No.i-後日談、的な、もの-
あぁ。やっと退院できましたよ。
ジョーカーはあと一ヶ月で天界ができるとか言ってたが、
結局前日に退院だった。
まぁ待たなくてよかった。
えっと、久しぶりに無優の顔でも見に行こうか。
と思いつつ教官室の扉をあける。
「む?貴様………純哉じゃないか!帰ってきているとは聞いていたがッッ!」
と資料をいろいろと探っていた無優が驚きながら俺の顔を見ていた。
「すっかり大人になったなッ!」
「ははは。アンタも変わってねーな。」
「ふんッッ!余計な御世話だ!それはそうと、もう総裁に挨拶はしておいたか!?」
「おおっと、まだだわ。今から行て来らぁ!」
やっぱりいろんなところに目が行く奴だな。
ちゃんと考えてる。無駄に熱いが。
という事でやってきました総裁室。
トントンっとノックをして部屋に入る。
「失礼しまーす。純哉でーす。」
ってありゃりゃ?誰もいない。
仕方ない。置手紙をしておくか。
えーっと、
総裁ちわーっす!
帰ってきましたー!
それだけです
バイビー
こんな感じでいいよな。うん。
じゃあ、どうしますかねぇ。
ジョーカーのとこ行こうか。
という事でやってきました上層部。
「ヒュヒュヒュ!おらぁ!テメェらさっさと仕事しやがれぇ!」
「いようジョーカー!さすがの仕事ぶりだな!」
「ん?おお純哉。退院日は今日だったっけか。」
忘れてたのかこいつ。昨日も教えておいたのに。
とそんな黒い心を抱いていると、部下らしき奴が走ってきた。
「も、望月さん!!ハァ……ハァ……あの……なんか天界の開界式に出てほしいと……ふひゃぁ。」
バタッと部下が倒れてしまった。
それはそうと………
「望月?」
「んぁ?あぁそうそう。俺、本名望月仙寿ってんだよ。
今年中にはスタイルチェンジして仮面もこのメルヘン魔法使い的な服も変えるぜ。」
望月仙寿ねぇ。
いい名前じゃないか。
でもなんか寂しいな。
「ハハッ!まぁいいか!お前も部屋に戻りな!ヒュヒュヒュ!」
部屋、か。
てなわけで部屋に到着。
基本ワープを使っているんだがな。
「んー……こんなとこだっけ?」
部屋がきれいに掃除されている。
PCもそのまんまだし、うーん。
あ、そうそう。
君達何故PCが天使達のところにあるのー?
えーまじありえねー!
とか思ってるだろ?
これはまぁ………
なんだ、その……天使達が開発した無線LANの超強化版で……
地上から無線引っ張ってきてっていうメカニズムが存在している。
全額無料。
すごいだろ?
しかもIPアドレスとかはプロキシだし、ホストは適当に割り振られてる。
まぁそんなこんなで使えてるわけなんですよ。
うん。そこ!あり得ないとか言わない。
あれ?机の上に置手紙があるぜ?
なんだこれ。
ええっと、送り主はジョーカー、仙寿からか。
「ヒュー。元気か?
あー、書くことは手短に。
えー、まぁなんだ。
その、うーん。あー。
お前の退院祝いつーか、復帰祝いとして
ちょっと明日飯奢ってやるから、
まー、明日上層部に九時集合。
本当はキュウがいればよかったんだがな。
あぁそうそう。お前確かカシスと仲良かったよな?
輸出入管理局の。カシスも誘っておいたからよ。
三人で食い行くぞ。
じゃーな。」
すごく女の子っぽい字で書いてある。
あれ?あいつ男だよな?
どうでもいいか。
結構いいとこあんじゃん。
さて、仕事して、荷物まとめるかね!
ちょっと暇だし書いてみた。