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トモダチに…  作者: 紫月
7/8

それぞれの途へ

ラストです!

なんとかかんとか本編ラストの投稿まで持ってきました!

ここま投稿できて本当によかった(*´▽`)

もうちょっとだけお付き合いください( *´艸`)



「あっと言う間だったね、この半年」

また少し背が伸びた貴方を見上げて笑う。

「うん。もう少しで出発なのに、全然実感わかないや」

無邪気な笑顔で貴方が応える。何気ないやり取りをする間にも、出発の時間は迫っていた。ゲートインを促すアナウンスが響く。

「ほら、行かなくちゃ。約束したでしょう? 私はここまでよ」

私は空港には入らないと2人で決めた。なのに貴方は進まなくて。

「最後に、抱き締めていい?」

そう言って、泣きそうに笑う。この半年間見せなかったその表情に、私はどうも弱いらしい。いいよ、と腕を広げてみせる。貴方はすぐに私を引き寄せ抱き締めた。

「ごめんな、俺、お前を想い出にできなかった」

私は何も言えなくて、小さな声で謝る貴方の背中を撫で続けた。また聞こえるアナウンス。

「もう、行くな」

貴方はもう、振り向かなかった。


最後に託した手紙に、貴方は気付いたかしら?

新しい、約束の手紙に……。





  ――― 夢が叶えばまたここで ―――


 ――― 晴れた笑顔で再会しよう ―――


   ――― 互いの夢を携えて ―――


  ――― 互いの幸せを、携えて ―――



本編最終話、お楽しみ頂けましたでしょうか?

少しでも楽しんで頂けていたなら幸いです( *´艸`)


次話にてafterの投稿を行いますので、もしよろしければ見てやってください!(*´▽`)

では!

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