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Guardian`s   作者: Radical
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No.1-6-実戦、無優、次から二章-

ブーン。


「やっと戻ってこれたぁあああああああああああああ!」


マジ疲れた。ほんと疲れた。パソコン使いたい。


「お疲れ様、よく頑張ったね。」


戻ってきたら、総裁に褒められた。


「はい、ありがとうございました。」


「では、一週間の休暇を与えよう。ゆっくり休んでくれたまえ。そのあとすぐに戦線に出てもらうからな。」


『きゅうかをてにいれた!』


──1週間後


まだ眠い。明るいパステルカラーのタイルが敷き詰められた廊下を歩き、総裁室に向かう。


実際、こんなとこに、霊体の状態で住んでいるなんて実感がわかない。


「おじゃーしやーす……」


「服装が乱れている!やり直し!」


ちょ、総裁、そんなキャラじゃないでしょ?ね?ね?


「す、すいませんでした総裁!やりなおさせていたぁだきやす!」


「ふふ、ジョークです。やり直さなくても大丈夫だ。」


んだこのジジィ殺すぞコラぁ!


とはいえず。


「総裁、やめてくださいよ。脳筋じゃあるま」


「ふふははははッッッ!久しぶりだな28番ッッッ!」


首を540度回転させた先には何と脳筋こと、赤阪無優が立っていた!ジャジャーン!


「28番よ、貴様のランクが変わった。これからは私と同じ、Sランクだ。とゆーことでー、おれといっしょににんむなー。」


「は……?」


「聞こえなかったのかね?今日は無優君と、実戦任務だ。」


おぅふ。死にたい。とにかく死にたい。死んでるか。こんな無気力な野郎とやんなきゃいけんのか。


「喜べッッッ!純たんッッゥゥゥッッ!今日は私と共に、戦場を歩もうではないかァァァッ!」


「おいきめぇぞ!たんはやめろ『たん』は!それと熱いきもいうざいの三拍子だこの野郎!」


「はは、仲がいいのだね。君たちは。」


「総裁ィィィィーッッ!助けてよ総裁ィィィィィィ!こんな脳筋となんてやだよぉぉぉぉぉぉ!」


「ハッハハハハハハハハハ!ほれ、行くぞォォォォォッッ!」


そう言われ、強引に首を掴まれ、引きずられる俺。災難すぎる。


──5分後ッッッ!


目的地である都心付近に到着。とりあえず、説明を受けた。


・あと数分で下級グリム種、最下級の悪魔達が大群で押し寄せてくるらしい。


・グリム達は一般人から見えはしないが、相手の攻撃などは三次元空間に干渉する。


つまり、相手の攻撃が都庁に当たれば、都庁はぶっ壊れる。


・倒すらしい。


三つめが異様に適当な気がする。


「ボーっとすんな純哉ッッ!お出ましだぞッッ!」


そう言われて空を見上げると、ボウっと大きな渦が発生し、その中から変なキモいのがいっぱい出てきた。


「えーっと、あれが下級グリム?」


「そうだッッッ!奴らの名は『ファンシーステップ』!別にファンシーではないがなッッッ!倒せァァァッ!」


相変わらず熱い野郎だ。死ね。


「へーい。“アトモス・キャノン”!」


どーん。よっしゃ!みんな死んだ!わーいわーい!よわいよわーい!


「グヘヘヘヘ……スキだらけだね。」


え……?全部倒したはずじゃ……


「バカ者ォォォォォッッッ!大群と言ったろうがァァァァァッッ!」


「忘れてましたぁああああああああああああ!」


うーん。さすがに生き物。コンピューターとは違うわけだな。わかったわかった。


「さっさと、あの渦を破壊して来い!あれがある限り無造作に湧いてくるッッッ!」


「オーケー。ぶっ潰す!っておいいいいい!相手に掴まれていけねぇぇぇぇ!」


「あーめんどくせー。おれがはかいすんのー?チッ、使えねぇ新人だなおいおいおい!興醒めだコラぁ!」


なんでオレキレラテルノ?


「いくぜー。最下級技ー“ミジョー”!」


轟!という爆音とともに東京ドームが一瞬で消えそうなくらいの大爆発が起きた。


つーか、まておい。爆発なんて起こしたら民間人怖がるだろーが!おい!メディアが!あぁぁああ!


あ、でも見えてないのか。つかこれで最下級?最上級になったらどうなるの?


「あーめんどくせー。ほれ、終わったぞ。ん?」


「…………」


「…………」


「………俺の見せ場が……」


「何をバカなこと言っているんだッッ!帰るぞッッ!」


そしてテンションを切り替えるタイミングがよくわからない無優でした。


──またまた5分だッッッ!


「どうだったかね?無優君は」


総裁に聞かれた。答えたくもないが、奴は強い。


どうしようもなく強いのだ。あれに勝てる気がしない。


「まぁ、経験の差というものもあるのだ。とりあえず、明日からまた頑張ってくれたまえ。」


「はい。分かりました。失礼させていただきます。」


そう言って総裁室を出ると、悔しくて涙が出そうだった。わけでもないが、あいつ強い。


こうなったら、鍛えなければ。


──翌月


結構な実戦を積み、さらに扉内での修行の末、ついにSSSランクにまでのぼりつめた。


実質5年以上かかった。けど1ヵ月だもーん。俺すごいもーん。


総裁の話だと、相当な素質がないとSSSになるまで10年以上費やすらしい。


あー俺すごい。よし、自重の方向でいこう。


そして今日、ついに死の大陸に行くことができる。


の前に、SSSランクの顔合わせがある。


行き慣れた総裁室に足を踏み入れると10人程度の個性あふれるSSSランクが座っていた。


「お待たせしました。新人の紗衣です。よろしくお願いします。」


「ヒュヒュヒュヒュ………貴様が異例のスピードでSSSに昇格した……ケケケケケ……俺はジョーカー。よろしくね……ヒュヒュ」


ジョーカーさん、一言で不気味。椅子に座ってる状態で鎖で締め付けられてる。仮面も付いてる。またまた怖い。


どうやって歩くのだろうか。すごく気になる。


「コォォォォ………」


あれ?あったことあるよな?ん?デジャヴ?ん?


「ヒュヒュ……そいつはジンだ……一言でいえば言語障害野郎。ヒュヒュヒュ……舐めてると、死ぬぜ」


マジすか。怖い怖い怖い怖い。


「…………」


今度は無口キャラなのかな?


「ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ………そいつに近づかない方がいいぜ。下手したら殺される。」


なんですか?殺そうとしてる人多くね?そんなに憎いの?


「さて、次は僕か。僕は久弥。皆からはキュウと呼ばれてる。よろしくな!」


おおおおおお!さわやかキャラだぁぁぁああああ!


「ヒュヒュヒュヒュ………そいつ金にしか興味無いぜ………ヒュヒュヒュ」


「おいおいおい、ジョーカー。嘘はやめてくれ。俺は金と仲間(笑)にしか興味無いぜ?」


ん?笑われ……てないよな。うん。


つかジョーカー優しいな。ずいぶんと。


…………あとの奴らは印象にも残らないような奴らばっかだったので適当に流しといた。


「さて、自己紹介は終わりか。本題に入る。これから死の大陸に向かう面々を発表する。」


「死の大陸に向かうのは、ジョーカー、久弥、そして純哉だ。東京支部から3人、輩出する。」


「ヒュヒュヒュヒュ………ジジィ、わかってんじゃねぇか。」


「ありがとうございます、ジジィ!」


え?ちょ、総裁に向かってそんな!


「ヒュヒュヒュ……お前も言えよ純哉……ジジィって。」


不意に耳元で囁かれた。びっくりしたが、これはもしかして……試練?ある意味扉よりきつい気がする。


「えっと………任命ありがとうございます!ジジィ!」


「ハッハッハ!純哉君、残りたまえ。」


うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!


手抜き感が否めない

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