手がかりは?
最初の呟きから、3日。
何も返答はない。今日も呟いてみるか。
━申合せ施行人 至急連絡ください ━
フォロワーもいないし、誰に届くわけでもないのか。
次の方法を考えないとならないな。
もう、何度手紙を読み返しただろう。
たった一つの手がかりは、もう一人の施行人と呼ばれた「青島栄治」さんという名前だけだ。
名前を突然呟いてもいいものだろうか。
しかも、西方に住んでいる。
ここから、西方ということか。親父は転勤族だったため、現在は京都に暮らしている。
ここから、西方。
日本地図を思い返しても、どこまでの範囲なのだろう。
京都市内なのか、
それとも九州までの範囲で探せということなのか。。。
その作業を考えたら、何も考えられなくなりそうだ。
でも、親展で来た僕宛の手紙である。相手は僕の素性を知っているんだ。
そして、僕は何かを成し遂げなければならない。
手紙が届いて3日、そのことは理解した。
手がかりは自分で探さないといけないのか。
差出人は不明だ。大きな四角の中に小さな四角が二つ並んでいる。
そんな判子が押されているだけだ。
これだけじゃ、何も分からない。仮に家紋だとしても、その家を特定するのは難しいだろう。
切手は貼ってあるが、消印は押されていない。
もしかしたら、直接家のポストに投函されたのかもしれない。
そこまでする必要があるのか?
いや、僕の家は特定されているんだ。
親父は、僕に何を伝えられなかったんだろう。
そのとき、メールの受信音がした。「Eさんにフォローされました」と表示されている。
これはもしや。。。




