朽ちる事も出来ない自分は
よく人には突出した才能が必ずある。そういった言葉を耳にした事があると思う。俺は自分にも必ず突出した才能があると思って、音楽、テニス、サッカー、柔道、ボクシング、全てを試したがどれも突出した才能はなかった。父は会社を経営しており自分にもビジネスの才能があるのではと思ったが勉強はまるで駄目。コミュニュケーション能力もない。本当に何もない。ある日sns で見つけた絶対検索してはいけないグロサイトがあった。見るのは少々嫌だったが少し興味はあったので覗いてみた。人から溢れ出る血人が人をまるで道具のように扱い殺していく姿。悲鳴を上げる人間。そして呆気なく死んでいく姿。初めてだったこんなに高揚感を覚えたのは。普通は気持ち悪くなり見るのをやめ食事すらも喉を通らなくなるのが普通だと思う。ただ俺は違った。食事はいつも以上に喉を通り何もない人生に唯一の趣味、いやそれ以上のものが出来た。よく死体を処理するバイトなのがあるがそんなものじゃ興奮出来ない。俺は処理する側ではなくやる側だとそう思い込むだけで誰よりも強くなれる気がした。
2022年4月の出来事
俺はアパート暮らしずっと嫌いな奴がいる。それは隣の奴だ。大学生だろう夜中にずっと話し声が聞こえ何回も壁ドンしても治らない。出来ることなら殺してやりたい。そういう思考になり始めたのは確実にグロサイトを見始めてからだ。その日は仕事も終わり疲れが溜まっており風呂も入らずに寝ようとしてた。その時また奴の話し声が聞こえ始めた。もうたまらんと思い思い切ってそいつの部屋のドアを叩き黙れ!と大声を出した。するとバン!とドア開き中からそいつが睨みつきながら、なんやお前お前殺すぞと
一瞬で俺は頭がこれ以上なく熱くなり目頭には水が溜まり全身には力がみなぎり気づいた時にはそいつの首を絞め殺していた。これ以上ないほどの高揚感とそして怒りそして自分が憧れていたものになれた感じがし人生で1番の満面の笑みを浮かべていた。
初めて書いてみました。とりあえずここまでにしときます