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朱夏

作者: 西川 新

青空の中 堂々と佇む入道雲


吹き抜ける爽やかな風の()

素敵な風鈴の唄


川の穏やかなせせらぎの音

五月蝿(うるさ)いぐらいが丁度いい蝉の声




夏になったら何しよう?


海に行こうよ

君と一緒に


潮の香りを嗅ぎに行こう


ほら香り香るね

夏の香り

夏はすぐそこ 迫ってる




吹き抜ける風につられてやってくる

夏の香り もうここに

しょっぱい潮の香りと花火の匂い


夏になったよ 何をしよう?


祭りに行こうよ

君と一緒に


一夜(ひとよ)の思い出 作りに行こう


パッと光って輝くよ

夜空に現る一輪の花

夏はもうここ 君の隣に




巡り巡るよ季節は巡る

涼しい風と枯れゆく木々たち

今年も夏が終わっていく


夏が終わるよ どうしよう?


ひまわり畑に逃げよう

君と一緒に


夏の終わりから逃げてしまおう


一輪 二輪 三輪と

日輪草(にちりんそう)をかき分けて

君と一緒に去る季節から逃げてしまおう



一生 子供のまんまでいい

一生 このまんま君の隣でいい



お願い 待って

どうか止まって


ずっとこの夏のまんまでいいの


日輪草(にちりんそう)に囲まれて

しんみり 夏の終わりを感じたよ




すっかり消えた蝉の声

聞こえないさわやかな風の(おと)

こうべを垂れたひまわり畑


夏が終わった この瞬間


君と共に去ってしまった

今年 この夏 この瞬間



色とりどりの木の葉

涼しい風と秋の香り


巡り巡るよ季節は巡る

また訪れた秋と夏の思い出


こじんまり寂しい初秋(しょしゅう)


秋の始まり


頑張った詩ほど読まれないんだよね〜( ̄▽ ̄;)

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