励ましの言葉。
ずいぶんと間があいてしまいましだが、これからはたくさん書く予定なのでよろしくです。話を忘れてしまった人をめんどぃと思いますが読みなおしてください!
桜井さんの家についた。家には山下さんもいてかなり驚いた。
二人は同居しているのだ。てっきり付き合ってるだけだと思ったのに……。
「良樹くん!いらっしゃい!」
山下さんが明るく迎えてくれた。
「おじゃまします。」
今の僕の精一杯の明るさであいさつをした。
「まぁ座れよ。茶だすから。」
と桜井さんに言われ、すいませんと一言いい僕は座った。
どうも人の家というのは落ち着かない……。
先輩の家だからか…?
「じゃ話してみ!何があった?」
カチカチっとタバコに火をつけながら言われた。
一瞬で空気が重くなったように感じられた。
でも話さないと……。
このままじゃ……。
僕は……。
「あの………。」
僕は話し始めた。
中村さんから連絡がこなくて落ち込んでいたこと…、友達の武が僕を慰めようとドライブに誘ってくれたこと……、土手の道で武が転んだこと……、
そして僕は武を助けられなかったことを……。
全部話した。
話している途中でいろいろ思い出してしまい、涙が出てきた。
心の奥底から出てくる涙は自分でも不思議なくらい勝手に出てくるのだ。
この時そう思った。
「そっか……。そんなことがあったのか……。人が死ぬってすごいことなんだ……。残された人間は………、辛いよな……。
自分のせいじゃないかとか……、助けられたんじゃないかとか………、いろいろ考えちゃうよな……。
でも死んでいった人間はもっと辛いんだぞ。
これからの人生を歩めなくなるんだから……。
やりたいこととかたくさんあったんだろうけど……、もうできないんだから。
一番辛いのは死んだやつだからな。
良樹が後追って自殺でもしてみろ?あの世で殴られるぞ!
そいつの分までおまえが生きろ。
そいつの分までおまえが楽しめ!
わかったか?今の話し?」
桜井さんにそう言われても……、正直そんな前向きな気持ちにはなれなかった。
でもそう思いたい自分がいた。
「わかりました。」
「今は辛いけど、時間がたてば大丈夫だから。絶対に!」
そんなもんかなぁ……?今はわからない。
でもすこしだけ元気がでた。話してすっきりしたのかな……?
聞いてもらえて嬉しかった。
「はい!ありがとうございました。」
「じゃぁさ〜〜!三人でカラオケでもいこっ!おごるからさ!ねっ?ねっ?」
山下さんが暗い空気を吹っ飛ばすように言ってきた。
「そうだな!行くだろ?良樹!」
「えっ?はい!」
三人でカラオケに向かった。
嬉しかった。
楽しかった。
ありがとう。
本当にありがとう。
武?
天国で見てろよな!オレのこと。
これから楽しいものたくさん見せてやるからな!
心の中でそう叫んだ。




