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あね

作者: 秋葉竹


  


久しぶりに

戻ってきたら


あねが

出迎えに来てくれていた


ニカッて笑う笑顔は

3年前と

全く変わっていなかった


走りつづけると

よく知った街並みだった


気がつくと

海だった


あねは

いつも僕の云うことなんて

聴きもしないで

やりたいことを

やりたいときに

やりたいように

やるだけだろ


ハンドルは

いつも

あねが

握ってる


ちいさく

窓を開けると


潮の香りが

粒子になって

僕の鼻腔を

刺激する


大きな橋をわたるとき


夕刻のオレンジ色の光が


僕の黒目を濡らしそうになる



海が静かに変わらずに

いてくれるようにみえる


その

海だったら


狂おしいあなたへの想いを

いまは許してくれるよう


告げては

いけない


あなたへの

この想い







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― 新着の感想 ―
[良い点] このなりきりの設定は秋さんの過去作品で 読んだ記憶があります。 とても印象的だったので、、 なりきり詩もこんな風に真実味を帯びて 魅せるのはやっぱり北島マヤみたいな 迫真の演技で、、 はた…
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