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20/24

残り7日目の心配

『先輩』


『なんだよ、後輩』


『秋といえば、ってあるじゃないですか』


『まぁな』


『読書とかスポーツとか芸術とか』


『熱でもあんの?』


『なぜゆえですか!?』


『お前の口から睡眠と食欲が出ない辺りツッコミ待ちかと!』


『ひどいです先輩! 早苗がそんなぐうたらで食い意地張ってる女の子に見えますか!?』


『一週間前に、焼き芋焼こうと落ち葉かき集めて危うく火事にしかけて停学一歩手前になってたバカはどこのどいつだ』


『てへっ』


『ついでに焼く為にわざわざ持ち込んださんまで異臭騒ぎ起こしたのが二日前だよアホ。なんで生で持って来んだよ、家で焼いてくりゃまだ良かっただろ』


『料理にもライブ感は大事だと早苗は思うのです』


『やかましいわ』



 ちょんちょんと腕をつつきながらのこの受け答えも、秋ともなればすっかり恒例だった。

 景色は変われど場所は変わらず。


 トラックを走る陸上部もグラウンド隅の水飲み場での見物コンビにはもう慣れたのか、中には手を振ってくる奴も居た。

 隣のトラブルメーカーっぷりにも毎度驚かされるし呆れさせられるが。

 ここでボーッとしてる時は、いつもより少しだけおとなしい。

 気がするじゃない。多分事実。


 だからだろうか。



『あのですね』



 この天真爛漫に似合わない……生唾を飲むような緊張が、察さずとも伝わってきたのは。



『芸術の、秋、といえばですけど』


『……ん?』


『先輩ってピアノ……最近、弾いてないですよね』


『────』


『……もう、弾かないんですか?』



 ピタリと、世界の時計が停まったような気さえした。

 

 それは。好奇心の塊みたいなこいつが見せる、いつもの知りたがりとは違って。

 この放課後の恒例の、どちらともない集まり。

 お互いに見え隠れした傷に、触れないからこそ流れていた時間といってもいい。


 この後輩は、たった今、分かった上で踏み込んだ。

 まるで、放置されていたストップウォッチのボタンを押し込むように。 



『……スポーツの秋、でもあるよな』


『う……』


『まぁ、春でも夏でも、お前がここでこうしてたのは変わらないけど』


『……やっぱ、"そう"なります?』



 潮時。あるいは満ち時か。

 この天真爛漫の裏に仄かな傷を抱えた後輩が、もうそういう遠慮はいらない関係だって。

 そこまで育った関係性だって、思ってくれたんなら。

 いっそ晒しあうのも悪く、ないよな。



『交換条件。ついでにそっちからスタートな』


『うわー先輩ってば後攻なんて男らしくないです』


『バトンを後から受けてやるって言ってんの。もしくはレディーファースト』


『……そですか。うぇへへへは、先輩にレディー扱いされたの、そういえばこれが初めてかも。早苗の初体験、先輩にされちゃった』


『わざわざいかがわしい言い方すんな』



 でもまぁ、言い出しっぺの法則というのもある。

 男らしくないなんて言われるまでもないけれども、前みたいに下手くそな誤魔化し方で逃げられては敵わないし。

 いい加減、俺もこのおバカな後輩のことも知っておきたいと思ったから。



『……早苗が脚を怪我したのは、丁度去年の夏ごろですかねー』



 見え見えの口車にあっさりと乗っかった潔い隣は、だらしない笑顔の名残を滲ませたまま、高い空を見上げた。






◆◇◆




「あぁ……犬飼いたい」


「ワンワン!」


「行儀の良い犬が良い」


「くーんくーん! ハッハッハッ」


「…………静かな犬が良い。吠えたりしない犬」


「あおーん! わおわおーん!」


「勝手にやりだしたんならせめてこっちの注文聴けや! いきなり耳元で吠えやがって」


「ヒヒーン!」


「は? 馬? なんだ、馬の耳に念仏ですよってかお前に似合わない高度な煽りしやがってこんにゃろう」


「先輩に構って貰うためなら早苗のIQはその瞬間、飛躍的に上昇するのだー! というかせっかく早苗が隣に居るのに犬の動画なんて見始める先輩が悪いです」



 勝手知ったる我が家の我が部屋だが、早苗知ったる我が家となりつつある今日この頃。

 ベッドに寝そべりながら俺の枕をぼすぼすと叩いて抗議する早苗が、椅子に座っている俺を睨む。

 正確には俺の手元の、動画サイトを開いたスマホを、だが。




「癒しを求めてなにが悪いか」


「癒し系なら早苗で間に合ってるでしょうに!」


「お前のいつもながらのトラブルに振り回されたから頭空っぽにした癒しを求めてんの! むしろ元凶がどの口で言ってんだよ!」


「えーおっかしいなぁ。うーん、トラブル……でもぶっちゃけ心当たりが多過ぎて分かんないです!」


「だろうよ! そして全部だよ!」


「全部ですと!? 先輩ったらいやしんぼうめっ!」


「やかましいわ! ついでに言うとあのハルコーラジオがとどめだったよ!」


「いやー今日のシスターサナエルの懺悔室もキレッキレだったと迷える子羊達からご好評いただきましたよー」


「ホクホク顔しやがって……お便りの9割が『例の先輩との進捗について』ってなんだよ虐めかコラ。リスナー完全に前ので味占めてんじゃん。お前もご丁寧にきっちりエピソード語ってくれちゃってさぁ! おかげでうちの教室、ホイットニーヒューストンがくそほど量産されたんだからな!」


「早苗のぼでぃーがーどな先輩もときめきますけど、先輩には早苗のぼでぃーをガッとオフェンスするぐらいの気概を見せて欲しい、そんなピュアな乙女心。分かってくれてます?」


「え、なんで俺が責められてんのこれ」


「一 転 攻 勢!」


「ええい離れろ!」


「むあーっ」



 ガバッと飛び付いてきた阿呆を引き剥がしながらも、ピュアどころかピンクじゃねぇか最低かこいつ、というツッコミは避けておく。余計疲れる羽目になるのは目に見えてたし。


 まぁそんな波乱万丈とは言えずとも騒々しいことハリケーンな毎日を送っていれば、そりゃちょっとした愛玩動物に癒されたくもなる。

 ぷくーと頬を膨らませながらベッドに逆戻りさせた早苗を尻目に、もう一度手元に視線を落とした時だった。



「先輩」


「ん?」


「あと一週間、ですね」


「……まぁな。こないだまで冬休みだったってのに、あっという間だな」


「……そ、ですね……」



 枕に半分顔を埋め、ぽつりと早苗が投げた言葉。

 その視線の先は、壁にかかったカレンダーだ。

 一週間後の数字は『9』。

 かといって休日でもなければ、特別丸で囲ったりもしていない。


 それでもやけに神妙に、寂しそうな雰囲気を漂わせるもんだから。

 癒し動画は、めでたくお預けとなったらしい。


 座る場所を、椅子からベッドへ。

 それだけでパッと目を輝かせながら、俺の座るスペースを早苗が作った。



「改めて言うわけじゃないけど、お前進路どうすんだ?」


「へ?進路ですか?」


「付き合う前に聞いた時は、イルカの調教師になるとか言ってたけど。その為に必要な資格とかもあんだろ。そういうの、ちゃんと調べてんのか?」


「も、もちろんですとも。イルカちゃんのことについてもばっちり調べてます! 知ってますか先輩、イルカはですね」


「ふむ」


「魚類じゃなく、私達とおんなじ哺乳類なんですよ!」


「…………それは調べるまでもなく知っててくれよ頼むから……」


「ちょっ、先輩! 流石にジョークですって! なんでそんな辛そうな顔してますか! ポンポン痛いんですか?」


「いやだって、むしろ魚類と思ってた方がお前らしいよなって」


「先輩ひどいです! 早苗を一体なんだと思ってんですか!」


「まごうことなきおバカとしか……だってお前、こないだまでウサギを鳥の仲間って思ってたんだろ?」


「はうあっ! や、だだ、だって、数え方が一匹じゃなくて一羽なんですもん……羽ですよハネ! だからあの長ーい耳を、こう、プロペラみたいに回してFly away! ってするのかなって」


「想像力の豊かさだけは誇っていいよもう」



 テストの回答だけで教師の目頭を熱くさせる女は違う。

 春高に受かって通えてるだけでも都市伝説扱いされるくらいだ、資格の為の勉学が最難関ってのは言うまでもないだろうが。



「言っとくが、資格取るための勉強以外にも色々大変そうだぞあれ」


「なんですと!」


「めちゃくちゃ体力使うらしい。朝一番のエサの用意、イルカの健康チェックにプールの水温測定。定番のショーもある。そしたら後片付けに、餌やりに点検。1日のほとんどが立ちっぱなしなんだと」


「はえぇ……結構ハードなんですね。でも早苗、元気が取り柄ですよ! 大丈夫でっす!」



 むん、と力こぶを作ってみせる早苗。

 確かにそこらの小学生よりも元気に満ち溢れたやつだって、色んなことに付き合わされたり振り回されたりしているから、充分に分かっている。

 分かってるけども。


 自然と視線が、早苗の素足に向いてしまう。

 白い肌と膨らんだふくらはぎは健康そうな色香を漂わせている、すらっとした脚。

 しかし、そこは底抜けに明るい早苗にとっての……『傷』でもあった。



「……当然、泳ぎも得意じゃなくちゃいけない。それでも大丈夫って言えるか?」


「せんぱい……」


「……お前がバカみたいに元気なやつでも、ハードな日がずっと続けばさ……無理が来る、だろ。そんときに『大丈夫じゃない』って、ちゃんと、俺に言ってくれるか?」


「…………」



 自分でも分からない。

 こんな唐突に、早苗が……中学三年生の夏に負った傷を、えぐるような事をする必要なんてあるのかって。



『……早苗が脚を怪我したのは、丁度去年の夏ごろですかねー。理知的なクールガールで売ってる早苗はこう見えましても、中身は結構お調子者でして。元気だねーとか明るいねーとか言って貰えることは多かったんですけどね』



 走るのが好きで、好きなことをやってる内に期待の星だと誉められて。



『陸上部に誘われて、そんでちょっと大きな大会で、早苗ちゃんバリバリの大活躍ぅーみたいなことがあって、そこからかっこいいとか、尊敬します、とか。わっしょいわっしょいって持ち上げられたからかなー……テンションが鯉のぼりーしちゃってたとい言いますか』



 そして、大きくつまづいてしまった早苗の過去のことを。



『アキレス腱、やっちゃったんですよね。結構派手に。リハビリに8ヶ月、それで普通に過ごせるまでにはなったんですけど……流石のアイアンウーマン早苗ちゃんも、へこたれました。陸上は一旦卒業、こっからは青春を満喫だー!って、吹っ切れたつもりだったんですけどね』



 大事な大会前のオーバーワークで、アキレス腱の断裂という大怪我を負った早苗の、癒えきったかどうかも分からない心の傷を。



『早苗の心機一転プチ高校デビューは、半分、失敗しちゃいました』



 恋人だからって、急な釘刺しは水を差すのと変わらないだろう。

 それでも、こいつは結構、肝心なことを口にしない所があるから。

 格好悪い真似は承知の上で、言ってしまった。



 けど、そんな唐突な俺に、やはり早苗もまたやることなすこと唐突で。

 スルッと猫のように俺の膝の上を占領したかと思えば、ニマニマとシリアスに相応しくないだらけた笑顔を浮かべていた。


 浮かべていて、くれた。



「心配してくれてるんですね、先輩」


「うるさい、心配して悪いか」


「いーえー、超嬉しいですよ! ほんとにほんとに、心配してくれて、嬉しいです」


「……」



 らしくもなく感傷を踏み抜いた俺を、逆に気遣ってくれてるのか。

 腰に回された細い腕が、ぎゅっと力を増す。

 いつも振り回す時は欠片も気ぃ遣わないくせにな。

 先輩はずるい、ってたまに言うけど。

 こいつだって充分ずるい。

 こういう所とか。



「でも、もっと嬉しいことがあったんですよねー」


「?」


「あ、これは分かってないって顔ですね。つまりは無意識ですか。ダーリンったら罪なお・と・こ!」


「誰がダーリンだ」


「先輩ですよ。先輩がそう言ったようなもんですもんねー!」


「……はい?」



 こういう、ところもか。



「ぬふふふん。早苗がもう無理ーってなったときって、つまり早苗の夢が叶ったあとの話じゃないですか。一体何年後の話なんでしょーか?」


「……!」


「その時も、しっかり早苗の側に居てくれるって……つまりそーゆーことじゃないですか。ね、ダーリン? うぇへへへへへ!」


「……う、おま……」


「うんうん、これは次のハルコーラジオも迷える子羊達がフィーバーしてくれること間違いナッシング!」


「止めろォ! それだけはマジで勘弁して下さいッ!」



 長生き出来ないシリアスの息の根をあっさり止めてくれた、恐るべき手腕にもう戦々恐々とするしかない。


 ほんと恐れ入るし、時々助かってる。


 あっさりと雰囲気を自分のものに変えてしまう、だらしのない笑顔にも。

 辛い過去さえ乗り切る、なんだかんだ強いとこにも。


 あと、自ら茶の間にネタを提供する姿勢にも。

 それだけは全力で阻止しようと、心に決めた。



「あ、そうそう。せっかくですし、早苗からもひとつ聞いていいですか、先輩」


「……ん? なんだ」




 でも、残念ながら。

 こういう時の早苗はいつも、俺の予測の斜め上を行くやつで。




「先輩って、ちゅーする時。目、開いてますよね。あれ、どうしてです?」


「んぐっ、は、ちょ、いきなりなにその質問」


「いやぁちょっと気になるんですよね。先輩ってシャイだし、むしろ閉じるイメージなのに……なんでかなー、なんでかなー?」



 完全に予期してなかったタイプのキラーパスを放って来るってことを……いい加減学ぶべきだった。

 早苗に助けられてる実感に少しジーンと来てた数秒前の自分を殴りたい。


 そして、そんな俺の動揺っぷりは、やっぱり気遣われることはないらしく。

 それこそ唇同士が触れそうなくらいに顔を近付けた早苗の、大きな瞳が興味深そうに揺れていた。



「え……いや……どうしてって言われてもだな……」


「なんでですかー? なんでなんでー? この一件に関してどうお考えですかー!?」


「記者みたいな質問責めやめーや」



 なんでそんな疑問を今更とか聞いたって無駄だろう。


 五里霧中、予測不能、言語道断のスーパーミジンコ脳が疑問を抱いたプロセスなんて、早苗自身に説明させるのは至難の業だ。

 だからこういう時は、力技で誤魔化す。

 それしかなかった。



「……な」


「な?」


「なんとなく……だ。いいだろ別に」


「えー……ずるいです。いいんですか、シスターサナエルの異端辛抱会にかけますよ」


「異端審問会な」


「ちゅーする時、目を開ける理由とはなんですか! はよ教えんかいと、主も激オコプンプン丸です!」


「黙秘権を行使する」


「主の意向に逆らうのですか先輩! 天罰ものですよ!」


「無神論者だから別に良い」



 顔を背ける度にサッと回り込んでプリプリ怒る早苗に、それでもNOを貫く。

 ただでさえヘタレと呼ばれてんだから、たまには頑なに拒否っても罰は当たるまい。



 というかな。

 睫毛数えてるとか。

 静かに目を閉じてると雰囲気が少し違うからとか。

 そんな恥ずかしい理由言える訳ない。



「もーずるいですよ先輩ー」


「あーうるさいうるさい。じゃあ逆に、お前が目を閉じてんのはなんでだよ」


「はえ?」


「理由でもあんのか?」



 このままずっと絡みつかれても敵わない。

 こいつの部屋着は季節関わらず薄いから、そういう意味でも敵わない。

 だからいっそと、矛先をひっくり返してみたのだが。



「……んーそれはですね」



 てっきり特に理由なんてないとか、恥ずかしいからとかそんなありきたりなものだと思ってたのに。



「大切にされると凄く嬉しいんですけど、大切にし過ぎなくてもいいですよ……って」


「え?」


「そんな、ちょびっとした"覚悟"みたいなもんですかね、えへへ」



 もっと別の、確固たる意味があったらしい。

 直接ではなく遠回りな言葉だから、その意味をいまいち掴むかとは出来なかったけれども。


 それでも、はにかむ横顔にさした赤みが、それ以上の追及を自然と止めさせた。

 気にはなるけど、良いか。

 多分、そこまで大した理由じゃないだろ。早苗だし。



「……よー分からん」


「ですよねー……あっ。じゃあ、逆でやってみます? そしたら案外理由が分かっちゃうかもですし」


「ん? んん?」


「考えるんじゃない、感じるんだの精神は大事。てな訳で、先輩は目、閉じて下さいねー」


「え」


「はい、それじゃあ早苗、いっきまーす!」


「や、おい、なんでそん──」



 まぁ、それでも。

 早苗の思考回路を口先でどうにか出来ても、既に行動を決めた早苗はどうすることも出来なくて。



「ぬふふ。うん、良いかもこれ。先輩せんぱい。早苗、ちょっと分かっちゃったかも知れないです」



 結局、抱いた心配は、晴れることなく。

 でも焦るにはまだ先で、その時が来たら、こいつの隣でまた悩めば良いんじゃないかと。



「……そりゃ良かったな……」



 それは、甘い考え方なんだろう。

 唇に残る感触と同じくらい。

 けれどもそっちの方が、正面の笑った顔を多く見れる気がするから。



 それなら悪くはないかと、ぼんやり思った……残り7日目のこと。







早苗が目を閉じる理由



『そこから先の覚悟は完了出来てますよ、先輩』

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― 新着の感想 ―
[良い点] 久しぶりの更新お疲れ様です! マシンガントークのボケをかましつつ、 相変わらずののろけで面白かったです!
[良い点] んあ"っ(悶死(尊死
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