No.7-蠅、狂気、扉-
短いし、そして駄作になってしまった。
面白味の欠片もない。
ので、一応話の流れを読み取るだけでおkだと思う。
クロス・ドラニオン。
以前行われた死の大陸と二大陸の戦争、俗に三国大戦と呼ばれる戦争の影響で
悪魔達に支配された都。
大戦以前は人が行き交い、ハンターたちの拠点とも言われていた。
今では悪魔達が多く住みついてる廃れた街。
クロス・ドラニオンの中心部分に天を貫く塔と呼ばれる『アビシュレイズ・ギ・ドラニオン』がある。
どうやらそこに蠅が住んでいるらしい。
「ヒュー……見えてきたぜ。霞んでるけど確かに見える。ヒュヒュヒュ……」
南の方に、巨大な塔が見える。あれがアビシュレイズ・ギ・ドラニオン……
「もう入り口は目の前だよ。この街は部外者排斥運動が多いから気をつけた方がいいかもね。」
「ふん。全部ぶっ殺したらぁ。」
「ヒュー……その意気込みが必要だぜ……ヒュヒュヒュヒュ!」
──早送り。
「ヒャー!お前らナニモンだァ?ルシファー様が此処をショウカイしたのか?ン?」
とりあえずドラニオンについて、塔に入って、玄関悪魔に事情を説明したら最上階に連れて行ってくれた。
このイカれ具合がちょうどいい人がベルゼブブ様らしい。
蠅の王といわれていたが、人型を成していた。
どうやら通常時は人型らしい。
戦闘時には蠅型になるとか。
「ヒューヒュヒュヒュ……テメェには聞かなきゃいけないことがいろいろとあってだな……
ディアブロ共の居場所を教えてもらうぜ……ヒュヒュヒュ……」
「ヒャーヒャヒャヒャヒャ!ディアブロォ?ヒャハハヒャーハハハハ!ヒャハヤ!ヒャ!ヒャヒャヒャ!
何教えてほしいの?ん?ん?ヒャハハハハァア!そっか場所か。ヒャー!!!」
「うっせぇぞ蠅。ヒュヒュ……」
「アヒャアアア!そうかね?アヒャヒャヒャヒャ!」
もう駄目だこの人。話にならない。
どうすればいいかとか、そんなのを考えるより前に諦めることにしよう。
そうしよう。
「………お遊びはこれくらいにしておいて、で?ディアブロ共の居場所だっけ?ん?」
諦める前に飽きてくれたみたい。
よかったよかった。
「ヒュヒュヒュヒュ………そうだ。さっさと教えやがれ!クズが!これから超展開で何でもねぇよ。ヒュヒュヒュ!」
「あー、そうだなぁ。んー。こっから南に行け。そうすると忘れられた国というところがある。
そこの城が奴らの本拠地だ。でもその前に」
「「「その前に?」」」
「全員扉には入れ。俺が扉を作ってやるからヨ。ヒャハヤアア!ただ、弱すぎると死ぬぜぇ!」
え?マジすか?扉すか。
でも待て俺にはメインウェポンが少なすぎるぞ?
へたすりゃ死ぬんじゃないか?
「あー。そうだなお前はメインウェポンが無いんだったな。」
心を読まれてるのか。やっぱり悪魔はできなくちゃだめなのか?
「だめってほどでもないがあると便利だな。んで、んー。わかった。まず俺とシンクロして、その後ウェポンをやる。」
マジすか。
「ふむ。では遠慮なく。ウェポン発動!」
今度も白い魔法陣。
………今回は長いな。シンクロが長い。
………お。終わった。
「んで、さっさと開放してみろ。」
「お、おう。ウェポン“ベルゼブブ”!」
発動すると、大きな蠅が出現した。
「何だこれ気持ち悪いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!ああああああああああ!」
「これ俺じゃん。力の一部を都合よく抜き取れなかったのか?まぁよかったじゃん。マジでポ○モンみたいだぜ?」
いやいやいやいやいや。○ケモンにもこんなモロ蠅の奴なんていねぇよ。
可愛さの欠片もないじゃん。かっこよさもないじゃん。気持ち悪さだけじゃん。
でも、どこか威厳があるのは確か。けどこれはさすがに無い。
「うーむ。破壊力の方は問題ねぇと思うんだがよ。ヒャッハー!にしてもかっこいいぜぇえ!ヒャッハアア!」
「「「無い。」」」
「あぁ!?テメェらぶっ殺すぞ!?おぉ!?扉入ってこいよカスがァ!」
半ば無理やり扉の中に落とされた。
駄作だったろう?