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Guardian`s   作者: Radical
21/22

No.10後編-最後、最期、紡ぐ-

「キュウ!待て!」


叫ぶ。それだけしかできない。


だが力いっぱい叫ぶ。


「はぁ……もう僕は君達の友達でも仲間でも無いんだよ?」


キュウは階段に足を置きながら、こちらを向き静かに答えた。


「そんなの関係ねぇよ!キュウはキュウだ!」


「言われてもねぇ………やっぱり消した方がいいのかな?“殲滅の光”!」


「ヒュヒュ!あぶねぇぞ純哉!避けやがれ!」


ジョーカーの助言で間一髪のところで避ける。


「ヒュヒュヒュ………殲滅の光ってのは、さっきの浄化の光よりも強力な力だ。さっきは致命傷で済んだが、」


一呼吸置き告げる。


「今度は原子レベルで消してきやがる。当たれば死だ。」


何だと?


原子レベルで物質を融解する光?


キュウはそんなものを操れるのか?


「もう。めんどくさいね。“粛清の裁断”ジョーカー、君から先に死んでもらう。サヨナラ。」


「チッ………!」


「止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


喉が引きちぎれんばかりの大声を上げるが無意味。


ジョーカーにギロチンが落とされる。


「ヒュヒュヒュ……バーカ。そんな簡単に死ねるかよ。」


なぜか、ジョーカーは生きている。


いや死んでもらっても困るんだが、疑問


何故だ?


そして、ついさっきまでのジョーカーでは無くなっている。


仮面を付けた魔法使いっぽい服装は変わらないが。


「こいつが役に立ったぜ!ヒャハハハハ!」


無くなっている。


椅子が。


ジョーカーの萌え要素の89%を占める椅子が無い。


「おいジョーカー!椅子はどうした!」


「ヒュヒュヒュヒュ!あの椅子はなぁ!一回だけ死を逃れることのできるウェポンだ!


んでもって延命に成功したら魔力もMAX、傷も全部癒える。」


何というチート。


「だがこれでこっちに流れが来たな。キュウ、サヨナラだ。“マリア”!」


「そんな低級なカスで、僕に傷なんて付けられないよ。」


「貴公が、吾輩を馬鹿にしているのが気に食わぬな。」


「その通りだ。マリア、やっちまいな。」


マリアの拳がキュウに触れた瞬間、不自然な方向にマリアが吹き飛ばされた。


「僕を傷つけることなんてできない。」


あまりにも不自然。


アク何とかレータさんみたいベクトルでも変えてるんですかっていうくらい不自然。


「お前の本当の能力はなんだ?」


「僕の能力は、何だろうね。理想イマジネーション現実リアルに、違うな」


少し考えたのち言い放つ。


架空イマジナリィ方程式イクエイジョンを組み上げ、それを能力にする。


考えたことを何でも現実に出来るわけではない。ただ、三次元に多少の干渉がある程度。


結局は一時的なもので、理想を現実にするように、永久的に続くものとはまた違う。」


よくわからない。


意味不明だ。


だが、わかることといえば、


こいつは強い。


最強。


能力からしてみれば、可能な範囲の攻撃は限りなく広いだろう。


そんなことを考えてるとジョーカーが唐突につぶやいた。


「ヒュヒュヒュ。自由に動きたいところだが、無理みたいだ。」


「どうした?体動かしてなかったからか?」


「悪魔が多すぎる。カーラの魔力も感じた。」


「ふふふ。その通り。もう此処にいるぞ?」


いきなり背後から現れるのやめてほしい。


「僕の計画にキミはいらないんだ。カーラ。僕は既にゲートを開通させているからね。」


「そう言われてもねぇ。ふふふ。入った当初から思っていましたが、自分は貴方のことが嫌いなようだ。」


「だからどうした?嫌いな上司にいちいち嫌いですなんて言うのか?キミの命は、僕が握っている。」


「ならばこうしましょう。悪魔達よ、全員消えたまえ。」


そう言うと、悪魔達が瞬時に消えた。


「何のつもりだ………!」


低い声でキュウが唸る。


「自分は、この二人に加担しますよ。ふふふ。宮も級もあやふやな貴方に負ける気はしません。」


何といういい奴!


この状況で加担してもらえるのはうれしい。


「ヒュヒュヒュ!まぁいいけどよ!二人ともアウシ・アタで拷問だぜぇ?」


「いいですよ。元より自分は利用されていただけみたいですしね。行きますよ!」


──


どれくらい闘っていたのだろうか。


そしてどれくらい眠っていたのだろうか。


俺は戦いの最中に意識を失い、目覚めるとアウシ・アタに戻ってきていた。


「ヒュヒュヒュヒュ………やっと起きたか。」


「あぁ。ジョーカー、戦いは終わったんだな?」


「確かに終結した。後はディアブロの残党共が暴れるのを防げればいいのだがな。


そうそう、お前の能力は元に戻ってるぞ。」


おぉ。戻ったか。よかったよかった。


それにしてもいいのだがなっていうのは引っかかる言い方だな。


「どういう事だ?」


ジョーカーは落ち着いて答えた。


「残党共、ゾディアックのメンバー全員を捕まえてないんだよ。」


「そうか。だから、そんな引っかかる言い方を。」


ジョーカーはうなずいて、もう一度語る。


「元々、ディアブロは政府を見放した奴らが集まって結成していた。


何時までも悪魔討伐に踏み出さない政府のやり方に呆れてな。そこにキュウという男が現れ、


ならいっそのこと、地球というもう一つの次元を乗っ取り、そこを傀儡にして政府に戦争を仕掛けないか、


というところから今のディアブロが完成したらしいが、全ては泡沫に消えた。」


そうだったのか。ずいぶんと諸事情まで聞いたな。こいつ。


「だが、いまだにキュウの本当の狙いは分かっていない。」


「そか………サンキューな。カーラにも礼を言っておいてくれ。」


「あぁ。後、テメェは一週間眠ってやがった。上層部からお叱りが来てもしらねぇぜ!?じゃーな。ヒャハハハ!」


え?マジ?やばくねそれ?


「後よ、お前復帰したらどうすんだ?このままアウシ・アタに残るのか?それとも成仏するか?」


「いや、まだまだこっちで生きていたくなったよ。復帰したら………そうだな。


遠い西の方の、多摩地区あたりに行くよ。いろいろとありそうだからな。それまで休んでる。」


「ヒュヒュヒュ……多摩の方って言ったらベーゼか………


あぁ、そうそう。俺らが死の大陸に行ってた時間は短いが、こっちでは一ヶ月半くらいすぎてる。ちょうど今秋だ。


後一ヶ月くらい経ったら、全天空城をつなぐ道と、街ができる。天界プロジェクトらしい。


出来てから移動した方がいいぞ。」


そんなプロジェクトがあったとは。


天使達も近未来化か。


ジョーカーは手を振りつつ、病室を後にした。


さて、まだまだやり残したことがありそうだ。


復帰したら、そうだな。天空の旅に出よう。


まだ俺の第二の人生は始まったばかりだ。

あーおわた。


思い返すとほんと短い間しか書いてなかった。

話に一貫性はない、文法バカス、ネタ切れ、超展開。


もうこの痛いのには酷評しか与えられないほどに。

でも書くのは楽しかった。


あー疲れた。


バイバイ。

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