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僕を救った一本の電話。

明けましておめでとうこざいます!!今年もバンバン書きますんでよろしくぅ〜〜(o^o^o)

暗い部屋で僕はず〜っと座ってる。


武は死んだ。


僕のせいだ。


僕が武の誘いを断っておけばよかったんだ。


「自分に自信を持て。」



武の最後の言葉も今の僕にはまるで意味がなく、

完全に自分を失っていた。

もう何もしたくなくて……

動きたくない……。


「すいません…。今日のバイト休ませていただけませんか?」



僕はバイト先に電話をした。

自分勝手なことだが、今日は何もしたくない……。

「どうした?体の調子でも悪いのか?」



店長が電話にでた。


「すいません。ちょっと風邪ひいたみたいで……。」


「そうか……。じゃ今日は休め。こっちは大丈夫だから。」



店長が優しく答えてくれた。

「本当にすいません…。じゃ失礼します。」



バイトにまで迷惑をかけてしまった。


僕はダメな人間だ……。


武は僕が殺したんだ…。


いっそのこと……。


武のところに……。



  ピピピピピー!


携帯が鳴った。

重い左手を延ばして電話にでた。


「おう!良樹どうした?」


桜井さんだ。店長から連絡がきたのだろうか……。


「あの〜〜。今風邪ぎみで……。」



「嘘をつくな!中村にフラれて落ち込んでんだろ?」


中村?……そうか。

武の死の大きさに中村さんのことを忘れていた。

フラれちゃったんだなぁ〜〜。ハァ〜〜…。


「いや、それもあるんですけど……。」



「違うのか?………何があった?」



「いや……、その……。」


言っていいのか……?

言ったら余計に辛くなるんじゃ……。


言うか迷っていると桜井さんが、


「よし!今から俺んちにこい!」



「えっ?俺、桜井さんの家分かんないんですけど…」


「じゃ…そうだな………。ファーストフードの駐輪場に来い!5分以内にな!」


そう言い残して電話を切られた。


話せばすこしは楽になるかも……。

でももう少し時間を置きたかった。


そう思いながら僕はバイクのエンジンをかけた…。

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