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Guardian`s   作者: Radical
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No.1-1-事故死、退場、天使-

「今日からあなたは天使です」


***


中学二年生の夏の日、夏休みが始まって間もないころ、俺、紗衣純哉さいすみやは死んだ。


いきなり車に突っ込まれた。即死だった。


僕は死ぬ前にこう言われた。ある男が、俺の目の前に現れて


「今日からあなたは天使です。ということで、早速現世から退場しちゃいましょう。」


言葉の意味がよくわからず戸惑っていたら、車に突っ込まれた。


***


「うぉおおおい!ふぉおおおお!」


朝七時、俺は奇声と共に起床した。


変な夢を見た。俺が死ぬ夢。


いや夢ではない。今はこれが現実だ。


『天使』、正式名称は「守護者」もしくは「ガーディアン」らしい。


死んでから数時間後に此処、天に浮かぶ守護者達の城である【アウシ・アタ】に連れてこられた。


別に大きなロボットとかは住んでいないし、変な大佐もいない。


ちなみに此処は東京の空の上だが、一応見えないようになっている。


そして、いきなり白い部屋に投げ込まれ、いろいろな検査を受け、いろいろと調べ上げられ、いろいろと大変だった。


結果、【Aランク】と認定された。


研究者曰く、ガーディアンになった直後からAランクをもらえるのは非常に稀有であり、自分に誇りを持つべきらしい。


研究者が言うには、ガーディアンのランクには


Eランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランク、Sランク、SSランク、SSSランク


という8種類が設けられており、それぞれが役割を持っているらしい。


と、ここに来てからのあらすじとガーディアンの説明をしている間に、


新人研修の時間になってしまった。


研究者曰く、一番めんどくさくて、一番だるくて、一番うざいらしい。


研究者に


『キミはAランクだから、特にそう感じるかもね。もちろんEでもDでも、同じことさ。何しろめんどくさい』


とも言われた。


顔を洗い、歯磨きを済ませるとちょうど7時30分、一秒も遅れずに豪奢な鐘の音が鳴り響いた。


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