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歯車
私は、帰宅してから、毎日が楽しくてしかたなかった。まるで、何年か前の、彼氏が私に尽くしてきた日々を勝手に想像していた。
仕事が終わると、勝手に彼にメールして、返してこないことに悩みはじめた。彼の友達にも、電話しまくっていた。
男と女の歯車が狂い始めた。
蝉が鳴き始めたある日、私も、年上男子の気持ちがわからずに悲鳴をあげた。そして、二人の男性から、声をかけられた。私は、断りながら、不甲斐ない気持ちになった。
そして、四人は会う日となった。まさか、こんな日を迎えるとは、誰も思いはしなかった。
とても、暑い夏の日で、青空が広がっていた。女子が彼らのまつ地元へ行った。少しずつ、気持ちは下がる。