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エズトリア  作者: 紅月 コロモ
序章
4/7

3-初日の学校

2/25修正しました

集合完了まで15分、結構ギリギリだ


「新入生の方はこちらから入ってくださーい 席は自由でーす」


と繰り返し言っている先生らしき人を横目で見つつ通りすぎるが、こっちを向いた気がしたので視線を戻す。


「それにしても席自由か…」

流石自由が校風なことだけあるな、

目立たない角が良いが空いてるか?


新入生が座るのはコンサートホールの2階のような場所だった、殆どの人は舞台が見やすい正面に座っていたので、あまり人がいない入口から遠い左側にした。


「隣、いいか?」


声をかけられ後ろを向くと、赤い髪の少年が立っていた、他の席は空いてるのに何故隣に座るのかと思ったが、面倒なことを言うつもりは無い

初日からボッチは嫌だからな


「ああ、もちろん」

「よろしく、俺は金剛 透(こんごう とおる)だ」

「こちらこそ神崎 蒐(しんざき しゅう)だ、ところでその髪は地毛か?」

「いや、元はもう少し薄い色だけど、赤の方がかっこいいからな!って、そっちは地毛みたいだな、白は初めて見たぜ」

「やっぱり白って珍しいのか?」

「うちの親、美容室やってんだけどひとりもみたことがないな、多いのは青や緑系統かな?」

「他に珍しい色ってあるのか?」

「そうだな、紫系統は少ないが少なくとも5人は居るな、黒に関しちゃぁわかんないな」


その後も少し髪色の話が続いたが、声を掛けられ話が止まる


「君たち仲良いねー」


と、水色の髪の女性が話しかけてくる


「誰だ?蒐の知り合いか?」

「いや、初対面だと思う」

「いやー、ごめんごめんいきなり話しかけて、私は天理 雅(てんり みやび)、適当に呼んでくれれば良いよ」

「俺は金剛 透だ、こっちは神崎 蒐」

「よろしく、天理さん」

「よろしくー、二人はここに来る前からの知り合い?」

「いや、今日初めて喋った」

「そーなんだ、てっきり長い付き合いなのかと」


喋りながら前の席に座る


「そういえばそうだな、蒐とは初めてあった気がしねーな」

「そーか?俺はするぞ?」

「おい!ひでーな」

「アハハ、クラス分けは、このあとだからたのしみだね」

「そうだな!一緒のクラスだといいな」


そんなところで、入学式開始の音が鳴った予想どうり校長の長い話があったが、次にあったのが生徒会会長の挨拶ではなく、生徒会副会長の挨拶だったのは少し驚いた、それ以外は予想どうりの内容だった。


「二人とも同じクラスになれるといいね」


式が終わりすぐ、天理はそういい立ち去った、何だったんだろう


「じゃあ、俺達も見に行くか」

「そうだな、掲示パネルはロビーが近いっけ?」


掲示パネルは操作すれば学校の地図やお知らせなんかを見れる電子掲示板だ。


「そっちより、他学年の所パネル見に行った方が早いぜ」

「じゃあ、案内は任せる」

「おいおい、言っとくがここに入ったの初めてだからな?」


と言っていたが迷わずにパネルに着いた


「俺はCだなそっちは?」

「同じだ」

「やったな、どうする?一回教室に行くか?」


式で言っていたのは、クラスを確認したら帰っていいということだった


「どうせなら下見に行こうか」

「おし、じゃあこっちの道だな!」


Cクラスの扉を開ける


「君たちも下見に来たんだ」

そこには天理が居た、そういえば名前があった


「そーいや、名前あったな」

どうやら透も気づいていたみたいだ


「君たちと同じクラスになれて嬉しいよ、おっとこんな時間か、じゃあまた()()

「おう、また明日な」

「気をつけて」


こっちに手を振って教室を出ていった


「誰も居ないし、俺らも帰るか」

「そうだな、昼も過ぎてるし」


教室を出て校門に向かった


「家はどっちの方向だ?」

「俺は西の方だ、そっちは?」

「残念、東だ」

「そうか、それは残念だ、じゃあまた明日な」

「また明日、これからよろしくな」

「おうよ!」


帰りのモノレールは快適だった、もう二度と歩きの登校はしたくない。

おっと忘れてた、帰りに、食材買わないと

名前決めに時間がかかってしまいました

読んで下さりありがとうございました。

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