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Guardian`s   作者: Radical
2/22

No.1-2-熱く、清く、脳筋と-

そんなこんなで研修室に到着。


教室内には自分を含め20~30人くらいの新人ガーディアン達がいた。


窺える年齢層も様々で、20歳程度の人が半分程度。自殺者だろうか。


教壇にはいかにも教官っぽい、脳まで筋肉と思われる人が立っていた。


正直、超怖い。殴られたら死にそう。いや死んでるのか。殴られたら成仏しそう。


「お前ら起ィィィ立ゥゥゥゥッッッ!礼ィィィィッッ!着席ィィィィィッッ!」


あぁ、想像していた天使様とは全く違う。こんな熱い天使いらない。


そうだよ、天使というものはもっと清らかでいるべきなんだよ。


「さぁて、自己紹介をしようかァァッッ!フルネームだろうが、偽名だろうが、なんでもいい!名字、名前だけでも可ッッ!」


「自己紹介の際は自分からするべきだと思いまーす。」


一人の若き命知らずが反論した。あーあーしらねー。いきなり成仏確定だろこれ。


「ンンンンンッゥ!?………そうだったな。私の名前は【赤阪無優あかさかむゆう】!無い優しさと書いて、ムユウだ!」


おい、どういうことだ。名前からして熱血青春フラグじゃねーか。そして意外と律儀だな無優よ。


「では番号札一番から自己紹介始めェェェェェ!」


・・・・・・・・自分の番は・・・・・・もうそろそろか。緊張するもんだな。


自己紹介で分かったが、意外と学生も多い。特に高校生。いじめだろうか。


そんなことを考えてると、


「次ィィィィィィ!番号札28番ッッッッ!」


自分の番が回ってきた。どうやら最後らしい。


「えー、紗衣純哉、年齢13、いきなり死にました。好きなものは小説、特に太宰。嫌いなものは脳筋です。」


「ほう………貴様が………ふむ。楽しみにしているぞ。」


え?何が?もしかして脳筋って言ったのが悪かった?え?え?


「さぁて、自己紹介は終わったなァァァァ!?よし!偽名を使っているものは0かッッ!今月は上々だな!」


今月……?ってことは、先月もガーディアンになった人がいるってことか。


「ちなみに先月の新人研修では全員が偽名を使いやがったッ!たったの五人だったがなッッ!今月は研修生がかなり多いッ!」


あー長い長い。そして熱い。うざい。めんどくさい。だるい。


お?研究者の発言ビンゴ!


「さて、とりあえずガーディアンの役割について、説明をしておこう。画面に注目ッッッッッ!瞬き禁止だァァッ!」


超展開すぎるぞ、この無優。いきなりビデオが始まった。

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