるに違いない。


嫁との出会いは十年前パチンコで知り合った。そう、ぼくの嫁はパチンコの景品なのだ。金玉2つで換金だ。


それは冗談だが、当時の嫁は誰とでも気さくに話しかけるとても良い娘でしたがいつの日かパチンコ屋出入り禁止にされてしまいました。


理由は出し過ぎでしょうか?

それはぼくにもわかりません。


彼女の名前はチャオリン。

台湾出身。留学生として日本に来たが、その時すでにオーバーステイ。


今は見かけなくなったが一昔前は賭博場がありルーレットやポーカーなどがあり食事やタバコは無料というところもあったらしい。


ギャンブル人生を歩んできた彼女が何故ぼくを選び結婚したのか?


その理由はSEXが上手だからだと彼女は答えた。そして、ぼくは絶対に浮気をしない人だからだと。


ぼくはその時は前妻を病気で亡くしバツイチで結婚する気はなかったが彼女が妊娠してしまったので責任をとって結婚することに決めたのだ。


母に報告したら大喜びで...


母は早速お腹を触っただけで妊娠した子供の性別がわかるという接骨院の先生の所に嫁を連れて行き女の子と言われてガッカリして帰って来た。


その晩。

嫁がぼくに言った。

「大丈夫。男の子だから。」


もう決まっているのだと....


台湾では占いが多く流行っている。

彼女は占いなど信じてはいなかった。

友人の付き合いでその占い師と出会ったらしい。


その占い師は年齢はよくわからないが80くらいのお婆さんらしい。

TVでよく見るような水晶玉などはなく普通にお茶を飲んで話をするだけということだ。


彼女の友人は毎日受けており朝起きて玄関のドアを開けると犬が居るとか、くだらないが100%当たるらしい。


彼女は占いなど受ける気はなかったがお金は取らないからここに座りなさいと言われ受けたらしい。


初めの結婚は髪の長い男だ。

でもやめなさい。離婚すると言われたらしい。


彼女は笑った。

何故なら彼女は髪の長い男は嫌いだからだ。しかし実際に髪の長い男と結婚そして別れた。


余談だが

彼女の友人は当時結婚していたが私は?って聞くと奥歯が金歯だと言われ帰ってすぐに夫に口を開けさせると金歯があったらしい。


そして帰るときに占い師にこう言われた。困ったら来なさい。待ってるよと


当然彼女は来るつもりは一切なかったらしいが...


しかしその後、占い師のところに来てしまうわけだが驚いたことに全て用意できており待っていたよ。こっちに来なさい。と言われ...


いや今はお金ないから。

ただ遊びに来ただけと答えると...


右のポケットに5万元あるよ。

大事な事だ。お金はいらない。

座りなさいと言われたらしい。


そして次の結婚だが...

どんな人ですか?せかして聞くと

何の特徴もないただの男だ。

しかし貴方にはわかる最高の人だと。


そして同時に子供にも恵まれる。

とても素晴らしい息子だと...。


貴方は前世裕福な婦人だった。

そして貧しくて困ってる人を助けて来た。だからお金に困ると入ってくるそういう風に人生が決められている。


人生が決められているのなら占いの意味はないんじゃないですか?と聞くと


いや、人生に選択肢があり選択により人生は変わるということらしい。

特に貴方には正しい道を歩んでもらわないと困るということだ。


ぼくの嫁はぼくに言った。

ぼくの息子は亡くなった嫁の父の生まれ変わりだと。


彼女の父は台湾では有名な新聞記者でありながらラグビーの国の代表選手であり素晴らしい人だったらしい。


息子も素晴らしい人になってほしい。

ぼくは息子を尊敬している。


話を変えるが

1から50くらいの数字を選ぶロトみたいな宝くじを嫁がやってる時期があったのだが。


その宝くじには単勝っていうのもあって選んだ数字があれば7倍になるというものだ。


嫁が買うのは決まって単勝44なのだが、買う時期が来ると夢を見るのだそうだ。そして必ず当たる。


こんな時もあった。


麻雀中にメガネが真っ二つに割れてしまいメガネがないと麻雀出来ないので一人勝ちの状態だったがチャラでいいということにして宝くじ単勝44を持ってる金全部購入したこともある。


嫁に聞いた。

だいたい誰が教えてくれるんだ?

何故今は買わなくなったんだ?


亡くなった父が教えてくれてたらしい。そして父は今は息子になったのでもう教えてくれなくなったらしい。


なんで44なんだ?

父は4月4日生まれだったので44なんだそうだが..


なんで息子が父の生まれ変わりだとわかるんだ?


父が亡くなって3時間くらいしてから急に起き出し彼女に言ったそうだ。


お父さんは今度はお前の息子になる。

また親子になろうね。って...


彼女は子供の時、父が仕事上忙しいので小学校の校長を務めていた伯父に預けられ育てられた。


伯父さんのところにお邪魔した時に火事で燃えて一枚しかないという彼女の父の子供の時の写真を見せてもらって驚いた。


ぼくの息子と瓜二つだったからだ。

ぼくの息子は彼女の父の生まれ変わりだと伯父さんが言っていた。


北京語で話をしていたがぼくにもわかった。


台湾に来てあの怪しい占い師のことを思い出したので嫁に聞いた。あの占い師はどこにいるんだ?


友人に連れて来てもらったのでわからない。でも今はたぶん亡くなったか生きていてもボケているだろう。


しかし、なんで未来がわかるんだ?


なんでも神に能力を授けてもらったのだというらしい。でも人の未来を人に教えるのは神に禁じられているのだという。だから私の人生は良いものではなかったということらしい。


しかし、だいたい神なんているのか?


いるらしい。

未来だけでなく遠い過去まで見ることができ神が太陽と地球。他限りないほどの無数の星たちを作っていたのだという。


じゃあ神はどんな姿をしているんだ?


私たち人間と同じ姿をしていて男だということらしい。


しかしそんなこと信じられるか?


地球は太陽の周りを一秒も狂いなく周り続け太陽は燃えつきることなく燃え続ける。それは自然に出来たのではない。神が考えて作り上げたからであるということだ。そしてそれは永遠に続くのだそうだ。


しかし...


まさか...死ぬ日までわかるとか言わないよな?


な...なんとうなづきやがった。


ななじゅーと言いかけた時にぼくは嫁の口を手で塞いだ。


おいおい。おれはお前より長生きして羽伸ばすからな!


嫁の顔が不気味に笑った。

くそう!おれは嫁より先に死ぬのか!

だいたい占い師は死ぬ日は普通教えないだろ。


なんでも73から先が見えないね。

73になったらまた来なさい。


言われて、

お婆さんその時生きてるか。

私その時は死ぬんでしょ?


聞いたらそういうことらしい。

ただしぼくを長生きさせると寿命が延びるらしい。だから、タバコも辞めさせられた。全く迷惑な占い師だな。ぼくが亡くなって3日後に嫁は亡くなるそうだ。


嫁は口癖に息子が東大に行けたら70で人生終わっても笑って死ねると言っている。おそらく、息子は東大に行くのだろう。


好評なら続けたいと思います。

よろしくお願いしますヾ(_ _。)

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