それでも共に…
また長く更新できなくてすみません<(_ _;)>
ここからはちゃんと更新できます。
最後まで行きます!
ラスト近くなりましたが、どうぞ楽しんでやってください!。:+((*´艸`))+:。
次の日、久しぶりの制服に身を包み、私は一人、学校へ向かった。たった1ヶ月あわなかっただけで、この賑やかさも懐かしく思えるのだから不思議なものだ。友人たちと言葉を交わし、校長の長いスピーチに耐え、2つの授業とHRを終えて、昇降口には見慣れた姿で、輝く笑顔の貴方が待ってた。
「おはよっ」
「何言ってんの? もうお昼過ぎてるし。第一もう下校なんだから、さようなら、でしょ?」
「えーっ! 何それ、ひどいっ」
下らないことを話ながら駅までの道を並んで歩く。
手を繋ぐことは、もう、なかった。
次の日も、その次の日も、私たちは並んで帰った。
秋には図書館へ寄るようになった。お互いに違う資料を手にして、同じ時間、同じ場所を共有した。会話なんて無かったけれど、貴方の側は、心地良かった。
そうして月日は流れ、季節は巡った。とうとうきてしまった。終わりを運び、始まりを告げる春が。
貴方との、別れの時が……。
私たちは今、空港に。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
もうあと1~2話で終わりますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
では、また次話にてお会いいたしましょう(* ̄▽ ̄)ノ~~