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ティラノサウルスは〇〇好きか?

 「ばしゃばしゃあ〜!!ばしゃばしゃ〜!!」

 甘い匂いが漂う中、ロリタルネは浴場のお湯で遊んでいた。

 泳いでいるわけではなく、桶ですくって自分にかけるのをただ繰り返しているだけだが。

 エリカは結んでいる髪をほどき、肩まで伸びた髪の毛をお湯に浸しながら、ゆっくりと疲れをとっていた。

 「ふう〜〜」

 まるで今日の騒動が嘘であるかのように、彼女は安らいでいた。

 より具体的にいうなら、水魔法により冷え切った体がゆっくりと着実に暖められていくのを肌で感じ取り、ただただ抵抗もなく、温かいお湯に身を委ね、側から見たら眠ってんのかというくらいに目を閉じていた。

 隣に陣取るレイ・ホミッドは、さっきからエリカの胸部のエベレストに刺すような視線を向けながら、自分の胸部のウィチプローフを見比べていた。

 なんだろう、めっちゃ嫉妬の炎が湧き上がる。

 何を食べたらFカップになれるのか?

 よし、来月の研究論文のテーマはこれでいこうかなどと考えていると、その視線に気づいたエリカが聞いてきた。

 「あの、何見てるのかしら?」

 突然の問いかけに肩をビクッと振るわせて、若干彼女から目を逸らし、

 「へっ!?あっ、いえっ、その、なんというか・・・大きいなあと・・・」

 「ふーん」

 エリカは特に気にする様子もなく、浴場から上がろうとする。

 よくよく見たらケツもなかなかじゃねえか。

 風呂場から出ようとする彼女にレイは真剣な顔で質問する。

 「あの、どうしたらそれくらい大きくなれるんですか?」

 レイもフアリ先輩から伝授された方法を毎日試しているモノの、全く効果がない。

 先輩だから信用してみたモノの、よくよく考えてみればフアリもAAAカップだ。

 貧乳中の貧乳。

 ウィチプローフどころか日和山にも満たないじゃあないか。

 しかもあの先輩は意地悪だ。

 情報が全くの嘘という可能性も捨て斬れない。

 というわけでガチの巨乳のエリカに聞くのが一番だと判断した。

 燦然と輝く視線を向ける貧乳銀髪少女レイに対して、エリカはこう返した。


 「いや、特にそんな特別なことはしてないし、ただ過ごしてたらこう


 エリカの言葉が途中で途切れたのは、嫉妬に駆られたレイが掴みかかったからだ。

 「そおおおおおいう「なんかすごしてたらこうなりましたー」みたいなのがいっちばあんムカつくんじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 「うおおお貧乳と巨乳の大戦争のゴングがなったあ!!でも私ロリタルネは将来有望の身だからエリカ姉の味方をしてみるー!!」



 風呂場うるせえな。

 俺は今自分の部屋で、クソ女神と対面していた。

 薄暗い空間の中、廊下のシャンデリアの光だけが頼りのこの部屋で、俺のベッドで寝転んでいやがるクソ女神だ。

 知識神ドギュベル。

 あいも変わらず人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべてやがる。


 「俺がいつてめえの旦那になったよ」

 「ひどいわ!!子供だっているのに!」

 「いねえよどこの平行世界の話していやがるんだボケカス!!」


 クソッ、いわゆる想像妊娠ってやつなのか!?

 まあそんなことはどうでもいい。

 俺はとりあえずローブを脱いで壁にかけると、床にあぐらをかいた。

 あぐらっていう姿勢、意外と楽だな。


 「てめえ今日はどういうご用件だ?」

 俺は威嚇するように質問した。

 「ではひとつ質問いいかしら?」

 「ああ」

 

 俺は小さく頷いた。

 まあどうせロクな質問じゃあねえこたあわかりきって

  

 「貴方ってロリコン?」

 「は?」

 

 

 

 

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