1-目覚ましの朝
2/25修正しました
ピコ、ピコと不規則に音が鳴っている
いつもの目覚ましとは音が違う、そう感じながら目を覚ますが、そこは暗く目の前以外に光は無い
「え…あーまたか」
状況を理解し、声を漏らす
どうやら寝落ちしてしまったようだ。
画面には『You died』の文字と知り合いからの寝落ちを心配するチャットが流れてる
「やっちまった、挨拶だけして落ちるか...」
と独り言をいいつつチャットを打ち、ログアウトをする。
『午後2時』
「朝まで結構時間あるな、もう1度寝直すか」とふかふかのベットに潜り込む
◇
『ピッピッピー』と聞きなれた音が鳴っている
これこそ家の目覚ましだ、などと考えつつ目を覚ます。
時間は『午前五時』
昨日で休みは終わり。
今日から学校とは言っても入学式なので、勉強をするわけじゃない
あるとしても校長の長い話とか生徒会長の挨拶、クラスでの顔合わせぐらいだろう。
それにしても高校生活か、人生の軸を左右するとはよく聞くからな、しっかりしねーと
試着以来着ていない制服を着る、良かったサイズは変わってない。
「たしか、肉まんがあったはず」
先週買った物を思い出しながら冷蔵庫を開けるが
「ない...だと...」
もしかしたら食べたかもしれないと思い、ゴミ箱を見る、
「ゴミも無いし、袋ごと食っちまったか?そんなわけねーよな」
まあ、無いもんはしょうがない
今の時間だと、店はやってないよな?となるとコンビニか、イートインスペース空いてるといいんだけど...
そんな事を考えつつ家を出て最寄りのコンビニに向かう
「この時間だと人が居ねーな」
もちろん、呼べば店員はでてくるのだろうが
「やっぱりパンと言ったらクリームパンだろ」
俺は無類のクリームパン好きという訳では無いのだが、今手に取っている『三森のクリームパン』最初から最後までクリームの味がするのでお気に入りだ
まあ、美味しいので値は張るのだが…
出費が痛い...
なんか異世界転移する気がしない
読んでいただきありがとうございました。