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殺人者の二人  作者: シキ
1/1

殺人者ここに立つ

どうも初めまして!自分で書いた小説の評価・ダメな所等色々と知りたくて投稿させてもらいました!


自分の悪い所・ここはこうした方がもっとわかりやすい。


もっと戦闘シーン・日常シーンを多くした方がいい。等等ご意見がありましたら教えてください。自分の小説のレベルアップにもなります(*´∀`*)



読みにくい等があるかもしれませんが、これからどんどん直していきますので、暖かい目で見ていただけると助かります(^_^;)

ある青年達の話を始めよう。ここから始まるのはある青年達の楽しい楽しい神殺しのお話


ジャリジャリ・・・ピタッ

青年達は目の前で起こっている、戦争を目の前にして足を止めた

青年達はそこにある戦争を見て子供が新しいおもちゃを買ってもらったように目をキラキラさせていた。


そしてある青年が唐突にこう言った

「さぁ!!神殺しを始めよう!!」

それはとても楽しそうにそして、凶悪な笑みを浮かべてそう言った。


西暦XXXX年今の世界は魔法と科学が両立していた。魔力が使える者は魔力で生活し、魔力が使えない者は科学で生活をしていた。


科学は2000年よりはものすごい成長をした、戦車・対魔法兵器・薬品色々な物が発達していた。


魔法が世の中に認められたのは400年ほど前だ、科学しかない世界に一度滅亡が訪れようとしていた。


なぜかというと、魔物が突如出現し世界を滅ぼそうとしたからだ、大きい戦争が起き人類は滅亡へと向かって行っていた、だが今は違う


なぜかと言うと、ある青年・少女達が魔物達との戦争を終わらせたからだ、

もちろん魔物達との戦争を終わらせるような人達だまともな人間じゃない。


その人達は魔法が使える人間だったのだ。


多分みんなが魔法と聞くと炎の玉を出したり、神の雷を出したり、ジャッジメントをするという形だろう。大体はその認識で構わない。


その人達は仲間が何人死のうとも戦い続け2年かけて戦争を終わらせた。

そして人間と魔族の間に同盟を組ませた。


その結果が今の世界だ。


今の世界は魔物と人間が一緒に生活をしていた、中には魔物と結婚している人もいる。


しかも魔法が使える人たちによって


今の世の中には魔法は当たり前のように存在しているそれこそ幼稚園・小学生のほとんどが使える位まであたり前のことだ。





その人達曰く「魔力が無い生き物は存在しない、ただ魔力が多い・少ない等の個人差はあったり、魔力の使い方をわからない為に使えないように思えているだけだ、魔力っていうのは。自分で使い方を覚えるんだ、人から教えてもらってどうこうなるような物でもない、自分で自分の魔力を扱えるコツがある、これには個人差があるから、なんとも言えないけどな」


とこのような事を言っていた、だが間違ってはいない、確かに魔力があっても魔法を使えない人物もいる。


だからこそまだ科学が存在しているのだ、この魔力と科学の微妙な均衡のおかげで人類は生き延びていると言えるだろう。


いくら魔法が使えるといっても魔法で食物を栽培することは不可能だ。家畜も同様魔法がいくら使えても家畜の食べ物を生成する事はできないし家畜を無限生成できるわけではない。


魔法は無機物を生成する事はできるが生き物や食材を生み出す事は出来ないのだ。


いやこの言い方には語弊があるな、生成はできるだがしかし、それはあまりにも食物と言えるほどの物でもない。

魔法で生成した食物はあまりに危険なのだ、どんなに改良を加えても毒があったり、食物なのに自我があったりするのだ。

そのような物を食べるわけにも行かない、そこで科学の出番だ。科学で生き物を品種改良したりして人間と魔物の食物をまかなっているのだ、もちろん農場・牧場は存在する。


おっと話がそれてしまったね。


話を戻そう。人類と魔物今この二つの生物達はお互いを助け合ってる状態だ。


だがこれを気に食わない者が出てきたのだ、それは神様・天使と呼ばれる存在なのだ。今またここに新たな戦争が始まる。さぁ武器を取れ!

・・・・・・・・・・・・・・

「はぁ~」

ため息を吐きをつき


手に持っていったSF小説を乱暴に閉じ床に叩きつけた。

「な~んてこんな世界があるわけねぇだろがボケッ!」

青年ははぁはぁと息を吐きながらこう続けた

「こんな世界があるなら行きたいもんだね!なんたってこんなクソつまんねぇ世界に居なくちゃいけないんだ!なぁお前もそう思うだろ?」

と隣にいる親友 桜樹 翔夜さくらぎしょうやに問いかけた。


「そうだな~そういう世界があるなら行きたいな。でも俺が今一番除く世界はお前がいない世界に行きたい・・・・」

と毒を吐く親友に俺 刻神ときがみ 鋼丞こうすけは冷たい視線を送っていた

「どうしたんだよ!?そんな目で見てくるし、めっちゃ不機嫌だしよ~俺何かしたか?」


「何もしてないな?何もしてないから怒ってるんだよ!ブッ殺すぞてめぇ!」


怒る翔夜に鋼丞は


「だってさ~この程度の奴お前ひとりでも十分じゃん?俺つまんない事したくないんだよね~」


「テメェが受け付けた仕事をなんで俺がやらなくちゃいけないんだ・・・しかも人の小説を叩きつけるしよ、その小説もう読めねぇじゃねぇか」


苛立ちを隠せない翔夜に対して鋼丞は笑いながらこう言った


「アハハハごめんごめん、今度弁償するよ(笑)」


たかが小説を叩きつけた位じゃ普通は読めなくなる事なんてないそう、普通なら。

鋼丞は周りを見渡し


「相変わらず派手にやったな~これどうするよ~ここまで派手にやったとなると後片付けも大変だぜ?」


鋼丞からの問いに翔夜はタバコを口に咥えて火を点け言った


「ふぅー全て燃やせばいいだろ、それにこれでもお前ほど派手にやってないつもりだぞ?」


鋼丞はため息を着きながら言った



「まぁ燃やせばいいかそうするのが一番簡単か・・・・後俺はこんなに派手にやらない・・嘘を言うなお前のほうが・・・ん?」


鋼丞が言葉を途中で切ったのは理由が合った今この部屋に生きているのはこの二人のみだと思っていたのに、生きている人間の声が聞こえたからだ。


「なんだよ翔夜~まだ生き残りがいるじゃねぇか。ちゃんと殺せよな~全くお前は肝心なところで抜けてるんだからよ~(笑)」


鋼丞はそういいながら男に近づいて行った」


男は笑いながら近づいてくる鋼丞に問いただした


「ガハッ・テメェら何が・・・目的はなんだ・・・」


その問いをした男は明らかにもう助からないであろう傷を負っていた。


そして鋼丞が笑いながらその男の問いにこう答えた。


「目的?そんなものしらないよ?俺等はただ単にお前らの殺戮を依頼されただけなんだからね~依頼人の顔も素性も殺戮理由も知らないし、興味もない、俺等はただ依頼をされたらそいつらを殺すだけだよ」


その答えに男は絶句し絶望していた。男が絶句・絶望した理由は殺戮依頼をされた事でも、理由も何も知らずに攻め込んで来た青年二人のせいでもない。

男はとある都市伝説のような物を思い出していた。ある場所・ある時間にある言葉と連絡先を貼っておけば、殺戮者から連絡が来てその人物の依頼をしてくれるという物だった。


一人を殺すという暗殺は一切せず複数の人数を殺す殺戮のみを受け付けつけ金の受け渡しもバラバラ、証拠一つ残らないそしてその人物を見たことがある人が一切報告されてないことから

「unknown Assassin」未知の暗殺者と呼ばれていた。


男もこの都市伝説は知っていたが、あくまで都市伝説だと思っていた。そうこういう状況になるまでは・・・・


「理解したか?そういう訳だ、まぁ今回は暇つぶしにこの馬鹿が勝手に依頼を受けただけだがな」


翔夜はつまらなそうに言った、そしてこの言葉を聞いた男はまた絶望した。

男が所属していた組織は大きくはないが小さくもない。中の上レベルといったところ、人数で言うと250人前後の組織だ。

「この快楽殺人者共が!」


「快楽殺人の何が悪い?俺等はただ殺したいから殺す。女を犯したいから犯す。食べたい物があれば食べる、寝たければ寝る。俺等は生まれたときからそういう躾をされてきたんだからね」


男は笑いながら気の狂った事を言い始めた鋼丞に恐怖を感じた


男の恐怖を浮かべた表情を見て満足したのか鋼丞は立ち上がり言った


「説明は終わったよ?最後に俺等を見れてよかったね~おっさん、それじゃあバイバイ」

・・・・・・・


こうしてまた一つ命が消えていった。


全てのあと処理が済み。


青年二人は部屋を出て自宅へと帰っていった。


翔夜は歩きながら鋼丞に言った


「鋼丞もう二度と勝手に依頼をうけるなお前はめんどくさいと全てすっぽかす。」

翔夜は本当にめんどくさそうにそう言った。

「へーい以後気をつけますよ~っと」


青年二人は某駅から徒歩5分の場所にあるマンションに住んでいた


「さ~て翔夜~飯作って~もう俺腹減っちゃって!お前が飯作ってる間メールチェックしてるからよ~」


「ああ分かった食いたいものはあるか?」


翔夜はクマの刺繍が入った可愛らしいエプロンを着て鋼丞に聞いた。


「ん~じゃあ麻婆豆腐でよろしく~」

鋼丞は少ししてからリビングにあるPCを点けメールチェックをし始めた。


(台所からは麻婆豆腐のいい匂いがする、後2.3ふん前後でできるだろう。

それまでにメールチェックをおわらせなければ)


「ん~面白そうな依頼はないし、殺戮しか受付てないってのに暗殺依頼を打ち込んでくるしアホなのかね~」

本当につまらなさそうにメールチェックをしていると一つだけとても気になるメールがあった。

鋼丞はそのメールをい開くとさっきまでのつまらなそうな表情を消した


「おい翔夜ちょっとこっちに来い」


また悪い癖でもでたのかと思った翔夜だったが鋼丞の表情を見てそうではないと悟った。


(こいつがこんな表情をするなんてそんなやばい依頼でも来たのか?)

翔夜はできた麻婆豆腐を皿に移し白米をよそい。テーブルに綺麗に並べてから

鋼丞が見ているメールに見始めた

「これはどういう事だ・・・」

いつもは冷静な翔夜ですらこの時は驚きを隠せなかった。


普通メールを打つと送信者のメールアドレスが表示されるようになっているがこのメールにはそれがなかった、いやそれに対して驚いている訳ではない。

この二人も依頼を受けるというメールを打つときは同じようにメールアドレスが表示されないように色々と工夫をしているからだ。


翔夜・鋼丞が驚いたのはメールの文面・件名にあった。


件名にはunknownAssassin様へ殺戮世界へのご招待。と書かれていた


そして本文には


「初めまして刻神鋼丞様・桜樹翔夜様。


UnknownAssassinのお二人には殺戮の世界のご招待状を用意いたしました。


殺戮をもっと楽しみたくはないですか?こんな世界にはあなた達の様な強者はいません。


その現状に退屈はしていませんか?自分の実力を全て発揮しても全員殺せるかわからないような相手との戦闘は楽しみたくないですか?


殺戮をもっと楽しめる世界に行きたくはないですか?


私がその相手・世界をご用意しましょう。


もしこの招待を受けるのなら下にあるURLをもし受けないのなら、このメールを破棄してください。

いい返事を待っていますよ。

あなた方のファン名無しより」


このようなふざけた文面のメールは初めての二人は無言でそのメールを5分以上見ていた。

鋼丞はタバコを懐から取り出し火をつけ、翔夜を一瞬見てメールに目を戻しこう言った


「殺戮がもっと楽しめる世界・相手ね~いいね。それが罠であろうと乗ってやるよ!ちょうどこの世界にも飽きていたところだ!なぁ翔夜お前も同意見だろ?」

凶悪な笑みを浮かべた鋼丞は翔夜に問いかけた

「ふん、答えは決まってるだろ。」

そう言った翔夜の顔にも凶悪な笑みを浮かべていた。


「それでこそ俺の相棒だ!じゃあ招待とやらを受けようじゃねぇか!

楽しませろよ!名無しさんよ!」


そう言うと鋼丞はメールのURLをクリックした。


その瞬間世界が変わった。


PC画面には「ようこそ!殺戮の世界へ!これからは楽しい楽しい殺戮の時間です!」そう書かれていた。


ここで翔夜と鋼丞の意識はなくなった。

・・・・・・・・・・・


鋼丞と翔夜が目を覚ましたのはほぼ同時だ。


「あ~クッソ頭いてぇな・・・おい翔夜お前は大丈夫か?」

頭を押さえつつ鋼丞は相棒である翔夜に問いかけた


「俺も少し頭が痛いだけだ、すぐ治る問題ない。それよりお前は大丈夫なのか?」


「ああ俺も大丈夫だ」

鋼丞は周りを見渡すといつもの部屋の光景であった、

「なぁ翔夜俺等は殺戮の世界とやらなに来たんだよな?」

そう問いかけられた翔夜は自室を見渡し言った

「ああ、確かに俺等は来たはずだ、だが部屋がいつもと一緒だ俺等は行けなかったのか?殺戮の世界とやらに」


鋼丞は立ち上がりPCに目をやると画面に表示されている文字を見た


「俺等は一応殺戮の世界とやらにきたらしいぞ。PC画面にはそう書いてある。ようこそ殺戮の世界へってな、ふざけやがってどこが殺戮の世界だよ騙された!」


騙されたと怒っている鋼丞に対して翔夜はとても冷静だった。


翔夜はなぜ自分達が気を失ったのか分からなかったが。


いままでもこういうメールは届いていた勿論本名は記載されてなかった。


(名前を知られたという事はいずれこの場所も見つかる・・・なるべく早めに移動しなくては・・)


翔夜はそう考えながらカーテンを開けた、そして絶句した。


「翔夜なんで固まってるん?何かそんなにやばいものでも・・ってなんじゃこりゃ!」


鋼丞と翔夜は驚いた、なぜならそこはいつも見ていた風景でも街でもなかったからだ。


周りには草原がありそこから見ている感じだった。鋼丞は急いで部屋を出ると、そこにはマンションの廊下などではなく先ほど窓からみた草原だった


「なんだよこれ・・・・」

いつもヘラヘラと笑っている鋼丞でも


さすがに今の状況だと笑えなかった。


後ろを振り向くと白い四角形の箱のような物だった。


マンションの一室を全て切り抜かれてここにドンッと置かれたような感じだ


「なんなんだよ?!ここはよ!」


鋼丞は絶叫した。


その時だった自分の上から声が聞こえた。


「どうかな~僕達の世界は」


鋼丞は声がした方向ををみた。


白い四角形の上に薄着の少年?少女どちらかわからない位の可愛い子共が座っていた


「なんだテメェ、急に出てきてこの世界はどうだと?ふざけた事を言いやがって、テメェ何もんだ」


隠せないほどの怒気・殺気を出しながら問いただした。


普通の人だったら、気絶しちゃいそうな位の怒気・殺気をその少年?は笑いながら受け流した。


「お兄さんさ~僕今はあなたたちと戦う気はないよ?ただ招待した僕としてはこの世界はどうかな?って思ってね。聞きに来ただけなんだよ?」


「テメェ今この世界に招待したって言ったな、どういう事だ?あのメールはテメェが出したのか。答えろクソガキッ!」


「いいね~お兄さん~その殺気やっぱりこの世界に招待してよかったよ。」

子供はニコッと笑いながら言葉を続けた


「お兄さんたちを呼んだ理由だっけ?お兄さん達を殺戮を見て素晴らしいと感じたのと残念でしょうがないと思ってるからなんだよね。」


「残念だと?どういう事が子供答えてもらおう」


いつの間にか子供の後ろには翔夜が立っていた。


「あれ~?お兄さんいつの間に来たの?全然気づかなかったよ~」


子供は本当に驚いたように口にした


「いいから答えろ子供返答によっては貴様をここで殺す」


「わかったわかった!説明するよ。」

子供はため息をつき答えた


「お兄さん達の殺戮は本当に素晴らしかった、初めてみた時はとても感動したよ人間にもこんな事ができる人がいるんだってね」


子供は目をキラキラさせながら言った


「でもね~残念だと思ったのはお兄さん達が腐っていくのがわかってきたからだよ?お兄さん達はあまりにも強いでもね、人間にはそんなに強い人はいない。

強い存在を欲しがって君たちでも強い人間はいない絶望感その絶望のせいで君たちの殺しはダメになっていく。君たちのファンとしてはそんなこと許したくないんだよ?」


翔夜と鋼丞は絶句していたなぜなら今目の前にいる子供は一切嘘を言ってないことを知ったからだ。


「お兄さんたちはあんな所で腐っていい存在じゃない。ならどうするか、答えは簡単殺戮が起きる世界。つまり戦争だね戦争が始まる世界に連れて行けばいい。

そこでまた君たちの殺戮が見れるでしょ?」


わくわくしたように目をキラキラさせながらそう翔夜と鋼丞に聞いた。


「クソガキテメェ何ふざけた事を言ってやがる。俺らが腐っていくだと?ふざけんな!俺らはそんなやわじゃねぇんだよ!」


「鋼丞に同感だ。俺らはそんなことで腐ったりしない。」


その言葉に子供は笑い始めた


「アハハハハ!面白い冗談だね~お兄さんたちも本当は気づいてるんじゃない?だってさ~昨日の殺戮だって人を一人殺しそこねたじゃない。

昔の君達ならそんなことなかったよね?君たちがあまりにも弱い存在を殺しすぎたせいで君たちの能力も下がっていってるんだよ?」


子供の言葉に翔夜と鋼丞は絶句した。確かにいままでの鋼丞達なら昨日みたいに人一人の存在を見逃す事等ありえない話だ。だが今の鋼丞達はそれすらも見逃してしまう位に弱くなった。


「ね?本当の事だからなんにも言えないでしょ?それにもし今の君らが僕に仕掛けたとしても昔の君らならともかく今の君らには負ける気はしないな~」


そういい子供が笑った瞬間鋼丞達は距離をとった。

子供からありえないくらいの殺気が出てきたからだ。


「ね?今のお兄さん達はこれ位の殺気にも耐えられない。それにさ~もうあの世界には戻れないんだから諦めたら?」


鋼丞と翔夜はお互い息を切らしながら子供に問いかけた。


「おい子供もう俺らの世界には戻れないとはどういう事だ?」


「お兄さん達を招待した方法それはね~400年に一度しか使えない魔法なんだよ~」


鋼丞は普段聞きなれない言葉に顔をしかめた


「魔法?」


「そう魔法!お兄さん達の世界には使える人は少なかったんだっけ?手から炎の玉をだしたりする魔法だよ」


「信じられんなそんな御伽話のような事は、目の前で見せてくれるのなら話は別だがな」


翔夜がそう答えると子供は笑いながらこう答えたのだ。


「今この状況が魔法の存在を示してるじゃないか!急に別世界に飛ばされて今その光景を見てるんだよ!」


確かにその通りなのだ、翔夜と鋼丞は仕事柄色々な場所に行ってきたがこんな光景は初めてみたのだ。


その時である。


「お頭~あんな所に人間が三人も固まってますぜ~しかも全員ガキ!いいかもですぜ~」


ゲスイ事をいいながら不気味な生き物が近づいてきた。

わかりやすく言うとオークを想像してくれればいい。オークが5人位で近づいてきている。


「なぁ翔夜~あの気持ち悪い存在はなんだ?」

鋼丞はげんなりしながら翔夜に聞いた


「俺に聞くなあんな気持ち悪い存在は初めて見る」

とこめかみを押さえながら答えた。


「あれはオークだね~腕力がとても強く恐れられてる種族だよ~」

子供は楽しそうにそう答えた。

「お兄さん達あの気持ち悪い存在はお兄さん達を殺して金目の物を奪うきだよ~」


その時ボスらしきオークが吠えた。


「テメェら!黙れ!」

声だけでうるさく窓はガタガタと震えている。

ボスらしきオークがニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながら鋼丞達に言った


「おいガキども、殺されたくなかったら大人しく、食いもんと金目の物を置いていきなそれで命は助けてやる」


鋼丞と翔夜はキョトンとして急に笑い始めた


オークは鋼丞達に問いただした

「何がおかしい!テメェら命はいらねぇのか!」


ようやく笑いを抑えられてきたのか鋼丞が口を開いた。


「おい翔夜!俺らに対して命は助けてやるだってよ!これが笑わずにいられるかっての!」


「本当にな!俺らに対してそんなこと言った奴は何年振りだ?最高だな」


「「おい子供(ガキ!)信じてやるよ!この世界が別世界だってな!」」


子供は一瞬キョトンとしていたがすぐに笑って問いかけた


「お兄さん達なんで急に信じる気になったの?」


その問いには鋼丞わくわくとし目をキラキラさせながら答えた

「だってよー俺らがいた世界ではこんな化物と殺し合いができなかったこいつらが強いかどうかは知らんがそれでも未知の生物を殺すってのは最高に興奮できるだろ!」


「鋼丞に同感だ俺らは結局殺人・殺戮の場所でしか生きられないそういう人間だったって事だな!」


オーク達は目を細めて鋼丞達にドスの聞いた声で聞いた。


「おいガキ共・・・・それは俺らと殺し合いをするってことか?


鋼丞は笑いながら腰に手を当ててオークに言った


「おい見た目が悪いと頭も悪くなるのか?」


翔夜も笑いながら鋼丞に言った


「おい鋼丞本当の事を言うとかわいそうだろ?オークは俺らの世界でも馬鹿だったろう?」


「おいガキ共最終警告だ。今すぐ頭を下げて食いもんと金目の物を差し出せば許してやる」


鋼丞はオークの問いに凶悪な笑みを浮かべてこう言った。


「おいおい嘘はよくねぇぜ?あんたは俺らがどんな物を出しても殺すつもりだろ?」


「俺らももうすでにお前らを生きて返す気は毛頭無い。さぁ始めようぜ殺し合いをな!」


その瞬間翔夜は動いた。


翔夜は腰にあるナイフを取り出し目の前に居たオークの腕を切り落とした


腕を切り落とされた


「うわぁぁぁぁぁ!!!俺の!!俺の!!腕が!!ねぇよ!!いてぇよ!!いてぇよ!!!」


腕があった場所では血が絶え間なく流れ出しているすぐにでも治療しないと普通の生き物だと失血死するであろう。


腕を切り落とされたオークは地べたに這いつくばり自分の腕をなんとかくっつけようとしていた。治癒魔法でも使えない限りムリな事なのだが腕を切り落とされ動揺しているオークにはわかるはずもない。


翔夜は笑いながら地面に倒れているオークの首をナイフで切り落とした。


「いいね~この肉体の硬さ・・・最高だぜ!もっと俺らに殺されろゴミ共!」


鋼丞もこの時動き始めた!


鋼丞は翔夜が殺したオークの右側にいるオークに向かって走っていた


「おい!翔夜俺にも楽しませろや!テメェ一人で楽しもうとしたら俺がテメェを殺す!」


鋼丞は素早くオークの懐に潜り込みオークの顎に掌底を打ち込み、脳を揺らした。


オークは脳を揺らされた事もあり、地面に倒れ込んだ、鋼丞はそのままオークの頭部を足で思いっきり踏み潰した。


オークの頭部は無様に散った、そしてオークは絶命した。


オーク達は動揺していた、たかが人間如きに腕を切り落とされ、あまつさえ仲間

の一人はオークよりもひ弱な人間の力で頭部を破壊されたのだ。


オーク達も魔法が使える魔法が使われればどのような魔法が使われたのか察知もできる。


だが目の前に居る青年二人からは一切魔法の波動を感じなかったつまり、自分の肉体の実力のみでやってのけたのだ。


ナイフで切り落としたそれはまだわかる、オークは普通の人間達よりは硬いつまりそこら辺で売ってる安物の刃物ではオークの皮膚には切り傷、人間で言う紙で手を切った位の傷しかつけられない、勿論使い手による。


その刃物を使っている人間の腕がよければオークの硬い皮膚でも簡単に切り裂ける。


だが刃物の使い方の上手い人間には二種類居る。


一つは「力」で叩き切るという形だ、この使い方は基本的には両手剣刃の厚い片手剣などが主だ。


もう一つは「技」での切り方だ、つまり技術で切るという形だ、この切り方には力がない人間でも簡単に切り裂いたりする事ができる、ただし「技」での切り方は非常に難しい。


「力」で切るという選択肢を選んだ場合、勿論多少の技術は必要だが、主に必要なのは肉体の「力」だ。


この場合筋力を鍛えればなんとかなる、騎士みたいに訓練していけば普通の人間は「力」

で切るという形になるであろう。


だがしかし「技」の場合そう簡単にはいかない。「技」の場合切り方切る角度・剣を振るスピード全てが重要になってくる。


たった一つでもかけていると切れ味・威力が落ちてしまう。


翔夜は後者つまり「技」で切るタイプの人間だ。


翔夜の場合切るスピード・切れ味を考慮した上でのしようだ。


今だからこそ簡単に素早く殺す事もできるが、翔夜も最初からできた訳ではない。


何回・何十回・何百回・何千回という数の殺戮をしてきてようやく今の領域に達したのだ。


それはもうすでに達人の域に達していた、息を吸うのと同じくらい簡単に今の翔夜ならオークの首を跳ねる事は簡単だろう。


オーク達もそれを察してもなお翔夜と鋼丞に立ち向かおうとする。


その勇気だけは認めてもいいかもしれないがあまりにも悪手だ。


「さぁ!オーク共!もっと俺らを楽しませてくれや!」


「おいおい鋼丞、馬鹿のオーク共に対してそんな高等技術ができる訳ないだろ?

さっさと帰ってママのおっぱいでも吸ってな醜い豚共」

オークたちにもプライドがあるのだろう。


あからさまな挑発に対してオーク達は今まで人間に対して自分達が上だという事しか思っていなかった為に、すぐに挑発に乗ってくれた。


「なめるんじゃねぇぞ!人間風情が!今すぐ殺してやる!まだこっちには三人もいるんだ!テメェらがどんなに強くても一人をかこんでボコボコにしちまえばいいんだからよ!」


ある者は剣を抜きある者は棍棒を持ち、ある者は槍を持った。


「テメェら!かかれ!人間風情に舐めたままじゃ生きてられねぇぞ!!」


「そうだな生きてられねぇな~だから死ね」


鋼丞はそう言うとオーク達に向かって走った。


全てにおいて言える事だが威力というのはスピードが乗るのが重要だ。


ならばスピードが乗る前に殺してしまえばいい!


鋼丞は素早くオークの懐に潜り左手で剣を抑え。


右手で頭を掴みそのまま膝蹴りを顔面に叩き込んだ。


いくらオークでも顔面に思いっきり膝蹴りを喰らえば痛がるし、鼻も折れる。


鋼丞は膝蹴りを打ち込みオークがよろけた所でオークの後ろに周り、首を締めそのまま首をへし折った。


オークはまた驚いた。


普通の人間の腕力ではオークの太くとても、強靭な首の骨は折れない。


なら相手は普通の人間じゃないのか?と疑問すらを覚える。


「おいおい。動揺してていいのか?お前らの敵は鋼丞だけじゃないってことを忘れてないか?」


オークの横から出てきてる翔夜にオークは対応出てきてなかった。


翔夜は即オークの首を切り殺した。


立ちながら死んだオークの首からは噴水のように勢いよく血が噴き出している、その血の雨を翔夜は浴びて。とても気持ちよさそうに、そしてとても嬉しそうにしている。


翔夜はとてもいい笑顔だ。血の雨を浴びてオークの血を浴びて、興奮を隠せない様子だ。


「おいおい、翔夜~一人だけ気持ちよさそうな事してるんじゃねぇよ」


「うるせぇよ。もう一匹残ってるんだから、それでやればいいだろう?」


顔についている、血を舐めながら翔夜は鋼丞に言った。


残った一匹のオークは自分の目の前に居る二人は完全に行かれていると思った。


自分がたった一人で今挑んだところで絶対に勝てないという事を気づいている。


今ここに他の仲間が10人居たとしても多分いや99.9999999%勝てないだろう。


オークは自分が生き残れる勇逸の道を選んだ。


「お・おい・・・もう勘弁してくれ。お前らの望む物はなんでもやる!女か?金か?なんでもやる!だから助けてくれ!頼む!」


オークは地面に頭をつけ翔夜・鋼丞に懇願した。


鋼丞と翔夜はその言葉を聞いてものすごい凶悪な笑みを浮かべた。


「ふ~んなんでもくれるらしいぜ?その代わり助けてくれだってよ。貰うもんもらって助けてやるかなぁ~翔夜?」


翔夜は笑いながら鋼丞の問いに答えた。


「あたり前の事を聞くなよ。さぁ・・・貰うもんもらおうか」


オークは自分の命が助かるのなら本当になんでもやる覚悟だった。もし仮にケツを差し出せと言われれば差し出す。金が欲しいといえばそこらへんに居る奴らからでも金を奪おうと思った。


そして鋼丞達の会話を聞いて自分は助かったと思い、希望を得たオークは顔をほころばせながら、顔を上げた。


鋼丞は満面の笑みを浮かべながらオークにこう言い放った。


「俺らが欲しいのはお前らの命だ」ニコッ


その言葉を聞いてオークは悟った自分はこの人間にあった瞬間に自分は死ぬ運命だったのだと気づいた。


鋼丞が言葉を言い放った瞬間鋼丞の右足が消えた。いや消えたと錯覚する位高速で右蹴りをオークの頭に向かって放っていた。


音がした瞬間にはすでにオークが死んでいた。


某ハンターライセンスを取る漫画に出てくる会長は正拳を打つと音より早く拳を放っていた。それの右蹴り版盤だと思えばいい。


オークの首からはまた血の噴水が出てきた。


戦闘が終わった後。


自分達をこの世界に連れてきた張本人が言葉を放った。


「やっぱり君たちを連れてきて正解だったよ!素晴らしい、なんて素晴らしい殺しなんだ!僕が惚れただけの事はあるよ」


この小説を読んで頂きありがとうございました!


この小説を読んでいかがだったでしょうか?


つまんないって言う人が殆どだと思いますが、こんな小説にもコメント・評価等をしてくださると、私のモチベもあがりますw


それでは次の投稿の時にまた会いましょう!それでは皆さんまた!

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