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にわか雨
彼と初めのセットしてくれたアベックと、四人で、休みをあわせて、あった。罪悪感一杯だった。なぜ彼を信じなかったの?
お天道様も私を見下したかのように、急ににわか雨を降らした。
私は、償うように、彼との時間を楽しく過ごした。みんなと、その時間を満喫した。まるで、もう、二度とみんなに会えないのを予知したかのように。
彼は、男らしかった。そして、輝いていた。それは、なぜだったんだろう?
私の罪意識からか、それとも、彼が早く嫁が欲しかったからか。
人間の欲は、こんなにも、人を変えるものなのだ。それは、この時の私は、知る由もない。
次にあう約束をしたのは、私のお誕生日だった。
ここから、私達は、なにかをかけて、お互いが背を向けて走り去って行くのであった。