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Guardian`s   作者: Radical
17/22

No.9前編-城、幹部、薔薇-

扉に入ったのが三日前ってのが嘘みたいだ。


扉の中で240日間も修行をしていたわけだが。


修行開始二日目で目玉のシンクロをこなした。


後はひたすらシンクロに慣れて魔物を倒すという修行だった。


実際かなりつらかった。


俺の殺されかけた宿命の相手アリスは数分で倒すことができたが、


その上位種のセーラやマリアは異常なほどに強かった。


そのおかげで力もついたってワケだが。


さらにウェポンの穴が二つ埋まった。


かなりの強さを誇っているので期待できる。


「ヒュヒュヒュ………懐かしいなぁ……ヒュヒュヒュ!」


ジョーカーだ!


魔力が段違いに上がっている。


これは相当強くなっているに違いない!


「いよう二人とも!僕も帰ってきたよ!」


キュウ!


こっちも魔力の上がり方が半端ではない。


「お前ら……強ぇなぁ。まぁいい。こっから忘れられた国へはすぐ飛ばしてやる。


もうお前らはルシファーや俺にも匹敵するくらい強いぞ。


後はこれからの戦いでどう伸ばせるかだ。行って来い。」


「「「おう!」」」


あれからほとんど時間は経っていない。だがそんなこと言ってる場合じゃない。


一秒一秒ディアブロ達はゲートを広げてきてる。


あいつら倒して、帰って、たくさん休んでやる。


PCつけてニートになってやる。


さぁ。いざ行かん!


という事でワープ!



──同じ時間帯、どこかの部屋──


部屋は赤い怪しげな光を放つ。周りにある多くの機械から煙が出ている。


「………街の中に巨大な魔力が三つ。こりゃカーラが仕留めきれなかった奴らじゃにーか?」


「……かもしれんな。蟷螂マンティス、他の奴らと通信をとれるか?」


マンティスと呼ばれた仮面の男は目の前のモニターを見ながら静かに答えた。


「………連絡が取れるのは、12人中俺ら3人を抜いて


飛蝗ホッパー蜘蛛スパイダースコーピオンシカーダ雀蜂ホーネットだけ。


後の四人は取れなさそうだ。そう言えば蜉蝣イフェメラ


カーラの野郎が時空操作引っ張ってきたとか言ってたけど、マジか?」


イフェメラ、先ほど通信が取れるかどうかをマンティスに確認した男だ。


「あぁ。もう既に準備に取り掛かっている。我らの野望がついに起動するのだ。


モスキート、もしものことがあるかもしれん。警戒を心がけてくれ。」


三人の中に一人であるモスキートはうなずき、支部へ連絡を取っていた。


「では、我々も城へ戻るぞ。」


「へいよー。」


「あぁ。」



──その頃、忘れられた国にて


「ヒュー……殺風景だな。何もねぇ。ヒュヒュヒュ……」


「そうだね。うーん……あそこかな。一番大きい城は。」


キュウが前方にそびえ立つ城に指さす。


「そうじゃねぇか?とりあえず、行こう。」


城まで三人でダッシュした。


結構遠い。軽く10分くらいはダッシュしているが、いまだにつかない。


………15分経過


………20分経過


まだか!?


まだつかないのか!?


………25分経過


やっと………ついた……


突入前にこんなに疲れるとは………


「ヒュヒュヒュ………休んでる途中に悪いが、魔力だ。しかも巨大、カーラクラスの。」


「マジ……かよ……疲れてるってのによ………」


「仕方ないね。二人とも、魔力消して。隠れるウェポンを使わしてもらう。ツールウェポン“ゼロ・ボディ”!」


ゼロ・ボディ。発動することで対象者の姿を隠すウェポンか。


結構便利なウェポンだが、運任せなところもあるな。


そんなことを考えてると、城の入り口から男が出てきた。


迷彩柄のズボンに赤のトレンチコートを羽織った標準体型の男だ。


「ふんふんふーん♪ふふふふんふんふーん♪」


鼻歌を歌ってやがる……ッ!


なんて上機嫌なんだ。


「この辺で魔力を感じたが………ツールウェポンでも使ってるのかに?」


(二人とも、耐えてよ?)


(もちろん……ヒュヒュ)


(わかってらぁ)


「このまま探しててもらちが明かにーな。帰るか。」


(ヒュヒュ……帰ったぜ?)


(よし!ウェポン解除!)


(待て!あぶな……)


「みーっけた!」


見つかった。まずい。


「くそ……!ウェポン“ルシファー”!堕天せよ!」


「効かにーよ!デス・ウェポン“ブラッド・アブソーブ”!血液をもらうぜぇ!」


男は飛び上がりながら、そう言うと蚊の様な虫が飛んできてものすごい量の血液を吸収した。


「さて、この血は有効活用だにー。アタックウェポン“ブラッドレイン”!血液よ、刃となり降り注げ!」


吸い取った血液を硬質化させて頭の上に注いでくるとは。


何という凶悪なコンボ。


「ほう……アブソーブからのレインを耐えるとは。なかなかやるじゃにーか。お前ら、名前は?」


「「「スミジョキュヤウーカーウ!」」」


皆一緒に言うから変になってしまった。


「な、何?もう一回一人ずつ言ってくれにーか?」


「スミヤだ。」


「ヒュヒュ……ジョーカー。」


「キュウ。」


「俺はモスキート。ディアブロ十二人衆ゾディアックの一人。司る部隊は天秤宮リブラ。よろしく。」


ゾディアック?リブラ?よくわからないが、とりあえず倒せってことだよな。


「ヒュヒュヒュ………とりあえず、死んでもらおうか。アタックウェポン“ローズガーデン”!薔薇よ、咲き乱れろ!」


これは国王にもらったウェポン!


ローズガーデンは巨大なバラで攻撃するウェポン。


しかも一つ一つに毒、麻痺、睡眠の状態異常属性が付加されている。


新たな嫌がらせウェポンだ。


「ほう。いいウェポンもってるじゃにーか。いらないけどにー。デス・ウェポン“ウィザーズフィールド!”枯れよ!」


ウィザーズフィールド、植物が発動したエリア内にある場合、その植物を枯らすことのできるウェポン。


「さーて、反撃だにー」


なんやかんやでクライマックス

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