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刺客
次には会えるのだろうか。私の中には、そんな感情が、心の底から土から芽が映えるかのように、沸き上がった。何度もメールの問合せをした。
ありがとう。またね。
彼からは、これ以上、これ以下のメッセージは来なかった。
「なんだ。遊びか…」日常へ戻る。裏で動く物事など、知らずに、私は、他の男性に愛されてしまった。そのある日、のっぽ君から、メールがきた。私は、何も感じなくなっていた。むしろ、のっぽ君の顔すら、声すら、覚えてなかったかもしれない。
デートコースを相方と練り上げたんだ。この中から、選んで欲しい。また、君に会いたい。
信じられなかった。私をまだ、思っていたの?私は…
もう、すでに彼とは距離が産まれた。